さて今回は、AudioNirbana(オーディオニルバーナ)の新シリーズ、Classicのモデルと、先月の真空管オーディオフェアでデビューを飾ったMM-191Mについてお話をしたいと思います。
まず真空管オーディオフェアでデビューを飾ったMM-191Mですが、従来のモデルMM-191Tよりも高さも低く小型なエンクロージャーです。

うちのお客様の中にも真空管オーディオフェアに出かけられた方もいて、ハセヒロ工業様の新シリーズMM-191M+Audio Nirvana 'Super 8 Cast Frameの組み合わせを試聴され、
「とてもクリアーな音でかなり良かったよ」
というお話もお聞きしております。

(こちらの様子は画像をクリックしていただくとご覧いただけます。)
このモデルの発案者はハセヒロ工業様の常連のお客様で、私のところからAudioNivanaも買っていただいた方です。
この企画が出たのはかなり前の事でしたが、MM-191Tでは大きくて重いという事もあり、もう少し小型で使いやすく、しかも音質的にも優れたものというコンセプトを掲げられ、数年の年月を経てようやく形となりました。

完成度も相当高そうで、真空管オーディオフェアでの評判もかなり高かったらしく、音質的にもかなり期待が持てそうですね。
そんな中、以前にもブログでご紹介しましたようにAudioNivana(オーディオニルバーナ)に新シリーズが誕生いたしました。

Audio Nirvana 'Classic 6.5 Cast Frame(詳細は画像クリック)

Audio Nirvana 'Classic 8 Cast Frame(詳細は画像クリック)

Audio Nirvana 'Classic 10 Cast Frame(詳細は画像クリック)
従来のAudioNirvanaの特徴であるデュアルコーンと銅のイコライザーの顔つきから、シンプルなシングルコーンのセンターキャップ式に変更されています。
高域特性を改善するためにデュアルコーンを採用するフルレンジユニットも少なくないですが、AudioNirvanaは鮮やかなキレのある高域を奏でることができ、その辺りにもこのユニットの魅力があります。
ただ人によっては煩く感じてしまうこともあり、そこで好みが分かれる場合もございます。
今回新しくシリーズ化されたClassicシリーズは、基本的に同じフレームや磁気回路を流用し、シンプルなシングルコーンを採用しているものの、本来持つ素性の良さから高域も綺麗に伸びたユニットです。
AudioNirvanaのデビットさんも自信作だと話しているくらい、より自然な音色を奏でます。
既に数名のお客様に収めており、その評判はとても好評価でありましたが、この度ハセヒロ工業様からAudio Nirvana 'Classic 8 Cast Frameのご注文を頂き納めさせていただきました。

(画像をクリックしていただくと、ハセヒロ工業様の試聴ブログをご覧いただけます)
従来型のAudioNirvanaとは同一線上であるものの、そのキャラクターは従来型とは異なる面もあり、音楽ジャンルや音の好みでユニットを選択してみるのも面白そうです。
またAudioNirvanaの従来型の場合、マグネットによる音質の違いも楽しめるところもあり、より楽しみの選択肢が増えてきます。
Classicシリーズも、将来的にはアルニコやネオジウムのシリーズ化を考えているそうですので、またまた楽しみが増えそうです。
ハセヒロ工業様の試聴記に関しましては、上記の画像をクリックしていただくとご覧いただけますが、試聴記を何度も読み返すよりも聴いてもらうのが一番ということで、来年にでもエレックスでハセヒロ工業様のデモ機の試聴会を開催したいと考えています。
エレックスとしても、ハセヒロ工業様のMM-191Tの大型エンクロージャーに、L-Cao FA8を組み合わせたシステムを作る予定でいます。

(画像はハセヒロ工業様で制作されたスペシャル仕上げですので、既存の製品とは仕上げが異なります)
これをどのよう仕上げるか、その辺りに関しましても随時ブログでご紹介の予定です。
それでは今回はここまで、また次回楽しいお話をしたいと思います。
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さて今回はハセヒロ工業様から、視聴室の画像を送っていただきましたのでご紹介いたします。


エンクロージャーはハセヒロ工業最大サイズのMM-191Tに、Audio Nirvana 'Super 8 Cast Frameを搭載した姿です。

通常一般的なバックロードホーンのエンクロジャーは、バックキャビティーが非常に狭いため、大型で奥行きのあるアルニコマグネットを搭載したユニットの場合、マグネットの逃げをくり貫いて作ったり、またバックロードの音道で増幅される独特な低域の質感の影響から、バックロードホーン向きとされるユニットの仕様が望まれることが多いものです。
そのため一般的に人気の高いフォステクスのユニットやエンクロージャーの組み合わせ、自作派に絶大な人気の長岡式などのバックロードホーンが一般的ですが、やはり使用されるユニットとしては、フォステクスのユニットなどが非常に多いものです。
もちろんその他の一般的ユニットでもバックロードホーンに組み込むことは可能ですが、振動系が重く、小型でコンパクトな密閉箱でも、量感豊かな低域を出すユニットの場合、バックロードホーンとの相性は良くなく、ボォワァンボォワァンと音楽を聴く以前の話にさえなりかねません。
その点ハセヒロ工業のエンクロージャーは、一般的なバスレフや密閉箱に入れて鳴らすユニットとの相性も良く、バックロードホーンとは思えない自然な音質を楽しむことができます。
ただそのような寛容な性格とはいえ、小型エンクロージャー向きの振動系の重めなユニットは相性がいいわけではありませんので、口径の割に大型のエンクロージャーで朗々と鳴らすような軽量振動系のユニットの方が相性が良いいようです。
さて話は戻りますが、ハセヒロ工業のエンクロージャーと、Audio Nirvanaのユニットは相性がいいようです。

強力な低域と切れ味の良い中高域の織り成すサウンドはご機嫌で、各音のエッジがしっかりと立ち、緻密な表現も得意とするものです。
画像のユニットはAudio Nirvana 'Super 8 Cast Frameでマグネットの奥行きが薄いタイプですが、コンパクトなマグネットのネオジウムマグネットモデルはもちろん、マグネット奥行のあるアルニコマグネットモデルも搭載できます。


バックロードホーンの音といえば、ドッカーン!ガッツゥーン!という音ばかりが強調されてしまうのも珍しくなく、もう音楽を聴くより音を楽しむためのシステムというのも多くありますけど、ハセヒロ工業のバックロードホーンは、音楽を楽しむためのバックロードホーンともいえます。

もちろんユニットの良し悪しに大きく左右されるのは言うまでもございませんが、自作して出来上がるだけで満足してしまう世界よりも、楽しく音楽を聴くために自作するというのも楽しいものです。
ということで今回はここまで。
また次回楽しいお話をしたいと思います。
今回は、最近問い合わせの中でも比較的多い事なのですが、AudioNirvanaのフルレンジユニットには、アルニコマグネット、ネオジウムマグネット、フェライトマグネットの3種類の磁気回路を持つユニットがあるのですが、それでどれが音がいいの?というような質問が多く寄せられます。
AudioNirvanaの場合、3インチ~15インチという口径別でも音の違いがあるわけだし、同軸2ウエイタイプもありますから、同じオーディオニルバーナのユニットだからといって、どれもが同じ音というわけにはいきません。
今回はそのような中で、マグネットの違いによる音の傾向の違いについてお話をしようと思います。
さて昔からオーディオを趣味にされてきた方にとって、音に良いユニットの代名詞として言われている磁気回路はアルニコマグネットの磁気回路になります。
大昔はほとんどアルニコタイプの磁気回路のユニットが主流でしたが、原材料のひとつでもあるコバルトの価格高等に伴い、多くのメーカーが価格的に安いフェライトマグネットへと移行してしまいました。

この流れはオーディオマニアに人気の高いブランドでも同じで、JBLやALTEC、TANNOYなどの人気ブランドもその例に漏れず、軒並みフェライトマグネットモデルへと移行した経緯があります。
しかし市場は正直なもので、磁気回路のスペック上はアルニコマグネット時代と変わりがないか、中には優れたスペックのものもありましたけど、実際に音のよさを感じるのはアルニコマグネットタイプのほうで、そのあたりが人気を二分する流れとなった事もあります。
さてそれでは一体どのように音がいいの?というような話をしたいと思います。
それではまずはじめにアルニコマグネットタイプについてお話をします。

アルニコマグネットの特徴のひとつに、透磁力という磁気抵抗の少なさがあります。
これは磁力のスムーズな流れを意味し、トランジェント特性や制動性に優れ、緻密で繊細な表現力を得意とし、つややかな音色を奏でるところから、そのあたりが昔から音のよさとして評価されてきたところです。
またフェライトマグネット型のような外磁型ではなく内磁型となるため、外部に対する磁束もれも非常に少なくなります。
一般的に総磁束や磁束密度という表記でスピーカーの磁気回路のスペックが現されますが、これが意外と落とし穴で、これを見れば磁気回路のおおよその性能の見当はつくものの、これが優れているからといっても、必ずしも音が良いスピーカーと限らないところがオーディオの難しさです。
さてそのようなアルニコマグネットですが、やはり永久磁石のスピーカーとしては、音質的に優位なのは間違いありません。
ホールに漂う空気感や、楽器や声が震わす微細な空気の振動の表現力など、このあたりに透磁力の優れた面が現れやすいようです。
そのためジャズやクラッシックを中心としたアコーステック楽器の音の質感や、ボーカルの艶やかな声などの表現力にも優れていますので、このようなジャンルを中心に音楽をお聞きになる方にはお勧めといえます。
もちろんアルニコマグネットだから必ずしも音がいいというわけではなく、振動板との相性など、音質を決定する要素はほかにもたくさんありますので、これはひとつの傾向として捕らえてください。
アンプやケーブル類などに固有の個性が少なく、ソースの音を自然に表現できるシステムとの相性がいいのも特徴で、音源の音を原音に近い状態で聞きたいという場合にお勧めできます。
さて次はオジウムマグネットです。

最近高性能スピーカーにこぞって採用される事が多いこのマグネットは、永久磁石最強といわれる強力な磁気回路が特徴です。
そのためアルニコマグネットやフェライトマグネットと比べても、小型でシンプルでありながらそれ以上の強力な磁力を発します。
音質的には音をくっきりと際立たせたメリハリを感じさせる音質が特徴で、超強力な磁気回路が織り成す音の傾向としては、ややアップライトな傾向を示す事から、相対的に鮮やかな音色に聞こえます。
たとえばオーディオ店などでの試聴をした場合、一番目立ちやすく聴き取り易い音色傾向を示すのも特徴で、多くの方にとって目立つ音を示す傾向があり、また良い音として感じやすいものといえます。
アンプなどの他の機材の音色がややソフトな音の傾向の場合、それらを改善するための手段としてもお勧めできますし、とにかくくっきりとした音色が好みの方にもお勧めできます。
エネルギッシュで切れ味がいいので、近年録音された音楽ソースとも相性がよく、たとえばAKB48やモモクロZみたいなアイドルものだってゴキゲンに鳴らしきる事もできます。
また音響環境の良くないカーオーディオの分野でも、音質改善の秘策として、ネオジウムマグネットのユニットはお勧めできます。
ただアルニコマグネットと比較した場合、音の際立ち感は優れているものの、繊細な空気感やホール感のような微細な表現という点では、わずかに及ばない面があります。
これは透磁力という点ではアルニコマグネット及ばないところが音として現れてくる面かも知れません。
さて最後にフェライトマグネットのモデルについて。

フェライトマグネットモデルは、比較的低価格ユニットにも数多く採用されている事から、一般的に最もなじみのある時期回路といえます。
薄いドーナツ型のマグネットが特徴で、外部の磁性体に反応するなど、外部への磁束漏れも非常に大きい磁気回路です。
それに磁気回路のスペックとしてみた場合、他の磁気回路に見劣りする事はありません。
さてその音の傾向ですが、フェライトだからといって絶対悪いというわけではありません。
アルニコマグネットが繊細にチューニングされたレーシングエンジンだとすれば、ネオジウムマグネットはターボやスーパーチャージなどの過給機でブーストされたような傾向で、フェライトマグネットといえば、大型マグネットの場合は大排気量エンジンのようなものかもしれません。
繊細さやしなやかな表現力はアルニコマグネットに及びませんし、クッキリとした際立つ音が得意というわけではありませんけど、大型フェライトマグネットの場合、力強さや馬力感を感じさせる傾向になります。
しかし最大限の特徴は、なんと言ってもそのコストの安さではないでしょうか。
オーディオマニアの誰しもが、微細で繊細な表現力まで求めるわけではありませんし、切れ味鋭くクッキリとした音色でなければならないというわけではありませんから、現実的にフェライトマグネットの音で十分という方も意外と多いのではないでしょうか。
もちろん音を決定付けるのは磁気回路だけではありませんし、振動板やエンクロージャーなど他の要素も比重が大きいし、アンプやケーブル、音源となるソースの音質などを考えると、磁気回路の違いは総合的な音の一部でしかありません。
たとえばAudioNirvanaの場合、その口径の違いでも音の傾向も大きく異なってきますので、どのよううに音楽を聴き、どのような音を求めているのか、それによってその選択肢が変わってくるものです。
今回磁気回路の違いによる音の傾向について話しましたが、磁気の専門家からすれば異論が出る事もあるかもしれませんし、マニアの方によっても、その捕らえ方に違いがあるかもしれません。
だからこれは音がいいとかあれは音が悪いなんて話はしません。
その求める要求を満たす事ができれば、どんなシステムだって世界最高のものになるものです。
と、ついつい話し込んでいるうちに長くなってしまいましたので今回はここまで。
また次回楽しい話をしたいと思います。
前回は様々なエンクロージャーで鳴らされている、世界のAudioNirvana(オーディオニルバーナ)の珍しいエンクロージャーをご紹介しました。
前回もお話しましたように、協力店のエレックス様のオリジナルホーンも、AudioNirvanaのホームページでご紹介されていました。

このホーンにはAudioNirvanaの20センチアルニコマグネットモデルが搭載してあり、ホーンの形状からフルレンジ的な鳴らし方は難しいのですが、マルチウエイとしてシステムを構築するのも楽しいもので、コンパクトで手軽にホーンの音を楽しめます。
AudioNirvanaのデビットさんに先に紹介したホーンの画像を送ったところ、大変美しいホーンですねと返答があったものです。
こちらのホーンも販売予定との事ですので、興味のある方はエレックス様にお尋ねください。
という事で、前回ご紹介し切れなかった世界のシステムのご照会の続きをしたいと思います。


これはバックロードホーンの一種です。
スリムで縦に長いデザインが特徴的ですね。
高さの制約がないのであれば、このようなシステムも面白そうです。
さて次は、

これまたデザインの素晴らしいしシステムですね。
誰かの顔(たぶん有名人)がこちらを睨んでいます。(笑)
ユニットの表面上の面構えも、リング状にフレームカバーを取り付けていますので、このような処理をするのも概観上の雰囲気が変わりますね。
さて次は、

素敵な彫刻や花瓶を載せるようなおしゃれなデザインのスタンドに、素敵なデザインのエンクロージャーが乗せられています。
このようなデザインに拘りをもてるのも、既製品では味わう事のできない自作のメリットですね。
さて次は、

2分割方のシステムで、大口径ウーハーで低音域を拡大し、それ以上の音をAudioNirvanaのユニットで受け持たせているようですね。
フルレンジユニットというと、スーパートゥイーターを追加した2ウエイシステムを良く見かけますが、これはその逆を行くシステム構成です。
さて次は、

サランネットを付けていれば、TANNOYのウエストミンスターがダイエットして、スリムな姿になったようなシステムですね。

こんな素敵なデザインのアイデアも、やはり自作だからこそ達成できる世界です。
システムの詳細は不明ですけど、これでバックロードホーンだったとしたら、朗々とした低音を響かせる素敵なシステムになりそうですね。
さてお次は、
あれ?これもどこかで見かけたTAN〇Yのウエストミ〇スターの色違い?

ライトトーンの色調で、木目がくっきりとした美しいエンクロージャーですね。
でもこれウエストミンスターではありません。
ユニットもTANNOYではありません。
使われているのはAudio Nirvana 'Super 15 Coaxial' で、AudioNirvana唯一の2ウエイ同軸ユニットです。

AudioNirvanaのユニットといえば、比較的明るめのからっとしたサウンドという評判で、音の傾向はALTECに近いイメージもあり、音楽の相性としてはジャズなどにはうってつけという話もあります。
もちろんそのような評価は正しいのですが、実はクラッシックを鳴らしても、各パートがどのような演奏をしているのかなどのような分解能も非常によく、繊細な表現力も兼ね備えているため、フルオーケストラなどを鳴らしても、素晴らしい音を奏でるのです。
エンクロージャーによってユニットの音も大きく影響を受けますから、上の画像のように、ウエストミンスターのようなエンクロージャーに入れると、おそらくTANNOYの雰囲気を持つ音を奏でるのではないでしょうか。
前回と今回と2回に分けて、世界で鳴らされている個性豊かなAudioNirvanaのシステムをご紹介してきましたが、おそらく比率的にはスリム系のバスレフBOXなどで鳴らされている方が一番多いのでしょうけど、これらの形はある意味昨今の流行ともいえます。


スリムなデザインであれば置き場所もそれほど苦労しませんし、見た目的にもすっきりします。
でもAudioNirvanaを鳴らされている方の多くのシステムは、ユニット口径の割りにエンクロージャーの容積が比較的大きいもので鳴らされているのが多いのです。
小さな口径で非常にコンパクトで低音がブンブン出るぞという最近のユニットの傾向とは逆で、コンパクトなシステム構成向きではありませんが、音楽を見事に表現する能力に関していえば、卓上スピーカーでは到達できない見事な音楽を楽しめるものです。
世界中で鳴らされている素敵なシステムを見ていると、こんなデザインでこんな風になんていう妄想ワールドへ突入してしまいます。
と、そんな妄想抱いていないで、いい加減ダンボール卒業しろという声も聞こえてきそうですね。(笑)
という事で今回はここまで。
また次回楽しい話をしたいと思います。
前回のブログでは、FIDERIX(フィデリックス)の現行品である、ボリューム付きデジタルパワーアンプの(セレナーテ)を紹介しました。
本来ならプリアンプ機能を持つFIDERIXのカプリースをご紹介するところですが、最近AudioNirvana(オーディオニルバーナ)のフルレンジに関するお問い合わせも多いため、今回は久しぶりに世界のAudioNirvanaユーザーさんがどのような鳴らし方をしているのかお話をしたいと思います。
最近の自作派の主流といえば、長岡式に代表されるフォステクスのユニットを使ったシステムも根強い人気がありますけど、PCオーディオの普及に伴い、ミニチュアのような卓上コンパクトシステムを組む方が増えています。
ユニットも数千円と安価ですし、コンパクトで小さいため工作も楽ですし、コストも安く手軽に手を出せるところが人気なのでしょうね。
そのような楽しみ方もオーディオの楽しみ方のひとつでもあります。
もちろんそれも楽しいのは間違いないのですが、長くオーディオを楽しまれた方にとっては、お遊びにはなるものの、本腰を入れて楽しめきれないのも事実です。
音が出る事に関しての機械としてみれば問題なくても、音楽を再現する芸術的要素を表現できるような、楽器に近い観点で見ると、なにか物足りない面も気になるものです。
AudioNirvanaの場合、ユニット単体のみでシステム完成品がないので、ユニットを手に入れた後は、エンクロジャーなどを製作するなどして用意する必要があり、そのような意味では自作派向けになりますね。
うちのようにダンボールスペシャルというのはさすがにいないでしょうけど、今回は世界中で鳴らされているAudioNirvanaをご紹介したいと思います。
まずいつもお世話になっているエレックス様の小型ホーンですが、これはAudioNirvanaのホームページ上にも掲載されております。

この画像は以前私がデビットさんのところへ送ったものです。
さて今までも様々なオーナーさんのシステムが掲載されていましたが、エレックス様のシステムをはじめ、新たに掲載されたものの中から、ちょっと珍しいものをご紹介していきたいと思いますので、皆様の自作のための参考にしてみてください。。

裏の構造がどのようなものかは確認できませんが、素敵なデザインの2ウエイシステムですね。

これはバックロードホーンの一種で、以前ローサのユニットを用いたシステムを作った人がいましたので、それを参考に製作されたのでしょう。

これは往年の名機のように、コーナーに置いて低域を積極的に引き出すシステムを参考にしたようです。

これはオートグラフのように、フロントホーンとバックロードホーンを組み合わせたものでしょうか。

どここか見覚えのある面構えです。

そうTAN〇OYのそっくりさん。
しかもユニットはAudio Nirvana 'Super 15 Coax'の2ウエイ同軸ユニットですから、ユニット構成までそっくりというわけです。
でも・・・本家より良かったりして・・・(笑)

暖炉が素敵なリスニングルームに、多角形のエンクロージャーのシステムですね。

エンクロージャー内部の定在波対策には優れていますが、製作は大変かもしれません。

これはAudioNivanaのユニットをダブルにしたシステムですね。
ほかにもまだまだたくさんありますので、残りはまた次回ご紹介していきますね。
自作というとやはり箱を組み立ててというのが簡単ですし、時間も手間もお金もかかりにくいのは間違いないのですけど、こうしてみると、皆さん取り組み方が半端じゃないですね。
すべてが自作というわけではなく、中には専門の業者さんに製作を依頼されている方もいるのでしょうけど、AudioNirvananのユニットは、このようにコストをかけだけの価値があるのも事実ですし、その効果が如実に現れる優れたユニットです。
そうなるともう世界の名機といわれる既製品など、霞んでしまうくらい魅力的なユニットです。


うちのシステムもダンボールスペシャルは卒業して、へっぽこ粗悪な木材のウッドスペシャル(一部ダンボール)へと昇格しましたけど、これももうじき本格的ウッドスペシャルへ変貌の予定です。
ダンボールスペシャル時代でさえ、聞く人の度肝を抜くほどのパフォーマンスを持っていますから、その音楽再現力は相当レベルが高いユニットです。
もちろん音の好みが人それぞれあるわけですから様々な音があっても当然ですけど、AudioNirvanaは、音楽が聴ければいいという程度の方にはその良さは見つけられませんけど、深く音楽を聞き分けられる敏感な感性をお持ちの方であるほど、そのよさは理解できるものかもしれませんね。
とついつい話が長くなってしまいますので今回はここまで。
また次回楽しい話をいたしますね。
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