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Author:オーディオエレックス
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L-Cao + ハセヒロバックロードホーン

さてさてしばらくブログの更新をさぼってしまいましたが、今回はL-Caoというフルレンジユニットの話をします。


今までも何度かL-Caoのユニットを紹介したことがありますから、覚えている方もいるかとは思いますけど、JBLやアルテック、タンノイみたいなブランド力もございませんから、オーディオマニアの方にとっては気にも留めないかもしれませんね。

L-Caoについては何度かご紹介してきましたのでメーカーの詳細等は割愛させていただきますが、今回はL-Caoユニットを搭載したシステムについてご紹介したいと思います。


まず今回は、ホーン音道が曲線で構成され、自然で音楽性豊かな音を奏でることができるハセヒロ工業様のシステムをご紹介させていただきます。

ハセヒロ工業様は先週末も秋葉原のコイズミ無線様で試聴会を催され、猛暑の中多くの方が訪れたそうです。
詳細はこちら

うちのお客様でもハセヒロバックロードホーンをお買い上げいただいた方で、ユニットをL-CaoFA8に変えられた方がいらっしゃいました事は、以前のブログでもご紹介いたしました。

lcao1_201407291601434b9.jpg

世の中には数多く高額なスピーカーシステムがあるけれど、これを聴いちゃうと他に目移りしないとオーナー様も仰るように、その素晴らしい再生能力や表現力にご満悦でした。

そのお話をハセヒロ工業の社長様にお話ししたところ、非常に興味津々だったのです。

そうしたらこの前ハセヒロ工業様からL-CaoFA8のご注文を頂き納めさせていただきました。

その後社長様からご連絡を頂いたのですが、

「今まで様々なフルレンジを聴いてきましたけど、いやぁ~何とも言えない色気がある」
「音楽を聴くのが楽しくなってきました」

など、とても気に入っていただけたのです。

これはご紹介した私としても大変嬉しいお話ですね。

個人的にもL-Caoのパフォーマンスの高さは周知の事とはいえ、長年専門でやられてきたベテランの方からその素晴らしさを褒められたわけですから、嬉しくないはずがありません。

そしてつい最近ハセヒロ工業様のブログにもご紹介いただいたのです。
詳しくはこちら

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ハセヒロ工業様の試聴室を訪れたマニアの方々にも好評らしく、なおさら嬉しい限りです。

002.jpg

メーカーではエンクロージャー入りのスピ-カーシステムとしての製品もあるのですが、海外からの取り寄せの場合送料が非常に高額になってしまうため、基本的にL-Caoの製品はユニットのみの販売になります。

そうなるとどのような鳴らし方がベストなのかという問題にぶつかります。

自作派の方なら様々なアイディアを駆使して、素晴らしいエンクロージャーに収めて鳴らすことも可能です。

しかしオーディオマニアといえども多くの方にとっては、自作というとやや敷居が高いのも事実です。

自作派の方にとってはそんなの簡単だよと言える事柄でも、やはりどうしていいか悩んでしまうものです。


そのような点でいえば、同じ自作といってもハセヒロ工業のバックロードホーンは組み立ても簡単で、しかも加工精度も大変すばらしいため、組み立て家具を作る感覚で組み上げることができます。

しかもバックロードホーン特有の癖のある鳴り方ではなく、極めて自然な音楽を聴かせてくれます。

もちろんどんなユニットでも良いというものではありませんけど、L-Caoのユニットとハセヒロ工業のエンクロージャーの組み合わせは相性が良く、しかも素晴らしい音楽を奏でることができるシステムとして、世の中の名機達でさえ霞んで見えるかもしれませんね。


と今回はここまで。

また次回楽しいお話をしたいと思います。

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ハセヒロ工業バックロードホーンその2

前回ハセヒロ工業様のバックロードホーンに、AudioNirvanaのユニットを入れた製品のご紹介をいたしました。

現在ハセヒロ工業様の試聴室でお聞きになることも可能ですので、ご興味のある方はお尋ねください。

http://www.hasehiro.co.jp/jyonnobi/jyonnobi.html



さて今回は、ハセヒロ工業様のバックロードホーンキットをお求めいただいたお客様から画像を送っていただきましたのでご紹介したいと思います。


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こちらのエンクロージャーはハセヒロ工業様のMM-191Tという最大サイズのエンクロージャーです。

0mmm-191ta.jpg

はじめは安価に始めるつもりでフォステクスのユニットを入れていたそうですが、聴いていてかなりの部分に物足りなさを感じたとのことで、ユニットの変更を希望されました。


お客様にお話を聞いたところ、フォステクスでもボーカルなどであればある程度良い音で聴けていたものの、クラッシックなどの編成の大きいやつを聴いていると、各パートが団子状態で不鮮明に感じ、ジャズなどもハジケル感じも乏しいという事でした。


ガツンとした力強さや鮮やかな鳴りっぷりというのであれば、AudioNirvanaもお勧めのユニットですが、聴き方によってはやや大味気味な感じにも聞こえる面もあり、より繊細で緻密な音と、朗々とした表現力を求めたいという、かなり難しい要求です。


このような方向性を持つユニットにはローサーなどもございますが、やや神経質で値段もサイズを考えるとかなりの高額です。


そこでそのような方向性を同じとしながらも、より自然で表現力豊かなユニットとしてL-Cao FA8 Alnicoをお勧めしたのです。

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黄色みがかったベージュ色の振動板は、和紙のように紙の繊維がよくわかるような表情をしています。


前にもこのユニットに関してご紹介しましたけど、音を大きく左右する振動板の基本設計はダイヤトーンのP610があったそうで、独自の緩いコーンカーブや振動板の剛性バランスを再現するため、あえて振動板は手漉きのハンドメイドで作られるそうです。


P610のアキレス腱ともいえるエッジ部分はフィックスドエッジに変えられ、そのエッジ部分も一体で形成されていますが、振動板の動きを妨げないように厚みを薄く整形されていることからも、かなり研究に力の入ったユニットです。


さらにP610の優れた音質を超えるため、鉄板プレスのフレームも剛性を高めるアルミキャスト製となり、磁気回路もより強力なAlnicoマグネットへと変更されています。


実際L-Caoのユニットを小さなバッフル版で試聴された方々も、その表現力の高さに一同驚くほどで、その見た目の奇抜さとは裏腹に、しっとりとした表現から切れ味鋭い音色まで再現できる優秀なユニットです。



話がかなり脱線してしまいましたが、お客様のシステムに話を戻しましょう。


普段聞かないときは振動板保護のため、ちょうど良い大きさの保護ネットを被せています。

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今まではサンスイのアンプで駆動していたようですが、最近はスペシャルチューンを施されたSTERO誌の付録の小型ラックスデジタルアンプで聴いているそうです。

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これはオーナー様から頂いたコメントですが、

「本題の音の方ですが、相変わらず(前のユニットFE208も)ボーカルが良いです。多分、エンクロージャーに由るところが大きいの思いますが、さすがのL-cao、前のと比較にならない位声の艶があります。音の解像度も非常にあり、低音から高音までバランスがとれていて、何所かが協調し過ぎたりはしていなく、それでいてアルニコらしく押して出てくる音になっています。
オーディオ素人の私の耳による主観ですが、文章にするとこんなところでしょうか」

とかなり満足されている様子です。


高額なオーディオ機器を揃えたハイエンドマニアの方から見れば恥ずかしいと、このオーナー様は仰っておりますけど、ハセヒロ工業のバックロードホーンとL-Caoの組み合わせはある意味最強で、抜群の音を楽しめると話していました。

世の中には高額なスピーカーや有名なスピーカーの名機は数多くあるものの、そのような他の物には全く目移りすらしないと、このオーナー様が話しているように、相当気に入っていただいております。


L-Caoという優秀なユニット単体では片手落ちですが、ハセヒロ工業の優れた設計のバックロードホーンとの組み合わせで、メーカーの既製品では達成が困難な、非常にレベルの高い音楽表現が手に入れられるというのも、半自作だからこそなのかもしれません。


私もこれにショートホーンを付けたらどうなるか、試してみたい衝動に駆られています。


と今回はここまで。


次回また楽しいお話をしたいと思います。


L-Cao FE8


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前回お話ししましたように、フィールドマグネットタイプ(励磁型)は、通常のスピーカーユニットのように永久磁石ではなく、電磁石によって動きを制御します。


最近では非常に珍しい少数派ですが、スピーカーユニットが世の中に出始めたころ、ウエスタンやジェンセンなど、今でも人気の高いモデルにもみられるように、その頃はフィールドタイプというものは意外と多く存在していました。


というのも、その頃現在の様に良質な永久磁石が一般的ではなかったようで、電磁石のほうが作りやすかったっというのも理由の一つでしょう。


その後良質な永久磁石が手に入れやすくなってきてからは、世の中からどんどん淘汰されていきました。



とはいうものの、このフィールド型マグネットは、永久磁石にはない優れた一面もございます。


それは透磁力という、磁気抵抗の圧倒的な少なさでしょう。


永久磁石の場合、アルニコが最も磁気抵抗が少なく、フェライト、ネオジウムという順で磁気抵抗が高くなります。

そのため昔からアルニコマグネットモデルの方が音がよいという評価が多いのは、この磁気抵抗の少なさと無関係ではなさそうです。

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逆にネオジウムマグネットは、永久磁石最強と呼ばれる強い磁力を誇るため、小型で非常に強力な磁気回路を作ることができます。

しかし磁気抵抗の高さと、熱が高くなると磁力が落ちるという欠点も持ち合わせています。

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フェライトマグネットは、圧倒的なコストパフォーマンスの高さが魅力です。

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それらと比較した場合、フィールド型マグネット(励磁型)は、マグネットのコイルなどの巻き線の出来によっても左右されますし、駆動用の電源回路出来によっても音質に大きな差が生まれます。


かつてのビンテージモデルが採用してきた励磁型磁気回路は、試行錯誤の中で生まれたものも多く、また加工技術の水準も低い時代のものですので、どうしても磁気回路の弱いものも多くみられますが、それでも圧倒的に低い磁気抵抗の影響か、とても魅力的な音を聴かせるユニットも多くあります。



また低い磁気抵抗以外にも、制動力の強さや駆動電圧のコントロールにより、音質をコントロールすることができるなど、永久磁石にはない大きなメリットもございます。


しかし、一般的には線をつなぐだけで音が出るイメージのスピーカーユニットですが、駆動するために電源ユニットが必要であるなど、手間もかかるだけでなく、エコ時代に逆行するような要素もあります。

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でも、この電源電圧のコントロールで、同じユニットで様々な表情に大きく変化させることができるのは、やはりフィールド型マグネット(励磁型)の大きな魅力の一つです。

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20センチサイズのフルレンジユニットとはいえ、小型コンパクトなシステム構築には不向きですので、どうしても大型システム並みの大きさになってしまいます。

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エコ時代に真っ向から対抗するようなフィールド型マグネット(励磁型)ですが、とても惹かれる強い魅力があるのも事実です。


うちのデモ用にいずれ導入したいユニットですね。


と今回はここまで。


また次回楽しいお話をしたいと思います。


L-Cao FE8

前回のお話では、L-CaoのFA8という20センチフルレンジスピーカーユニットのお話をしました。

そこで今回は、同じ20センチ口径ながら、L-Cao最新作、FE8という励磁型磁気回路、つまりフィールドマグネットタイプの超弩級フルレンジユニットのお話をしたいと思います。


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フィールド型マグネット、励磁型というと、今はあまり馴染みのある磁気回路ではありません。


古くはジェンセンやウエスタンなど、古典的なビンテージユニットにはありましたけど、アルニコマグネットフェライトマグネット、ネオジウムなどのような永久磁石とは異なり、電磁石のためスピーカーを駆動するためにも電源が必要になります。


経済的なものではありませんし、取り扱いも多少難しい面はあるものの、フィールド型磁気回路は、永久磁石とは大きく性質も異なるため、絶対的な少数派ではあるものの、その優位性を求めて多くのファンもいますし、またその性質を理解しているために、今もフィールド型に特化しているメーカーさんもあります。


そのあたりのお話は日を改めてしたいと思います。



でも、スピーカーを駆動するのにも電源が必要だなんて、省エネだのエコだのと騒がれている近年のご時世に、逆境するかのような不経済極まりないスピーカーですから、反社会的な目で見られてしまうかもしれませんね。(笑い)

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永久磁石と異なり、電磁石での駆動となるため、磁気回路のぐるぐるとコイルが巻かれています。


巻き線の量にもよりますが、強力な磁気回路を作ろうと思うと巨大マグネットとなってしまいます。


そのためマグネットのお化けみたいなものすごい姿となってしまうのも少なくありません。


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でもこの巨大なマグネット、ただ大きいだけではない優れた一面も数多くあります。


ということで、まだまだ話したい事があるのですけど、今回はここまで。



また次回話の続きをしていきたいと思います。

L-Cao FA8 Alnico

L-Caoというブランドですが、当然の如く世界的に有名なブランドでも歴史のあるブランドでもありません。


もちろんそのようなブランドですから、国内のネットで話題になる事もなければ、オーディオ雑誌で取り上げられる事もありません。


海外のマニアの中には、振動板の開発コンセプトがP610に基づいているため、P610のコピーという認識を持つ方もいるようです。


という事で、今回もL-Caoのユニットに関してお話をしていきたいと思います。




前にもお話したように、L-Caoの開発コンセプトは、P610を超えるフルレンジユニットとして開発されました。


そのためP610に関しても、様々な検証実験を行っていたようです。

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研究対象はP610以外にも、世界的に有名な高級フルレンジユニットのローサーなども、その研究対象としていたようです。

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そのような研究の末、ライバルを世界の一流フルレンジユニットとして、L-Caoのフルレンジは生み出されていったのです。


黄色い振動板が特徴的なL-Caoのユニットですが、開発初期には振動板の色は黄色でもなかったし、またエッジもアコーデオン式の一般な形状のものも試作されていました。

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最終的に音質向上のためにフィックスドエッジの振動板になり、またその成型も振動板の厚みを微妙に変化させるためハンドメイドになるなど、以外と手間もかかっているのです。

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またこのハンドメイド制作の別な目的として、左右の音質バランスを極力排除するために、マッチングペアをとるために行っているとの事です。

この手法は一般的な量産品ではありえない方法で、超高級ユニットといわれるものがよく行う手法です。


と前置きが長くなったしまいましたが、今回のメインテーマであるL-Cao FA8のマイナーチェンジ前とマイナーチェンジ後のお話をしたいと思います。

L-Caoの最初のユニットとして登場した当初の20センチユニットです。

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そしてマイナーチェンジ後です。

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ご覧のよう外観上の変化はほとんど見られません。


ではマイナーチェンジ前のF特性

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こちらの表は特記事項はないようですが、どうもLCR補正回路修正後のようです。

Specification:
Power : 30W
Frequency : 40~20k (see fig. 5)
Impedance : 8 Ohm
Xmax : 1.8mm
Sensitivity : 94DB
Fs : 55HZ
Res : 5.3
Qes : 0.78
Qms : 6.45
Qts : 0.69
Vas : 70L
Weight : 2.7Kg each (7kg/pair after packaging)

マイナーチェンジ後のF特性(LCR修正回路で補正後)

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補正前の裸特性

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もちろんで数値上のデーターだけ並べても、それが実際に音の違いとして劇的に違いを感じられるものではございませんが、常によりよい音質を求めているのです。


よく質問でこれは音がいいですか?という質問を受ける事がございますが、正直音の良し悪しの基準自体があいまいなので、単純にこれ音良いですよとはいえません。


ただL-Caoのユニットに関しては、歴代のP610の愛用者の方や、パンケーキなどのような非常に質感表現の高いフルレンジがお好きな方、またローサーのような反応の高いフルレンジをお好みの方などには、とても印象がいいユニットかもしれません。


私が好きなAudioNirvanaのユニットも、音色的には大好きであるものの、デュアルコーンの影響が音質に出てしまう傾向があるため、インパクト感を感じさせるエネルギッシュな鳴り方は楽しいのですが、時にはそこがやや煩く感じてしまう事もあるかもしれません。


そのような傾向とはわずかに方向性は異なるかもしれませんけど、より自然な表現力などを求めるには、とてもすばらしいユニットだと思います。


P610を超えるユニットを目指して開発されたL-Caoのユニットですが、その実力はかなり高いものだと思います。


うちでAudioNirvanaを鳴らしていたダンボールスペシャルも、今はP610の初期型を入れていますけど、前にもお話したように、フロントロードホーンを埋め込んだ、200リットル越えのエンクロージャーに作り変える話しは以前にもいたと思います。


本来はAudioNirvana用に考えていたのですが、P610やL-Caoの16~20センチに容易に転用できるものに改良するつもりです。


そして最近、個人的に非常に興味があるユニットがL-Caoから発売されました。


そちらについてはまた次回お話をします。


という事で今回はここまで。


また楽しいお話をしたいと思います。


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