本日は前マクソニックのユニットが数点入荷しました。
希少品なので写真を御紹介いたします。
マクソニック(MAXONIC)T451EX+EX-6<ホーントゥイーター+電源>文字クリックで詳細が見られます。
シンチュウのクリヌキホーンが美しいツイーターです。
フィールドタイプなので専用電源が必要ですが、
それが左のボックスです。
JBLの375ほどの大きさで、見事です。
特徴は振動板が大きくて、約1インチドライバー並のサイズですので
下に来るユニットにツナガリがとても良いです。
D512EX.jpg)
同じくドライバー
マクソニック(MAXONIC)D512EX+EX-6<1インチドライバー>文字クリックで詳細が見られます。
これもフィールドタイプです。
D521は2種類あって、
上写真のようにバックカバーが密閉なのと、メッシュの空気抜き穴付がありました。
マクソニック(MAXONIC)HS501<1インチラジアルホーン>文字クリックで詳細が見られます。
マクソニック社は基本としてアルテックの寸法を使ってますので、
ユニットのフランジ部分は2本ネジです。
アルテックの511Bとほぼ同サイズなのですが、
フィンの入れ方が違うのと、
バッフルマウント部ありません。
さらにデッドニング処理がされていて、鳴きはほとんどございません。
フォステクスでこのホーンにそっくりの物ありました。
マクソニックは希少な品ですが
当店HPで
新マクソニック宣伝し始めたので
文字クリックで詳細が見られます。
USED品もお陰様で入手できてきました。
是非見にいらっしゃってください。
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本日はマクソニックのウーファーを採用システムが入荷したのですが、とてもよく完成してますので御紹介いたします。
マクソニック+JBL+他/自作4ウエイ">マクソニック+JBL+他/自作4ウエイ<文字クリックで詳細見れます>

ウーファーのみがマクソニックですが自作品とはいえ、中々の作りでちょっとしたメーカーレベル並の出来栄えです。
補強の入れ方や、ネットワークの処理は
自分専用だけありまして、抜け目なく細部にこだわってます。
ここでこのシステムのミソですが、20cmのコーンミッドバスが中高音域をカバーさせてますので、ドライバーがデシャばらず、音楽ジャンルに広い幅持ってます。
売れてしまうとそれでは聴けなくなってしまうので、是非その前に試聴にいらっしゃってください。
今回は、新マクソニックの本部のデモストレーション機の写真頂いたので御紹介をいたします。

さすがに本社のデモ機だけ合って、見た目も綺麗にセットアップされておりますね。
オールフィールドタイプなので、電源ユニットがスピーカーの間に並んでます。
スピーカーシステム
FIELD EXCITATION SPEAKER SYSTEM TW1300
型式 励磁型 2way Dual Speaker Unit (DS702)+Tear Drop Power Tweeter Unit
瞬間最大入力 150W
定格入力 30W
再生周波数特性 25Hz~25,000Hz
能率 106dB
インピーダンス 8Ω
クロスオーバー 1,000Hz/7,000Hz (DN330)
外形寸法(mm) 650W x 1136H x 470D
重量 110kg
専用励磁電源
FIELD EXCITER EX-101
出力電源電圧 10~13V;1vSTEP
最大外形寸法(mm) 180W x 140H x 360D(mm)
重量 7kg
プリアンプ
SIT Line controller SLC-021
構成 入力3系統(アンバランス / Imp.50kΩ)
出力1系統(アンバランス / Imp.150Ω)
電源電圧 AC100V
消費電力 13W
最大外形寸法 360W×140H×360D mm
重量 10kg
パワーアンプ
SIT O.T.L Power Amplifier SD-013
定格出力 100W+100W(8Ω)/ステレオ時
周波数特性 20Hz~20kHz
全高調波歪率 0.1%以下(20Hz~20kHz)
電源電圧 AC100(50/60kHz)
消費電力 200W(電気用品安全法の規定による)
最大外形寸法(mm) 430W x 197H x 363D
重量 42kg
New Release -
V/Tube & SIT O.T.L Power Amplifier SD-015
定格出力 50W+50W(8Ω)/ステレオ時
周波数特性 20Hz~100kHz
全高調波歪率 0.1%以下(20Hz~100kHz)
電源電圧 AC100(50/60kHz)
消費電力 200W(電気用品安全法の規定による)
最大外形寸法(mm) 370W x 165H x 440D
重量 13kg
かつての旧マクソニック時代にも同軸2ウエイのユニットがありました。
このユニットは、当時のL402というアルニコウーハーの強力版(アルテック515相当)の中心を刳り貫き、そこへ一インチドライバーを埋め込んだタイプです。
たぶんアルテックの同軸を見本にしていたと思いますが、アルテックのユニットはウーハーとホーンが面一になるように、ドライバーのユニットを後ろへずらしたデザインでしたが、マクソニックは振動板の位相を合わせる意味で同一に並んでいたと思います。
そのためややホーンがウーハー側よりも少し飛び出すような形だったはずです。

SPEAKER UNIT DS701
同軸・完全同位相15インチ励磁型スピーカ
型式 励磁型 2way Dual Speaker Unit
瞬間最大入力 150W
定格入力 30W
再生周波数特性 25Hz~20,000Hz
能率 104dB
インピーダンス 8Ω
クロスオーバー周波数 1,000Hz
高音ユニット磁束密度 20,000Gauss
低音ユニット磁束密度 16,000Gauss
高音ユニットV.C直径 Φ45mm
低音ユニットV.C直径 Φ76mm
外形寸法 Φ402 x Φ200 x 318H(mm)
重量 40kg
励磁電圧 12vDC(高低各ユニット)

SPEAKER UNIT DS702
同軸・ロングホーンロード型15インチ励磁型スピーカ
型式 励磁型 2way Dual Speaker Unit
瞬間最大入力 150W
定格入力 30W
再生周波数特性 25Hz~20,000Hz
能率 106dB
インピーダンス 8Ω
クロスオーバー周波数 1,000Hz
高音ユニット磁束密度 20,000Gauss
低音ユニット磁束密度 16,000Gauss
高音ユニットV.C直径 Φ45mm
低音ユニットV.C直径 Φ76mm
外形寸法 Φ402 x Φ200 x 327H(mm)
重量 40kg
励磁電圧 12vDC(高低各ユニット)
しかしこの新マクソニックの同軸ユニットは、磁気回路が励磁型(フィールドタイプ)で以前と比較にならないほど強力で、しかも振動板の位置もアルテックなどと同じように後ろへずらしたタイプもラインナップされており、そのような意味では選択肢も増えましたね。
かつての旧マクソニック時代のユニットはもの凄いスピード感溢れる切れがありましたが、新マクソニックのユニットもさらに期待が持てそうです。
ユニットの重量もあり、かつ磁気回路も非常に強力なので、やわなエンクロージャーでは太刀打ちできそうもありませんが、がっちりとした材質で、大容量のマルチダクトなんていうのに入れても面白いかもしれませんね。
お問い合わせ先は当店または、
111-0051東京都台東区蔵前4-3-4サンライズ蔵前ビル4F
株式会社SRCにて試聴室がございます。
さて今回もマクソニックについてお話します。
MAXONIC マクソニックといえば当然頭に浮かぶのが励磁システムの磁気回路を持つハイスピードな音を聞かせるユニット郡です。
しかしそんなMAXONICマクソニックのブランドでも、かつてはホーンの出来のよさでも有名でした。
そこで今回はそんな有名どころのホーンをご紹介したいと思います。
まずMAXONICマクソニックの一般的に有名なところとしてHS301というホーンがあげられます。
マクソニックHS301文字クリックで詳細見られます
このホーンは2インチドライバー用の金属ホーンで、表面にデットニングも施されているため、金属ホーン特有の鳴きを感じさせない大型ホーンです。
出てくる音はまさにストレートで、余計な音のこもりを感じさせず、また広帯域に渡り良好な特性を持ち合わせています。
かつては雑誌などで行われる2インチドライバーのテストなどにも用いられるなど、基本設計のしっかりした音を聞かせてくれますね。
ただその大きさから、当時購入をあきらめた方も多かったのではないでしょうか。
その後HS401という同じ2インチドライバー用に、一回り小型のホーンも発売されました。
もちろんこちらは使い勝手のよさそうな大きさでしたが、HS301のごついホーンロードの掛かった音を聞いてしまうと、やはり何処となく線の細い感じがしてしまいます。
ただこのMAXONICマクソニックHS301ホーンの場合、シングルウーハーでも合いますが、ダブルウーハのシステムにも意外とマッチングが良いと感じました。
その点HS401はシングルウーハー専用という事になるのでしょうか。
ただHS401は生産数が極端に少なく、現在市場に出ることはまず稀でしょう。
その点ではHS301の方が現在でも入手が容易なのかもしれません。
以前に比べ2インチドライバー用の良質なホーンが手に入りにくく、また大型金属ホーンなどはさらに数が少なくなりますので、ストレートな音が好みの方なら、高価なウッドホーンを探すより、見つけたら即ゲットが良いかもしれませんね。
また1インチドライバー用としてHS501というホーンもありました。
このホーンは私がこの業界に入るきっかけを作り出した、悪しき先輩が使用していたホーンです。
同じく金属ホーンでしたが、アルテックなどと違いデッドニングがあるせいなのでしょうか、意外と煩くならないホーンでしたね。
こちらはたぶん一番数も出回っているので、たまに市場に出てくる機会も多いかもしれません。
さてMAXONICマクソニックホーンといえば、忘れてはならないのがカールホーンでしょうか。

D512EX+EX-6 +WH125文字クリックで詳細見られます
これは基本的に2インチドライバー用の超大型ホーンですが、MAXONICマクソニックの1インチドライバーでも、バックカバーを変更してこのホーンに合わせた物が、上の画像のホーンシステムです。
ドライバーはMAXONICマクソニックお得意の励磁システムの磁気回路で強力なため、1インチドライバーでもかなり力強い音を感じさせます。
さすがに2インチドライバーのような芯の太さはなりを潜めますが、それでも巷の1インチドライバーのホーンシステムとは比較にならない圧巻の音が出ます。
これなら38センチのダブルウーハーシステムに載せても十分対応できますね。
しかもこれだけ大きい形をしていながら、このホーンもかなりストレートな音を出します。
さすがに六畳間の小さなリスニングルームに入れるには不向きですが、これだけ大きくても再生帯域もかなり広く、音がぼやけたり定位が不安定になることもないのはさすがです。
最近MAXONICマクソニックというブランドは復活して再開したのですけど、今回紹介したような金属ホーンやカールホーンの復活はありませんでした。
もちろん2インチドライバーもありません。
そのような意味で旧マクソニック消滅以後消えてしまったこれらのホーンなどは、見つけたら手に入れたいアイテムなのかもしれません。
今回もマクソニックについてお話します。
先代オーナー時代からのエレックスをよくご存知の方にとって、マクソニックというブランドはそれほど馴染みの深いブランドではありませんでした。
昔からエレックスをご存知の方にとっては、どちらかといえばエレックスはホーンシステム主体のお店というイメージの方も多いはずです。
さて私自身はマクソニックを所有していた事はありませんが、エレックスにお世話になる以前から、マクソニックは比較的身近な存在でもありました。
というのも、私がこの業界にどっぷりと浸かるきっかけを作った悪しき先輩が、実は旧マクソニックを鳴らしていたのです。
当然部屋に遊びに行く度聞かされていたわけで、そのような意味では意外と身近だったのかもしれませんね。
さて前回のマクソニックのお話でもあったように、励磁システムのユニットとしてのイメージが強いメーカーでした。
晩年の旧マクソニックの製品で、トゥイーター、2インチドライバー、1インチドライバーは励磁システムの磁気回路を持ち、またウーハーもL403は励磁システムの磁気回路でした。
しかしこのウーハーのラインナップだけはアルニコ磁気回路のユニットも当時存在していたのです。
当初マクソニックのウーハーの振動版はアルテックと同じメーカー製でしたが、後期モデルでは国内の振動版へマイナーチェンジされています。
実はこの前期型と後期型の場合、動的インピーダンスも異なり、また当然音色も違うのです。
その為同じユニットでシステムを組む場合、前期型か後期型ではネットワークの切り方も大きく異なるのです。
また当然といえば当然ですが、どうメーカーの振動版を持つ前期型の音色は、アルテックそのものとさえいえるほど似ています。
そのため口の悪い人からは「アルテックの物まねだぁ」といわれる事もありました。
その頃のウーハーのラインナップを見てみると、アルテックの416に相当するL401があり、強力な磁気回路を持たせたアルテックの515に相当するL402がありました。
そして励磁システムのL403があったのです。
実際同一条件で各ユニットを比較した事はありませんが、それぞれ416や515に似た傾向のユニットだったと記憶しています。
ただアルテックに比較すれば、それぞれ初期応答がややソフトな感じもします。
さすがにL403にいたっては、比較できないレベルにはなるのですけどね。
そういえば旧マクソニックが消える以前、様々な試作機が作られていたのです。
その中で唯一画像を紹介できるのがこれです。

これは後期型の国内製の振動板の仕様で、通称お化けユニットとも呼ばれる事もありました。
これのいったい何がお化けかといえば、その磁気回路がお化けのように巨大だったからです。
詳しいデーターは持ち合わせていませんが、磁束密度こそL403ほどではありませんが、たしか総磁束ではL403を上回るといわれ、実際鳴らしている音も聴いた事があります。
スピード感ではやはりL403の方が上に感じましたが、力感や力強さを感じさせるユニットで。その領域ではL403とはかなり印象が異なりましたね。
イメージとしては515などの芯を太くした感じでしょうか。
そして当時の試作機の中に、L403と同じ励磁システムの磁気回路を持ち、振動板のエッジのみフィックスドエッジのユニットもありました。
こちらはこれが15インチの音なのかという圧倒的スピード感を感じさせる音でしたが、使いこなしとしてはかなり難しそうで、大容量のマルチダクトやバックロードホーンなどに合いそうなユニットでしたね。
動的インピーダンスはよくわかりませんが、教科書通りにネットワークを組んでも、たぶんまともに繋げるのは難しそうでした。
もちろんこれらはカタログに載ることもないまま、その後マクソニックというブランドは消滅してしまいましたね。
という事で、旧マクソニックのウーハに関してはこの辺りにしておきます。
古い方ならそれ以前のお話もよくご存知なのでしょうが、私の場合晩年の旧マクソニックしか知らないので、ご存知の方がいたらコメントいただけると嬉しいです。
それではこの話の続きは次回に。
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