アンプ等が何となく不調?と感じたら、
修理に出す前に有る程度なら自分でメンテナンスしてみるといいかもしれません。
不具合なくてもたまに接点類を掃除してあげると、クリーンな音色になったりもします。
用意するもの

100円ショップで用意できる物
歯ブラシ(使い古しでもOK)
歯間ブラシ
カッター
ホコリ飛ばし
100円ショップ以外で購入するもの
接点復活材
<当店にも販売してます
Deoxit D5S6接点復活材>
(文字クリックでページ見れます)
ホームセンターにもクレ工業の物等がたまに売っています。
注意
たまにお客様でこの手の潤滑スプレーを使う方おりますが、絶対使わないでください。
接点復活材と潤滑材が分けて売られているのは、
スイッチ類の中の絶縁プラスチック部品が解けてしまうかもしれないからです。
では道具が用意できましたら、外の部分からクリーニングしていきます。

ピンジャックの-側が腐食してたりしたら、
カッターで軽く表面を削ります。
この時にヤスリでは行わないでください、メッキが取れて表面が赤くなり一気にさびてしまします。
特別腐食なければ次の作業に入っても大丈夫です。

コンセントも腐食出てたらついでに削っておきましょう。
軽く削り取ったら、接点復活材の登場です。

歯ブラシに少し接点復活材を付けて、

ピンジャック外側の-端子を歯ブラシでこすります。
今度は歯間ブラシにスプレーします。

今度はピンジャックの+側の穴に差し込んでゴシゴシ磨きます。

ついでにスピーカー端子の穴も磨いておきます。

ヒューズも磨いておきます。

外から出来る部分はこれで終了です。
今度は内部を行います。
ボリュームやスイッチ類は外側に接点復活材かけても意味ありません。
写真の様に穴や隙間ある物はそこからスプレーします。


もし穴が全くないタイプの場合はカシメの隙間とかに精密ドライバーの-等を使って少しこじって隙間を作って入れます。
完全封印タイプの場合は接点復活材は使えませんので、あきらめます
スプレーが各スイッチに出来たら、中に入った液をパーツの内側で散らさなければいけません。

コンプレッサーがある場合はエアガンで吹き付けるのがいいのですが、
お持ちではない方はホコリ飛ばし使います(自転車空気入れも足で押すタイプなら可能です)

全て終わったら少し時間おいて(1-2分程度)
各スイッチやツマミをから回します。

から回し作業は10回程度でなく数十回(ガリが取れるまで)少し乱暴気味に行います。
ちょっとした不具合等はこれで解決してしまう事すらあります。
もし不調なくても、接点クリーニング後は、幾らかですがスッキリした音色になってます。
是非メーカーやショップにお願いする前にやってみてください。
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久しぶりですが、
オーディオ機器のメンテナンス記事です。
とある業者様より、これは重宝するグッズが入荷および当店にて販売となりました。
コーン型スピーカーユニットは、コーンの一番外周のエッジと、
ボイスコイルボビンの付け根にあるダンパーが、
自由に伸びチジミして振動板をストロークさせまた、中心に維持さている部品です。
しかし特にエッジ部は、音波を放射させる動きと違う動きの為に、音ととして出てほしくない部分です。
またコーン中腹を起点(ボイスコイルボビンの付け根)に早い往復運動が与えられると、
コーン外周部ほど少し遅れで動くので、コーン内部の紙がよれよれとなって波打ちます。
これを低減させるためにコルゲーション(コーンの同心円のシマシマ)したり、
エッジをウレタン等で反射しなくしたり、
ダンプ材のビスクロイドを塗布したりします。
ビスクロイドは延々と硬くならないネバネバを維持してますが、
長期に渡ってホコリ等も付着して汚くなってきます。
そこで
新商品
スピーカーエッジケミカル 液体ゴム/クリアー スピーカーエッジケミカル 液体ゴム/ブラック の2点ご紹介します。<文字クリックで詳細見れます>

ゼリー状の物ですので、絵の具で使う筆で塗布可能です。
水溶性なので、筆洗いや、薄めてのばして塗ることも可。

筆ではみ出さないように絵の具の様にぬります。
最初はグリーンまたは、白ぽいですが
乾燥しますと真っ黒または、透明となります。(約1時間)

あくまで1例ですがこのようになりました。
つやつやした新品時の風味になります。
ブラックは毛玉等も隠してくれますが、
エッジ部がグレーとか茶色などは、色で隠すことできませんがクリアータイプを使ってください。
乾燥後に重ね塗りも可です。
フィックスドエッジでビスクロイド塗布無しタイプの場合紙エッジの亀裂を拡大しないようにする方にも
外観は変わってはしまいますが、良いかと思います。
今回お店にサランネットに毛玉あるスピーカーが入荷してきました。
ローディ(Lo-D)HS-430<3ウエイ/バスレフ>文字クリックで詳細見られます

写真の様に軽症ですが、多分、にゃんこ様にやられたのでしょう。
人間ならなんとか注意うながせますが、ペットに伝えるのは困難です。
しかもにゃンこにとっては最適の爪とぎ素材ですからね。
たまに毛布みたいなのまでなったのを見たことあります。

この毛玉が軽症ならライターの炎をほんのちょっとあてます。
ただし注意して欲しいのは黒系の色のみ可能ということです。
火で炙れば焦げ目が目立ちますからね。

それでもこのくらいまでには出来ますよ。
それにもし黒いこげかすが出ても取れます。
ちょっとした事なのですが、意外と美観に影響ありますのですのでお試しください。
真空管アンプユーザーの方
たまに片方の音小さい?かなって事や
ノイズがバサバサする時あると思います。
修理に出す前に簡単チェック
マイケルソン&オースチン(MICHAELSON&AUSTIN)TVA-1<球パワー>文字クリックで見れます。
とりあえずは、壊れて良いようなスピーカーに結線して
再度電源投入で症状を再発させてみます。
真空管は熱いですから手袋などして、球を揺らしてみます。
この時に症状悪化や低下したら、
真空管ソケットが接点不良です。
スピーカーターミナルやピンターミナルは意外とクリーニングしますが、
ソケットは意外と行いませんので、
一気に全部磨いてあげます。
電源抜いた後はコンデンサーに電気溜まってますので数分放置します。
1本づつまたは、挿してある位置を忘れないように球はずします。
MT管はかまいませんが、
はかま付きは、ガラス部は極力触らないではずしてください。

少し先端をカッターで細くした爪楊枝に接点復活材(ホームセンターでも手に入ると思います)
つけて1箇所づつ

コリコリと回します。
多分先端が真っ黒になるはずです。
1ソケットごと位のペースで、爪楊枝とりかえるか、カッターで黒いのを取って次ソケットに行きます。

今度は球の足を、接点復活材塗りこんだタオル等で磨きます。
両方綺麗になったら挿して見ます。
この時ユルユル感あったらソケット側を、精密ドライバーの-の極細で、
内部金属が硬く締まるように少しつぶしておきます。
全部挿し終わったら、もう一度球をグスグスと揺らしておきます。
電源入れて確認してみてください。
直っていたら、音圧も上がり、クリーンな音色になっているはずです。
使用頻度によりますが、約1-2年に1度くらい行うと良いかと思います。
今回は
スキャンダイナ(SCAN DYNA)A25の2ウエイスピーカーが入荷いたしましたので、それを題材にて、スピーカーシステムの美しい外観を飾るキャビネットの、オイルフィニッシュのスピーカーの美顔エステをご紹介いたします。
元々は

お店に持ち込まれた時はこんな状態です。
ご覧のようにスピーカーキャビネットの木目の外観は、日焼けやシミやオイル切れてカサカサの感想肌状態です。
これではご老人の肌のようです。

まずはじめに思い切り絞った水雑巾でごしごし拭きあげます。
日焼けの段差の色部の境界線は特に入念に。

かけて白くなった部分や日焼けシミは100円ショップの木目傷消しペンで色入れて、指で伸ばします。

さて次は全体の着色です。
オイルステインという名称でホームセンターで800円くらいで売ってますが、ポイントは1段薄めの色使います。
オイルステインは本来白木の木目を着色するためのものですので、そのまま同色を使用してしまうとかなり濃くなりますので、場合によっては少し勧めてティッシュペーパーなどに染ませて塗りこみます。
ただこの液は肌に付くと数日落ちませんので、薄手のゴム手袋やビニール袋でティッシュ掴んで作業すると手も汚れません。
もちろん刷毛塗りでもかまいません。

オイルステインの着色終わったら少し乾かして(すぐ乾きます)からぶきです。
色むらなどが出ているようならら、もう一度オイルステインを塗ります。
次がポイントでキンチョーサッサなどの黄色でやわらかい面を使い、またゴシゴシとすりつけます。
こうしておくとカビの防止になりますよ。
ただしこの方法はキャビネットの表面がつき板仕上げの木目のある製品にのみ有効なため、カラーシート仕上げのキャビネットの場合はこの手法は使えません。
最後にユニットの固定ネジの頭が茶色くさびてますと、常に目にする部分のためいかにも古いイメージに見えてしまいますね。

こんな時は簡単に黒の油性マジックで染めます。
ご覧のように綺麗になりました。

もちろんキャビネットからユニットを取り外し、フルレストアすれば古びたスピーカーも新品同然に。
外へ出て歩き回るにはちょっと厳しい季節になってきましたので、そんな時愛用のスピーカーの外観乗リフレッシュをしてみてはいかがでしょうか?
聞こえてくる音もなぜか生き生きと聞こえてくるものです。
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