今日は古くからのお客様の突然のご来店ございまして、せっかくなのでオーディオルームの写真を頂いて参りました。
谷内オーディオキャビネット様
文字クリックで詳細見られます
旧エレックス時代からの古くからのお客様なのですが、たまたま私住まいから歩いて行ける所に住んでいらっしゃいます。
このお客様は元々が金属加工の
特級技能の資格者ですので、オーディオマニアだったところから結局は自作システムに懲り出して、とうとう工作機械まで自宅に運び込んでしまう熱の入れようでした。
そしてその集大成がアルミ製スピーカーボックス類のメーカーとなってしまわれたのです。
とりあえず写真をご覧ください。





上記は店舗件工場の試聴ルームの様子です。
鈍い輝きを放つ、なんともいえない魅力を持った特殊形状の金属製ボックスのスピーカーだらけです。
こちらは住まいのリスニングルームです。


当店の旧オリジナルスピーカーも現役で健在です。
それにしてもすごい数です。
とてもじゃありませんが1日では聴き切れませんね。
とても明るい性格のマスターですので、ご興味ある方は是非一度お問い合わせしてみてください。
スポンサーサイト
オーディオを長くやられて、また様々な経験を積まれれいる上級者の方にとっては、リアルタイムテストという言葉はご承知の事かもしれません。
これはアンプやスピーカーなどの音質の傾向を掴むための方法の一つで、マイクロフォンから話す声をアンプやスピーカーに繋いで聞き取るというものです。
もちろん自分ひとりでも出来ない事はないのですが、このテスト方法は第三者の方がいればよりいっそう判り易いものです。
なぜかといいますと、自分の声を録音したものを聞いたとき、その聞き慣れない声に違和感を覚えたことがあると思います。
これは自分の声を耳からだけではなく、体内の振動としても認知しているため、どうしても周囲の人達が聞く声とは違って聞こえてしまうためです。
そのため自分の声をマイクロフォンで話す声と、実際再生される声の質に戸惑いを覚えてしまうことがあるからです。
そこで自分の声をよく知る知人や家族などに同席してもらえば、その声の質を適切に判断してもらい易いのです。
さてこのテストでどのような事がわかるのかと言えば、再生される声から判断してアンプやスピーカーの音質の傾向が、自分の声に近ければ近いほどそれらは音に対しての色付けが少なく、またきらびやかに聞こえたり穏やかに聞こえているとするなら、それらはそのような傾向の音質がされているというふうに分かるのです。
もちろんこれでケーブルの音の傾向も簡単に掴む事が出来ます。
さてこれでどのようなことになればいいのかといえば、ただひたすらソースの音源を忠実に再生させることが目的であるのなら、色付けのない自分の声に近い傾向を示すアンプやスピーカー、又はケーブルなどを組み合わせていきます。
ただそこは趣味のオーディオの世界です。
必ずしも忠実な再生ばかりが好まれないのも事実です。
仮にどのメーカもひたすら忠実再生ばかり目指してしまったとしたら、今のオーディオの世界のように、個性豊かな様々な製品が生まれることもなく、皆同じような物になっていたことでしょう。
そのためメーカー独自のキャラクターを持つブランドも多いのです。
たとえばJBLやマッキントッシュなどで声を聞けば、極太で力強さを感じる声になったり、アキュフェーズやタンノイで聞けば、ちょっときらびやかな部分を持つ声になるなど、それそれ様々な傾向やキャラクターがあるのです。
もちろんこれはケーブルにもいえることで、忠実な信号伝達ばかりを目標としているだけでなく、やはりそれぞれ独自のキャラクターを持つ製品が多いのも事実です。
なぜこのように個性を持たせるかといえば、ユーザーが好む音にそれぞれ好みがあるように、また音楽を聴いて感動を得るために意図的に作りこむ事さえあるのです。
また時にはショップの視聴室で最高のパフォーマンスを持たせるようなキャラクターもあります。
オーディオ装置の色付けが少ない製品の場合、ソースの質なども忠実に再生してしまうため、録音の良し悪しも露骨に出してしまい、逆に普段かけられるソースを限定してしまう事もあります。
また個性豊かな製品で組んだ場合、極端な話、マルフォルドロンのピアノも、バッハの管弦楽組曲も、AKB48も安心して同じような傾向の音質で聞くことが出来るという事もあります。
もちろんこれらは聞き手の求める方向性がどちらに向いてるかの話ですので、どちらが正解でどちらが間違いであるという話ではないのです。
ただこのようにリアルタイムテストをすれば、自分が求めている方向性なのかどうかの基準のひとつにもなり、自分なりの基準に照らし合わせた装置の良し悪しを決めることが出来るのです。
私達はただ漠然と音が良いだの悪いだのと話しているのですが、一体何が良くて悪いのかなど、具体的に分からず口にしてしまうこともあります。
自分のオーディオ装置の傾向を、一度確認しておいても損はありませんね。
意外と求める方向性の間違いに気付く事もあるのです。
では引き続き御紹介いたします。
ヴァイタボックス GP1+6セルホーンイギリス製
変ったデザインのホーンです。
ワーフデル スーパー8イギリス製
20cmダブルコーンフルレンジユニット。
センター青メッキが綺麗ですね。
?ウッドホーン不明です、多分色からして、アルテックの試作モデルかもしれません。
アルティック288用でした。
マグナボックス 38cmマクソニックなどと同じフィールド型(励磁)です。
ステントリアンHF-101225cmフルレンジユニット。
布の貼り付けたコーンとエッジです。
これに何か意味があったらしいですよ。
ツルーソニック 206AXA38cm同軸です
。
なんてマグネットでしょう!!
ホーンもアルテックの大型マルチセルラーで、1セルづつブリキで曲げ加工をつないでます。
たぶん作るの大変だったと思います。
ユニバーシティ 312ダブルコーンとホーンツイーターのミックス同軸ユニットです。
JBL 0762405のホーンを楕円の普通のホーン状態に搭載したモデル
JBL 2356一見普通のラジアル型ホーンにみえますが、じつはとても巨大なのです
立てると普通の人の身長位ありました。
JBL HL88蜂の巣ホーンの2インチタイプです。
今ではプレミヤ価格ですね。
そのためなかなか入荷できません。
不明 38ボックス元オーナーはカーテンBOXと呼んでました。
なにやらパルメコの似たものあったそうですが?????
***********************
しかし舶来のスピーカーユニットは
驚きのデザイン品目たくさん出てますねー!
たぶん様々なアイディアを具体化した結果なのでしょう。
この仕事していないと絶対に見ることすら出来ない、お宝絶版品だらけです。
前回に続いて海外の変わり物ユニットです。
アルテック(ALTEC)420A文字クリックで詳細見られます
メカニカル同軸という38cmコーンの中腹に20cm位の部分にエッジをつけてあります。
フルレンジユニットです。
アルテック 808ホーンマルチセルラーホーンでとても小さいアルミ鋳物のホーンです。
希少品です。
アルテック MR64マンタレイホーンの60度タイプ
ローサー/ラウザー(Lowther)PM6文字クリックで詳細見られます
20cmフルレンジで有名なユニットなのですが、真っ白のコーンを見たのは初めてです。
巨大リングアルニコマグネットと超軽量コーンが特徴です。
クアドラ(quadral)XX500 バルカンのスコーカー文字クリックで詳細見られます
ドイツのメーカーの縦長スピーカーのミッドユニットです。
多分リボン型の一種と思われます。
ハートレイ(HARTLEY)MODEL215文字クリックで詳細見られます
珍品の25cmフルレンジユニット。
上記のアルテック420と同じで、コーン中腹にエッジあります。
大きいリングアルニコマグネットにベークダンパーです。
一旦ここで切りますが続きありますよ
懲りずにですが、今回も変った品物シリーズです。
その中から今回は
スピーカーユニットを御紹介いたします。
それでは数が多いのでまず国産品からはじめます。
ジャンルの順は見つけたものからなので、ばらばらに上げますので多少見づらくて申し訳ございません。
ビクター(Victor)8K2109F文字クリックで詳細見られます
ホーントゥイーターです。
ご覧のように四角のマグネットが珍しいです。
ビクター SK2038D振動版がイボつきのコーンです。
ゴトウユニットみたいな棒磁石のリングアルニコ磁気回路がすごいです。
もしかしたらRCAビクター時代に近いモデルかと思います。
ユートピア 5000TUTホーンツイーターです。
ネットワークと台座がセットの物です。
まだ現行機かと思います。
パイオニア(PIONEER)福音16cmフィールド文字クリックで詳細見られます
パイオニアの旧社名時代の福音電気時代のフィールド型ユニットです。
これはコレクターアイテムの超レア物ですね。
パイオニア PW38多分こちらも福音電気時代のものです。
巨大アルニコマグネットにノンプレスコーンです。
ビクター(Victor)SX10Spiritsのウーファー文字クリックで詳細見られます
これもイボつき振動版です。
直径は32cmです。
テクニクス EAS-10TH1000リーフ型のツイーターユニット
テクニクス EAS-50HM16折り曲げホーンとドライバーのセット
ナショナルEAS-20PW09文字クリックで詳細見られます
20cmフルレンジのアルニコマグネット
通称<<げんこつ>>と呼ばれてますので、マニアの方にはおなじみですね。
振動板の楕円のコルゲーションがとてもユニークです。
エクスクルシーブ EH-321Lウッドホーン
薄型でJBLの2397ホーンとそっくりです。
20cmマグネチック文字クリックで詳細見られます
メーカー不明ですが、たぶん戦時中の物です。(金属を浪費しないように紙製のフレームです)
ボイスコイルありませんのでコーンに針金で振動与えます。
多分この形をマグネチックスピーカーと呼ばれていたようです。
ひょっとしたら歴史的財産かもしれません。
長岡 鉄男氏の設計バックロードホーン
パイオニア(PIONEER)PT-R7文字クリックで詳細見られます
リボン型トゥイーター
簡易説明ですが、ご覧いただければと思います。
今回は私なりのオーディオ考です。
<<間違っている>><<無知だなー>>と
つい声上げたくなるコメントも多々あるでしょうが、その辺はお許しください。
オーディオの勉強前にまず、
<<音楽信号>>を知っておきましょう。
腕時計は外で時間を見る道具です。
同様にオーディオ機器は、音楽を家で聞くための道具です。
難しい知識は不要です。
オーディオは意外とローテクですので。
中学生の理科レベルで十分には足ります(私の頭の中は小学生なみですけど)
まず音楽を画像で表記してみます。

ちょっと小さいですが、これはユーチューブの動画になってますのでリンクしてご覧下さい。
目で見る音楽目で見る音楽2目で見る音楽3目で見る音楽5目で見る音楽6目で見る音楽7目で見る音楽8目で見る音楽9目で見る音楽10これらはオシロスコープで映した音楽信号です。
大きい音と小さい音、高い音と低い音、大きくて高い音と小さくて低い音が同時に出るとき、これが音楽です。
ついでに各1波がゆるいカーブでなく、Vの字の様にギザギザなのです。
ですので、オーディオ機器全てにいえるグレードアップは、この急激な音量と周波数の変化に、
瞬時に追従出来るのがひとつのテーマであります。
そのために
<<<大きい磁石を付けた
<<<容積の大きいボックスにした
<<<大型トランスを付けた
<<<太いコードに変えた
・・・・・・・・・・・
様々な手法でその解決を試みます。
全部の技術が音楽信号により近い動きさせる為にやりました!
といえませんと、なかなかグレードアップにならないと思ってます。
如何でしょうか?
皆さんのお宅の装置は十分追従できる再生が可能でしょうか?
もちろんこれらはオーディオの方向性の一つで、オシロの波形通りに音楽信号をを再生できたからといって、それらが必ずしも感動に結びつくとは限らないのがオーディオの難しさでもあります。
音楽信号は接点を通過するたびその質をどんどん落としていきますので、データー上では十分納得できてもなぜか感動が生まれないこともあります。
インピーダンスだけではスピーカーケーブルの音の違いを測定できないのと理屈は同じになります。
たしかにオシロ通りの波形では、音色も質感も測定は出来ません。
たとえば空気の色を感じるなんて表現にも対応しません。
ただこれもオーディオの判断基準のひとつであるのは間違いのないことです。
これだからオーディオにハマリ、抜け出せなく要因のひとつなのでしょう。
最終的にはいかに感動し感情を刺激する事が出来るのか?
現代科学の既存の技術では測定することさえ出来ない部分も多く、それゆえ誤解や偏見、既成概念や思い込みとなるのも事実です。
データーだけで見ればデジタルで表現できるオーディオの世界も、その枠には収まらない無限のアナログ領域が共存するため、難しくもありまた面白い部分でもあります。
でも視点を様々な所へ移し、データとして見える部分、感性として見える部分を十分わきまえて、ブランド名のイメージや評論家の書いたレポートばかりを鵜呑みにせず、自分流のオーディオを楽しみたいものですね。
本日は、昨日の
MC昇圧トランスか、MCヘッドアンプか、
の2点の紹介いたしましたが、
アナログプレーヤー再生に、もっと究極の選択が必要なのは、ご存知でしょうか?
フォノイコライザーというものはお分かりでしょうか?
まず、簡単に説明しますと、
プリアンプとは、一体何の仕事させているのでしょうか。
一つは、音量調整や、トーン回路、セレクター機能の、コントロール機能です。
もう一つの仕事は、
フォノイコライザーアンプの機能です。
MCカートリッジの場合・・・・
MCカートリッジ
トーンアーム
MC昇圧トランス
フォノイコライザーアンプ
コントロールアンプ(フラットアンプ)パワーアンプ
スピーカー
と順に流れますが
青文字部がプリアンプです。
レコードの端子は、AUXやチューナーなどと違い、一度フォノイコを通過します。
もしAUXに入れてみて音出すと、音量が小さいだけでなく、高い周波数の音のみ出ます。
これがレコードの録音特徴でして、低音が音量小さく、高音は音量大きくの録音状態なのです。
RIAAカーブやコロムビアカーブとか沢山ありますが、
基本としては、再生時に低音の音量上げて、高音の音量下げますと、
フラットな周波数特性に戻します。
この機構が
フォノイコライザーなのです。
*****************************
さて、このフォノイコですが、2種類ございます。
1・NF型(ネガティブフィードバック)
2・CR型(Cはコンデンサーで、Rは抵抗)
世間一般のフォノイコは99.9%はNFタイプなのです。
スーパーレコードコレクター様達も意外とCRイコライザーの事をご存知でない場合ほんとに多いです。
つまりレコード再生方法の半分しか、未体験な訳ですよ。
1・のNF型の別体タイプのイコライザー御紹介いたします。
ラックス(LUX)E-03文字クリックで詳細見られます
MC入力もできます。かなり大きいですが、それだけ電源が強化されているとなります。
オーディオ・アルケミー(AUDIO ALCHEMY)VITB文字クリックで詳細見られます
割と小ぶりです。
オーディオクラフト PE-500MCとMM対応です。
ヤマハ HA-5安価でしたがチョット前に生産完了になりました。
こんどは、
2・のCR型の御紹介です。
EXプロ PE100SE 文字クリックで詳細見られます
EXプロ PE50 文字クリックで詳細見られます
EXプロの上記2機種はまだ、現役生産中の希少なCRフォノイコライザーです。
デンオン(デノン)PRA-2000初期量産型では、多分これが唯一のCRプリアンプです。
ガレージメーカーさんですと、マックトン、三栄無線、ハルアンプ・・・等のブランドで出てました。
*************************
どんなに高額の200万円のプリですらほぼ全部NF型です。
CR型は希少です。
NFタイプはフィードバックの量加減でイコライジングかける、本当のアンプ機構なので、
ノイズが出にくい、
綺麗なカーブ特性出せる事、
周波数特性がよい事
のメリットあります。
又、フィードバックにより、信号が何回もの電気素子にグルグル回って来ますので、
カートリッジや線材などの交換による影響がとても大きく感じます。
CR型はコンデンサーと抵抗でカーブ特性作りますので、
とてもシンプルな回路で作る事ができます。
メリットは、
ストレートな音色、
ケーブルや電気パーツ類に1回しか信号通らないので、主役パーツの長所が引き出し易いです。
********************
この2選択是非一度行ってみてくださればと思っております。
上記の写真の
EXプロ PE50 文字クリックで詳細見られます
店頭に常設してますので、聴き比べにいらしっゃって下さい。
ご近所の方でしたら、数日間だけなら、
試聴貸し出しも可ですよ
さて今回は
MCヘッドアンプ編です。
ヘッドアンプというのですから当然アンプリファイヤーなのです。
そのためMC昇圧トランスとは異なり当然ながら電源が必要です。
MCトランスと違い、聴く前にヘッドアンプのスイッチ入れなければなりませんので、MCトランスのように使いっぱなしができません。
またアンプの回路を通るのですから、シンプル・イズ・ベスト目指す方は敬遠している様です。
人気でいえば、使い勝手の良いMC昇圧トランス派がやや多いです。
でもMCヘッドアンプもメリットがあります。
トランスのように信号を遮断して電気を無理やり変圧してないので、周波数特性(特に超高音と超低音)に優れているケースが多いです。
又各社のブランドの目指す音作りも表現しやすくなるので、カートリッジの音色がドンピシャに当たりが出やすいかと思います。
前おき終わりにして、実物の写真を御紹介いたします。
ヤマハ HA-1ヤマハは結構沢山のヘッドアンプ方式を採用した製品多かったですが、その中の1つ
ソニー HA-50ソニーも数機種トランスとヘッドアンプだしてました。
やっぱりソニーサウンドのカラー出ます。
パイオニア(PIONEER)HZ-1文字クリックで詳細見られます
これはすごいです。
MCヘッドアンプとしてはサイズも物量もトップクラスの投入ではないでしょうか?
無帰還(NFBなし)です。
ラックス CX-1意外とニュートラルなサウンドで、俗に言われるラックストーンとちょっと違います。
すっきりした音色だったと思います。
昔私物で使った頃ありました。
マークレビンソン(MarkLevinson)JC-1AC文字クリックで詳細見られます
こちらは特級のマニアックなヘッドアンプの一つでしょう!
JCとは聞いた話で恐縮ですが、設計技術屋さんのジョン・カール氏の名の様です。
このJC-1は2つ種類あって、コンセントタイプの
JC-1AC
と、バッテリー駆動の
JC-1DC
がありましたが、さてどっちが面白いのか、いつか2つ並べて聞き比べしてみたい物です。
マッキントッシュ MCP1いやーはやー こんな品物存在したのですね。
初めて見た時は驚きました。
超レアです。
今回のヘッドアンプで画像がなくて紹介できないのですが、フィデリックスというメーカーで以前出していた、006Pの乾電池式のヘッドアンプは劇的に音がよかったです。
見た目はポケットに入れられるような安わらのおもちゃみたいなのですが、シンプルな増幅回路とバッテリー駆動(鉛バッテリーで駆動すると別な次元の音でした)それと完全な非磁性体を目指したアルミシャーシなど、見た目の安っぽさからは想像できないほど透明感が高いクリアーで癖のない音がしたものです。
ただひたすら色付けの少ない音を追求するあまりのため、余計な回路を省いていたたせいで電源を入れればバチッとノイズが聞こえたり、見た目も豪華さとはまったく無縁ですので、オーディオマニアの所有感をくすぐり難い製品でした。
それに個性的に聞こえる音を好むマニアも多いため、色付けのない音を味気ないと感じてしまう方も多いと思います。
とうの昔に生産も終了している製品ですが、たぶん世の中に出て行った数も少ないので、市場で目にする機会は少ないです。
さてMC昇圧トランスとヘッドアンプについて書いてきましたが、アナログの微弱な信号をどのように聞くかによって、その選択肢は変わってくるのかもしれません。
************
どちらも長所短所が両立し、もちろんそれによって音も大きく違います。
さてあなたならMC昇圧トランスと、MCヘッドアンプの どちらを使ってみたいですか????
CDプレーヤーなどの機器なら、ボリュームとパワーアンプを繋げば音を出す事は可能なのですが、アナログを再生する場合、アンプに内蔵されているフォノイコライザーによって増幅しなければなりません。
以前お話したようにカートリッジにはMM型とMC型がありますが、厳密に音のよさを追求するのであれば、カートリッジのボディーと針先が分割するMMタイプより、ボディーと針先が一体型のMC型のほうが有利です。
しかし発電構造の違いから、MM型は出力も大きいのですが、それと比較するとMC型はどうしても出力が小さくなります。
一般的なアンプはその両方に対応できるように、両方のカートリッジに対応する入力端子をつけて設計されているのは多いのですが、その両方を聞き比べた場合どうしてもMM入力端子の方の音が良い場合が多いのです。
しかし出力の小さなMC型をそのままMM入力端子で聞くには音が小さすぎるため、その出力を増幅する必要があります。
そこでその出力を増幅する方法として、MC昇圧トランスとヘッドアンプという2つの種類のどちらかの増幅装置を使う事になります。
これはアナログプレーヤーをご使用中のマニアの方でも、MMのカートリッジを使われている方はそれほど悩むこともなく事がなく済むのですが、MCカートリッジを主役に使われている方の場合は、いまいち音の冴えないMC対応のフォノ端子を使うよりも、MCトランスかヘッドアンプを接続してMM端子に繋ぐ方が音がいいのです。
そこで悩むのが
MC昇圧トランスで行くか、
MCヘッドアンプで行くか悩み所です。
もちろんプリアンプやプリメインアンプに搭載のMCポジションを使えばなんの事ないのですが、どうせなら外付けの良いアイテムで聴聞きたいというのが本音で、当店でも入荷してから販売されるまでの滞在期間はとても短い商品ジャンルです。
また同じMCカートリッジでもデンオンのDL-103等の様に40オームほどのハイインピーダンスの物もあれば、オルトフォンの様に3オーム位のローインピーダンスの物ありますので、とりあえず片っ端に買えば良いわけではないのが厄介なところです。
とりあえず今回は
MC昇圧トランスをいくつか御紹介いたします。
オルトフォンSTA6600SPUを使う方の人気No1の専用トランスです。
JS社のトランスを搭載していて、甘くなく、硬くなくで、とてもバランスよい音かと私思ってます。
オルトフォンST-80こちらもSPUに向いております。
デンオン(デノン)AU-320このメーカーで一番台数売れた品物かと思います。
ハイ+ローインピーダンス切り替えが付いていますので便利です。
またハイのポジションはDL-103シリーズに最適と言われてます。
デンオン/デノン(DENON)AU-310文字クリックで詳細見られます
こちらは320に比べて希少です。
ハイインピーのみ可です。
アントレー(entre)ET-200文字クリックで詳細見られます
このブランドは残念ながら現在ございません。
ローインピーダンス向けです。
私の主観ではありますが、暖かい系統の音色と思います。
ハイフォニックHP-T5このブランドも 残念ながら現在ございません。
振動対策がとてもしっかりしてますのでとても重たいです。
パートリッジ TH-7834自作アンプマニアに大人気のパートリッジ社のMCトランスです。
オーディオニックス社で売られてました。
UTCC-2080文字クリックで詳細見られます
パートリッジ社と同じく真空管アンプ自作派に人気のUTCトランスです。
ハイインピーダンス向けです。
MC昇圧トランスのメリットは、ヘッドアンプと異なり電源が不要です。
また増幅回路を持たないため、固有のノイズの影響も受けにくい点がメリットとしてあります。
ただ弱点がないわけではなく、アナログの場合極微弱なデリケートな信号を扱うため、信号が途中で遮断されてしまうという意味では接点を増やすこと同じで、レコード盤に刻まれた繊細なニュアンスを聞き取りたいという方には敬遠されてしまう事もあるのです。
とりあえずMC昇圧トランスは、このあたりでストップして、次号でMCヘッドアンプに移りたいと思います。
今回は
ゴトウユニットにてフルシステム組まれたハイエンドユーザー様のお宅の2番目の御紹介です。

縦に長いお部屋の壁の一面が全てが、ゴトウユニットのホーンスピーカーによって埋まってしまっております。
ユニット構成は、
ゴトウユニット SG-160BL
ゴトウユニット SG-370BL+S-600ホーン
ゴトウユニット SG-505BL+S-175朝顔型ホーン
ゴトウユニット SG-38(旧タイプのコルゲーション無いタイプ)×2
ゴトウユニット コンクリート4分割Wウーファー用ホーン
の4ウェイ構成となっております。
中低域、中高域、高域の3点のユニットは、全てベリリウムダイヤフラム振動板のタイプです。
低音ホーンは正面向きなので、部屋全体の空気を駆動する感じのように、スパーンと飛んで来る迫力です。
この大掛かりなゴトウユニットのホーンシステムを設置する為、せっかくの新しく作ったお部屋の壁の上部に、S175のホーンを突き刺すため壁の穴を開けてしまいました。
とろりあえず音が良くなるのであれば、躊躇なく何でもやってしまうスーパーオーディオマニア様達は、
システムを売っている私でさえその勇気に頭が上がりません。
しかし見事なまでに綺麗に設置されていて、まるではじめから備え付けのごとく見事にまとめておられますね。
とてもかっこよく仕上がってます。
しかし音質追求へのトライは終止符をうつことはなく、現在でもさらに良くしようとチューニングアップを絶え間なく行ってます。
もうこの部屋に入ったら、とにかく音楽を聴かずにいられなくなるでしょう、、、、、、
ほんとに、うらやましい限りです。
真空管アンプに続いてトランジスタアンプの変った形を御紹介いたします。
JBL SE400SJBLのアンプはその人気の高さから全部プレミヤ価格となりました。
これはその中の一つSE400Sパワーアンプです。
小窓から基板が見えるデザインです。
またほとんど同型でカバーの無いモデルも有り、それはスピーカーシステムの背面にネットワークのBOXと同じように埋め込めるモデルもありました。
こような所などはスピーカーメーカらしいです。
ケンウッド(KENWOOD)L-02A 文字クリックで詳細見られます
これは電源分離型のプリメインアンプで、当時トリオ製品の高級機のみに使っていたブランド名がケンウッド時代の(80年代頭)とっても高額だったアンプです。
比較的手抜きが出やすいプリメインアンプなのですが、このアンプの何が面白いかといいますと、フロントパネル下側が、CDプレーヤーのトレイみたいにスイッチのボードがスルスルって出で来ます。
それだけ力を入れたアンプだったのです。
もちろん音もプリメインアンプとしてはよく作られています。
リンクス(LINX)VEGA PREAMP+PWRAMP 文字クリックで詳細見られます
これはプリアンプとパワーアンプのセットですが、6角形のパネルとプリアンプの操作ボタンが特殊です。
パイオニアMZ1これはモノラルA級パワーアンプです。
ガラスの窓の内側にレベルメーターが入って、又回路図みたいのが描かれてます。
私のほしいアンプNo1ですねー
マークレビンソン No38Lこれはラインプリアンプで、フロントパネルのうねりカーブとシルバーツマミがいい具合です。
アンバランス信号でも、バランス回路処理してくれるとういう面白い機構でした。
サテン(SATIN)PA-1文字クリックで詳細見られます
これは非常に希少品のプリアンプです。
サテンカートリッジ専用のフォノイコライザーまで搭載してます。
あれ!これパワーアンプ?って程つるんとした顔ですが、ツマミ類が下の切れ込みに半分もぐってます。
なかなか良いルックスですね。
ヤマハ B-6これはもうご存知でしょう!!
ピラミッド型パワーアンプです。
スイッチング電源採用されてます。
もっとも奇妙な形のアンプでしょうね。
チェロ オーディオパレットこれはズバリ、かっこ良さにシビレマスが、その値段もシビレマスね。
プリとグラフィックイコライザーの合体品。
ハーマンカードン(HARMAN/KARDON)Citation X-1文字クリックで詳細見られます
これはパワーアンプです。
マッキントッシュの様に電源を入れると文字が浮き出ますので、とってもオシャレですが、自分の名札をここまで、ドバーっと見せ付けるのは・・・・かなり強烈です。
特注窪田式FETプリ+ドライバー+パワーアンプ 文字クリックで詳細見られます
こちらはブランド品ではなく特注作成品ですが、鋭いルックなので載せました。
評論家(アンプ名人?)の窪田さん設計の0デシベルアンプと呼ぶそうです。
回路のNFB無しが特徴です。
ボリュームも東京光音製の部品使うなどで、高級パーツ満載です。
音色もとてもシナヤカです。
ガス アンプジラこちらは説明は不要でしょうか!
突き出たメーター部といい、文字のスタイルといい、名称まで ワッハッハ級ですね。
ゴジラ・サンオブアンプジラ・テドラ・セーベ・・・・すごいです。
昨日は面白いスピーカーをアップしましたので、今回は変ったデザインの真空管アンプのお話をしようと思います。
ただし基本的にアンプは皆似ておりますので、極めつけの面白デザインとは言い切れない物や、ただ珍しいだけ古いだけの物や、このブランドにしてはイメージ違うってだけの場合もございます。
そのような事で御愛嬌のほどお願いいたします。
ユニゾンリサーチ Smt845(イタリア)845の大型バルブのシングルアンプ モノです。
陶器の熱遮へい板が面白いです。
EAR859文字クリックで詳細見られます
インテグレーテッドアンプです。EL519のシングル。
メッキのまばゆい輝きがとても美しいです。
ラックス MB88の初代機取っ手が面白くて業務用みたいで、メカニックなルックスです。
ラドフォードSTA25EL34プッシュプル、イギリス製。
なんでトランスにメッシュかけているのに、球はむき出しなのでしょうか?
漫才なら突っ込まれるような作りですね。
テレフンケン V69文字クリックで詳細見られます
ドイツのアンプ、F2a11のプッシュプル。
V69aやV69bより古い初代機の様です。
極希少です。
サンスイ(SANSUI)PM-900文字クリックで詳細見られます
球モノレーシーバーです。相当に古いモデルです。
そういえば子供の頃の近所に住む老夫婦の家にあったラジオにそっくりです。
マランツ#9これは説明不要でしょうか!
アルテック(ALTEC)1568A文字クリックで詳細見られます
6CA7プッシュプル モノです。
ピアレス トランス採用が最大の特徴です。
ラックマウント前提なので、このようにケースにつける事あります。
グリーンパネルは映画館の裏方さんが、目が疲れないようにする配色と言われてます。
アンペックス 807PPこれも上記アルテックアンプと同じラックマウントしないと自立できません。
ストロンバーグカールソン AU-57薄ら記憶ですが6L6GCのプッシュプルアンプです。
プラグ式トランス挿すと、ミキサー機能も働きます。
ダイナベクター(DYNAVECTOR)DV8250文字クリックで詳細見られます
旧社名オンライフリサーチの 6550プッシュプル
メーターのメモリがあまにも、オオザッパですが、カッコよいです。
EXプロ Valve100SE文字クリックで詳細見られます
まだ現役の製造中のアンプです。6L6のシングル
窓ごしの真空管光が見えます。
これはグッドデザインです。
EXプロは別名サウンドと言います。
元はギターアンプメーカーでグヤトーンと言うブランドでした。
今回は写真だけ見ていても面白いスピーカーを御紹介いたします。
マグネパンMG-II文字クリックで詳細見られます
ご覧のように平面型です。
まるで仕切り板かついたてです。
あるいはふすまに見えなくもないです。
このスピーカーの振動版はコンデンサー型でなくリボン型の一種です。
若干セッティングに大変な所ありますが、箱型では出せない繊細なトーンを持っていますね。
個人的には家の引き戸の代わりに使いたいです。
ポークオーディオSDA-CRS文字クリックで詳細見られます
前から見ると極普通ですが、背面見ると大きなドロンコーンが付いてます。
インフィニティRS9 kappa文字クリックで詳細見られます
すらりと細身の細長ですが、割と薄型です。
しかもなんと背面にツイーターが1つ付いてます。
振動板の方も、コーンとドームとリボン型ユニットがが沢山搭載されてます。
エムパイヤ(EMPIRE)MODEL 7000文字クリックで詳細見られます
まるで酒樽の様ですね。
ウーファーは下面に打ち付けて全方角放射します。
天板は大理石です。
とてもかっこいい形です。
これなんかでしたらリビングの花瓶を載せる台としても違和感が無いので、奥様に邪魔者扱いされずに済むかもしれませんね。
あとは奥様とご相談の上・・・
多分マグナボックス文字クリックで詳細見られます
これは!!!!何じゃこりゃーの世界です。
でもこれで完成品なのですよ。
最初見たときは梱包材の発泡スチロールの中にユニットが入れてあるのかと思いました。(大笑)
でもホーンが横についております。
まったくふざけた外観をしていますね。
シーメンス(ドイツ)のカバン型スピーカー
ストロンバーグ カールソンの20cmシステム
ガラス板に反射させて音出します。(ヘーが5です)
テクニクスSB-8000これご存知ですか?SB-7000の1ランク親分でリニアフェイズシステムです。
リーフトゥイーターが付いてます。
フルヤマオーディオのフラットA+ハイルドライバー平面型ですが、音色はコンデンサー型と丸いコーン型の中間です。
マグナボックスの大昔のスピーカーここまで来ますと、チンプンカンプンのクラスですね。
でもグッドなルックスです。
音を出すためのスピーカーシステムですが、世の中には変り種の面白いものがたくさんあるものです。
普段私達が目にするスピーカーは、四角い箱に丸いユニットが付いたものが一般的にイメージしています。
そのような目で見ると、オールホーンシステムも滑稽な変り種の外観かもしれませんね。
マッキントッシュやマークレビンソンはいたるところで情報あるでしょうから、どうせ御紹介するならでレアな品をということで、
オーディオリサーチ社のアンプと
コンラッドジョンソン社のアンプを今回写真入れてみます。
両社とも日本ではちょっとマイナーなメーカーになるようですが、アメリカ本土では結構な人気者と聞いております。
真空管アンプの部類ではあるのですが、回路にはトランジスタも一部採用していて、ハイブリッドアンプとして組まれた物が多いです。
オーディオリサーチ
オーディオリサーチV35文字クリックで詳細見られます
KT91の球搭載されてます。
オーディオリサーチ社のパワーアンプは、真空管がむき出しでなく普通のパネル型がほとんどですが、後ろから見ると強力な球をしょっている場合多いです。
オーディオリサーチD-90B文字クリックで詳細見られます
KT66パラプッシュの、やはりハイパワーアンプであります。
オーディオリサーチのアンプはデザインに特徴あって、パネルに角の丸い四角の枠がたいてい書き込まれていて、すぐにオーディオリサーチと分かる顔してます。
いいデザインですね。
おだやかな音色で低音がググッと出てくれますよ。
コンラッドジョンソン
フコンラッドジョンソン゚レミヤ2文字クリックで詳細見られます
これはプリアンプです。
プレミヤ2は普通サイズですが、この後にプレミヤ7というお化け級のプリアンプもでました。
コンラッドジョンソンプレミヤ4文字クリックで詳細見られます
コンラッドジョンソンプレミヤ4文字クリックで詳細見られます
EL34(6CA7)パラP.Pである どでかパワーアンプです。
サイズもマッキンMC2500よりも大きいです。
そのため球がこんなに小さく見えますので、、、、
なんとこの更に大きいプレミヤ1というパワーアンプも一度過去に入荷したことありますよ。
定価も当時はかなりの高額で、日本には台数があまりございません。
外観があまりケバケバしていない、比較的落ち着いたゴールドパネルが特徴です。
後にプレミヤシリーズから改名して、エボリューション(ランサーとちがいますよ)シリーズになってしばらく売られてました。
このブランドは、ずばり<<押しの音>>の相撲取り級で、暖かい通り越して、骨筋肉とも太い音色です。
大型スピーカーをもっと迫力のある音でドライブしたい方に最適ではないでしょうか?!
前回は個人的嗜好の話をしてしまいましたので、今回はちょっと真面目な話題に戻りましょう。
オーディオ機器の
教祖様?
なのかなんともいえませんが、現役のオーディオメーカーの創世者であるのは間違いないです。
もともとJBLもアルテックもジェンセンも全てはウエスタンエレクトリック社から生まれた企業です。
その当時は電話や映画館用音響システムのほとんどを牛耳ってました。
しかもその開発費用は小国家の国家予算を上回っていたと聞きます。
今ではゴトウユニットのシステムも顔負けのプレミヤ価格になっていまってます。
もう完全に骨董品の世界です。
でもごくまれですが、当店にも入荷いたします。
現在在庫の物しか御紹介できませんが、どのようなものかとりあえず見てください。
ウエスタンエレクトリックKS-14704+KS-14706文字クリックで詳細見られます
アルテックの32ホーン(A8に搭載していたホーン)そっくりです。
このKSというウエスタンのシリーズは、アルテックなどのメーカーのOEM品らしいです。
ですのでかなり後期のモデルにあたります。
ウエスタンTA-7395風46cm用フロントホーン文字クリックで詳細見られます
これはレプリカではありますが、ほぼ原寸に近いようです。
ウエスタンの専門オーディオ店さんでよく写真みかけますね。
46cmのユニット
多分ウエスタンかジェンセンの4181等を取り付けますが、人が入れる大きさです。
一般家庭の1枚ドアからですと搬入かなり苦労いたします。
個人的に一度適当な46cm入れて聞いて見たいところありますが、あいにくユニットがございません。
残念です。
昔のアメリカの映画館には、これが壁に埋まっていたのでしょうね。
どうりで音がすごい訳です。
前記いたしましたように私はスピーカがとも好きなのですが、その中でも
ホーンスピーカーのマニアであります。
先代オーナーの旧エレックス時代の頃を知る方ならお分かりですが、オリジナルのオールホーンシステムがありました。
しかし今はオリジナルのホーンスピーカーも売れてしまっているため、店舗での試聴用のオールホーンスピーカーのデモ機が無くなってしまったのです。
どうにかしないといけないと思い、今こんなのを用意しております。

見た目はユニークで何これ?と思われるかもしれませんね。
でも笑わないでくださいね。
これでも本人はどうにかしようと必死にあがき、いずれこのウッドホーンは、エレックスのオリジナル製品にできたら・・・と考えております。
さてその構成ですが、ホーンのドライバーに当たるユニットは、安価の20cmフルレンジをフロントホーンに取り付て、ミッドレンジは1インチドライバーとハイレンジはホーントゥイーターを載せ、簡易ネットワークを使用してクロスさせて使っております。
まだとりあえず作ってみただけのため、細やかな調整不足であり、まだ低音のある周波数にまだボンつきでます。
でもとりあえずまあまあの及第点くらいになってます。
こんなふざけたシステムですけど、冷やかしに聞きにいらっしゃってください。
辛口批判も大歓迎ですよ。(まだ売り物ではないですから・・・・)
f特がどうとか、位相がどうだとか、定位が・・・はこれからです。
とオーディオ学なる事を、試聴機かねてつぶやいております次第です、、、、
お客様にはいつも音の良い録音のソースをかけて聞聞いていただいておりますが、クラシックではバッハ無伴奏やジャズのシェリーマン等など、お客様の聞きたいCDを選んで聴いていただいてます。
じつは前掲載のお店内の写真をみて分かった方もおられるでしょうが、

壁のあちこちにこんなポスターが掲げてありまして、じつは私は店の中で一人ぽっちの時は、こそこそと
ブリトニー・スピアーズなんて聞いていたりする、
ネクラオタクな変なオヤジであったのです。
普段は散々と音楽のうんちく話しておきながら、

こんなの自分で聞いてます。。。。。
ブリトニーDVDもしょっちゅう真ん中のテレビで見ていたりします。
まあ音楽の一部にはちがいないので、馬鹿な奴もいるものだと笑ってごまかしてくださいね。
でも、ブリトニーの<SOME TIMES>と<LUKY>の歌詞はホントいいですねー!!
今回はスピーカーと言いましても、その心臓部の
スピーカーユニットをご紹介いたします。
JBLやアルテックの場合は、完成システムも多いのですが、単品ユニットをチョイスさせて好きなスピーカーを組み上げる場合がとても多いです。
まずはじめに38cmのユニットから
JBL D130文字クリックで詳細見られます
JBL D130文字クリックで詳細見られます
クリック先を2つあげましたが、JBLのD130はバージョンがとても多い一つですね。
15インチ38センチ級の大形ユニットですが、センターキャップがアルミなのでフルレンジとも呼ばれてます。
バージョンは細かく分散しますが代表的な物の4リストあげます。
フィックスドエッジ(紙の縁がロールしたもの)のビスクロイド(ベトベトしたダンプ材)なし
フィックスドエッジのビスクロイドあり
布エッジ
布エッジでフェライトマグネット
と変ってまいりました。
色もグレーフレームやブラックフレームと移り変わり、とても歴史のあるユニットです。
このJBL130の特徴はコーンがとても軽量級な点です。
アルテックの416と同じ位で約60g位の振動系質量のため、その音質もとても歯切れがよいです。
特にフィックスドエッジのタイプは音の切れが良いですね。
傾向とすれば大型のバスレフ箱やマルチダクト、又はバックロードホーンなどで鳴らすとゴキゲンです。
そのため小さな箱ではこのユニットのよさが出し切れないのでしょう。
JBL純正ではハークネスやC38シリーズに搭載されてました。
JBL LE15H文字クリックで詳細見られます
JBL 2215H文字クリックで詳細見られます
JBL 2215H文字クリックで詳細見られます
JBLの15Hと2215Hは家庭用とプロ用の違いのみでほとんど同じモデルです。
磁気回路がアルニコの場合は15Aと2215Aとなります。
15Aは有名なシステムでは、中期のパラゴン、オリンパス、アポロ、サブリンなどに搭載されてました。
前期のユニットはクリーム色のゴムエッジで、後期はウレタンエッジとなります。
コルゲーション(コーンのしましま模様)付きで等価質量を増やし、コーン質量で約100g位ですので、
低音を強く求める方と低音の切れを求める方のどちらもという所の音色です。
ついでにですが各ユニットの末の表示記号のAやHですが、Aは8オームのアルニコ、Bは16オームのアルニコ、Cは32オームのアルニコです。
Hは8オームのフェライト、Jは16オームのフェライトです。
JBL 136A文字クリックで詳細見られます
このユニットはほとんど同じつくりで、プロ用モデルの場合は2231A(後に2235となります)と品番ついております。
JBLの43シリーズの38cmはほとんどがこのモデルです。
JBL特有ののずっしりした重く迫力のある音色はこのウーファーのお陰です。
約150gの振動系の質量ですので、低音域での歯切れは犠牲になりますが、その代りズドーンとした迫力満点の重低音が出てくれます。
**********つまりJBL38cmは大別すると、3系統の選択によって、好きなサウンドが得られます。******
JBLドライバーユニット
JBL 375文字クリックで詳細見られます
2インチドライバーユニットで一番有名な機種です。
約100パイのドーム振動板(ダイヤフラムともいいます)です。
これの兄弟で376というのが、ございますがダイヤフラムのエッジ形状が違います。
375(2440も)はロールしたエッジで低い音再生向きに対して、376(2441も)はギザギザのエッジですので、比較的高いほうの音に有利です。
JBL 175DLH文字クリックで詳細見られます
こちらは振動板が1インチドライバーとなりますが、ホーンとセットの状態です。
通称<蜂の巣ホーン>の小型タイプです。(大きい2インチ用はHL88)
この蜂の巣は、音響レンズと呼ばれてまして、中央が遠回り少なく、外周ほど遠回りした音道で、中央が早く耳に到達させる効果(結果として球面波)あります。
ヒレヒレのスラントプレートタイプのレンズもその目的と効果は同じです。
最終的にウーファーの音波形と似てきて、つながりがよくなるわけです。
JBLトゥイーター
JBL2405文字クリックで詳細見られます
ホーンツイーターですが、JBLスタジオモニターの4343等に標準装備された物です。(ほんとに、よく見かけます)
075や077も基本構造は同様で、特徴は、リングラジエーター方式(ドーナツ型の中の抜けた振動板)です。
その効果は、高い音が若干シャキシャキと聞こえますので、もろに高音が体感できます。
では前回に引続いて、ラックス社のトランジスタアンプをご紹介いたします。
今回も簡易説明で申し訳ございません。
プリメイン
SQ-505X文字クリックで詳細見られます
SQ507文字クリックで詳細見られます
SQ77T/II文字クリックで詳細見られます
こちらはかなり古いタイプなのですが
SQ77T/Iは真空管式で同デザインであったそうです。希少品です。
パワーアンプ
M-06.jpg)
M06 A級のパワーアンプですが、メーターがデジタル数字で表示する、ユニークなパネルデザインです。

M-7f こちらは大型メーターが特徴です。

B-12 モノパワーアンプ
これは極希少です。
ヒートシンク(放熱板)のトランジスタがもろ見えです。
またパイロットランプがこのトランジスタの所で光ります。

M150
たまたま写真が見つからないので、今回はここまでにしておきますが、また見つかりましたらアップいたしますので。(特にプリアンプを)
ラックスこのブランドは、ほんとにすごいです。
真空管とトランジスタのアンプが常に両立して作っている、ほんとに古くからのメーカーです。
元々はトランスのメーカーだったと聞いてます。
今まで海外企業と合併したりでいろいろと変遷してきましたが、日本のアンプブランドとしては今も不動の地位を築いています。
今まで発売されてきたモデルもすごい機種数で、真空管・トランジスタ・プリ・パワー・プリメイン・キット・・・何でもあります。
一時スピーカーやチューナーやレコードプレーヤーもございました。
かなり機種が多いので、写真と簡単な説明になってしまいますのでお許しください。
プリメイン
SQ38D文字クリックで詳細見られます
38シリーズ2号機です
LX38 ULTIMATE文字クリックで詳細見られます
50CA10の最終機
プリアンプ
CL35文字クリックで詳細見られます
CL35の初代機
SQ38FDのパネルとそっくりです。
CL32文字クリックで詳細見られます
CL32文字クリックで詳細見られます
A3300文字クリックで詳細見られます
パワーアンプ
MQ36文字クリックで詳細見られます
希少品の6336AのOTL
MQ80文字クリックで詳細見られます
6336AのPP
MQ60文字クリックで詳細見られます
MQ60文字クリックで詳細見られます
MQ60文字クリックで詳細見られます
MQ60文字クリックで詳細見られます
SQ38FDと同じ50CA10PPです
ちょっとアナログプレーヤーにブランクございましたが、今回は
カートリッジ編をアップいたします。
カートリッジは大別しますとMC型とMM型ございます。(その他にも希少でございますが)
ご存知のようにカートリッジはレコード盤に刻まれた溝の上を針がトレースする事で、その振動を発電して電気信号に変換いたします。
その発電方法の違いとしてMC型とMM型という分別になるのですが、針のカンチレバー側にコイルを繋げてボディ側に磁石のMC型と、カンチレバー側に磁石でボディ側にコイルのMMとなります。
一般的にMM型の場合発電出力も大きく、MC型は発電出力が小さめです。
そのためアンプのフォノイコライザーに接続する場合、基本的にはMMが他の接続をメインにしたアンプが大半のため、MC型にはその出力を上げるために昇圧トランスかヘッドアンプを必要となります。
もちろんアンプ側にすでに内臓されている場合もございます。
よくレコード針の交換という話を聞いた事もあると思いますが、この針の交換の特色は、MC型の場合は本体丸ごと交換で、MM型の場合はカートリッジの先っぽだけ取り替えます。
(特例でサテンのMCは先だけ交換できます)
これはカートリッジの基本的な構造上のためで、針先がカートリッジ本体と分割できるMM型の方が経済的になりやすいのですが、本体と針先の分割という構造上、余計な振動や接点も増え易く、正確なレコード盤のトレース信号を増幅しにくい点があります。
そのためどうしても高音質のカートリッジにはMC型が多くなってしまいます。
ではMCの代表のオルトフォン社(デンマーク)の一番有名な針をご紹介いたします。
SPU-A文字クリックで詳細見られます
SPUシリーズの大きな特徴に一つに、カートリッジ本体と、通常カートリッジを取り付けるためのヘッドシェルが一体となったデザインです。
このもでるは正方形のヘッドシェルが特徴です。
若干コネクトから針先まで短いので、少し長いトーンアームに取り付けます。
またピンが下にあるために、下にもピンがかかるトーンアームのユニバーサルコネクターでないと取り付きません。
SPU-G文字クリックで詳細見られます
有名なかめのこたわし型シェルです。(カブトムシにも見えますね)
このシェル独自の共鳴が音質に影響を及ぼすからでしょうか、カートリッジ本体を別のシェルに交換しますと全然違う音色になります。
逆にオルトフォンMC20等このシェルに付けると不思議とSPUに似た音色になるといわれてます。
SPU-GE文字クリックで詳細見られます
基本的にはSPU-Gと同じですが、Eが付くモデルは楕円の針タイプです。
少し年代違うものですが
SPU-GE文字クリックで詳細見られます
や
SPU-GE.jpg)
こんなのもございます。
このオルトフォンのSPUのシリーズは超ロングセラーでありまして、今までも輸入商社が何度もかわってます。
オーディオニックス時代
ハーマンインターナショナル時代
オルトフォンジャパン時代
これらは
マニアの人は、上のマーク形状等で分かってらっしっゃるそうです。
又Gタイプの面白い機種にSPU-GTEなる物もございますが、これはヘッドシェル内に最初説明しましたMC昇圧トランスの小型の物が内臓されていて、プリアンプはMMにて接続いたします。
ほかにもモノバージョンのCG-25DやSPUモノというものありました。
超ハイグレード判でマイスターシリーズも出ておりました。
オルトフォンのSPU自体は基本設計年度も古い機種ですので、当時レコード盤の溝をきっちりとレースさせる目的で比較的高めの針圧の設計でした。
そのためヘッドシェルの構造と相まって、極太のごつい音色を奏でるのです。
その音が多くの人を魅了してきたのでしょうね。
そのためオルトフォンのSPUシリーズはいずれも高い人気で、一人のお客様で10本お持ちのかたは、ほんとにざらにいらっしゃいます。
近代のカートリッジは軽針圧で高剛性ボディーのものが多く、感度の高いトーンアームで再生させるものが多くございますが、そのような方向性とは異なる多少感度が鈍い古い時代のトーンアームなどに付けて、その独特の音楽の世界を楽しめるのもアナログオーディオの楽しみの一つですね。
さて今回は新カテゴリまた追加いたしたいと思います。
スピーカー
アンプ
アナログプレーヤー
チューナー
CD
ときましたので、
今回はテープデッキのご紹介いたします。
デッキといいますと、カセット/オープン/DAT/DCC等が浮かびあがると思いますが、当方ではデジタルの物はCDの仲間ととらえてますので、アナログのテープデッキのみに関してお話をします。
テープデッキは、実はレコードよりグレードが高い部分もある音楽アイテムなのです。
それは光読み取りのCDと同じくピックアップに質量のない、
磁気を利用するからです。
そのために、急激な立ち上がりにも瞬時に対応できる訳です。
現実にレコード会社はテープにマスターを保管しているのです。
ただ厳密に言えば、アナログレコードには信号劣化が少ないダイレクトカッティングという物も存在しますけど、今は現実的ではありません。
また磁器装置特有のトラッキングの問題や帯磁によるトラブルなどもあり、維持管理などの問題も残っています。
オープンデッキ・・・・・・・
オーディオ装置で一番めんどくさい操作の機器ですが、10号リール回る姿には圧巻されますよ。

デンオン(デノン)の業務用
DN3602R文字クリックで詳細見れます
特大です、業務用のすごい所の一つで、メカ部がアルミ砂型鋳物で構成されています。
(これがミソなのです)
上のミニスピーカーで聞いても十分な音色かもし出します。
カセットデッキ・・・・
長らく続いた録音できるメディアですが、今となってはCDRにその座を取られましたが、いまだにカセットマニアもこだわり持って使っております。
ナカミチ700R文字クリックで詳細見れます
カセットデッキでも、こんなにルックスの良い機器ありましたね。
これはテープ縦にセットされます。
ナカミチといえばドラゴンが有名でしたが、カセットテープを他のメーカの機種などで再生させても互換性も少ない点が玉に瑕でしょうか。
アカイやティアックなんていう有名メーカーもありました。
****************************
その他にデッキの超マニアック機として
ナグラ(スイス)のミニオープンデッキ入った事ございます
(写真でたらアップいたします)
今はテープの入手も容易ではありませんけど、この世界も熱狂的なマニアが存在する世界なのですね。
今回はたまたまですが、お店に沢山あるので写真が見られる物選別してみました。
という事で、カウンターポイント社のアンプをご紹介いたします。
カウンターポイント社はアメリカのメーカーですが、今から約10年位前に倒産してしまいました。
とても魅力のある製品を出していたメーカーでしたから残念です。
さてカウンターポイント社の特徴はハイブリッド構造の増幅で、真空管とトランジスタのミックスです。
音質的にはかなりシンプルな傾向で、とても切れ込みの良い音色を聞かせてくれるのですが、ただ球の特性と配線の取り回しでノイズが出やすいのが玉に傷でしょうか。
カウンターポイントプリアンプ
カウンターポイントSA3.1詳細は文字クリックしてください
ご覧のように電源は別ユニットとなってます。
外見のシンプルさはともかく、内部のレイアウトもすっきりしたデザインです。
しかもGOODデザイン取ったほどですよ。
カウンターポイントパワーアンプ
カウンターポイントSA20詳細は文字クリックしてください
カウンターポイントSA220詳細は文字クリックしてください
上記2台はスペックほとんど同じですが、SA220は後期型になります。
また少し小さいパワーですが
カウンターポイントSA12詳細は文字クリックしてください
ご覧の様にカウンターポイントのアンプはそれぞれに、ブラックパネルとシルバーがございます。
目の細かいヘアラインが美観をかもしだしておりますね。
こんな製品の選択肢も、ライバルに差をつける?ではなく、自分流のオーディオを楽しむ選択肢の一つかもしれません。
機会ございましたら是非一度試聴ください。
その意外な実力侮れないですね。
今回は新カテゴリにて
マイナーな存在になりつつありますが、オーディオの隠れた脇役チューナー<ラジオ>にいってみます。
FM放送のローカル局も増えてきましたがトーク番組も増えて来てしまい、FMで音楽聴きたい方は、多分ミュージックバード等の放送に切り替えてしまったかも知れません。
しかしデジタルーディオ全盛の今でも、チューナーマニアはまだまだ健在です。
チューナーの王者
トリオ KT-9900詳細は文字クリックしてください。
トリオというブランド今の方には馴染みの無い名前ですが、ケンウッドといえばわかる方も多いでしょう。
たしかにこのチューナーはすごいです。
FM電波の受信感度メーターがガツンと振れます。
さすがこのあたりは通信機+測定器メーカーの実力ですね。
この後さらにグレードアップしてケンウッドブランドをつけて01Tと02Tというのも出ました。
ほかに写真今ございませんが、
マランツ#10b
セクエラ
ソニー5000F
・・・・・・・・・
まだまだありますよ。
あるうわさを聞きましたが、現在FMチューナーをPCからトランスミッターでFMに飛ばして、別室で高級FMチューナーで受ける方法が、ひそかに流行っているらしいです。
オーディオの中では主役ではありませんが、あると便利、でも無いと寂しい機器の一つです。
今回はとても美観のよいトーンアームが久しぶりに入荷いたしました。
SME社の限定トーンアームです。
SME3010R-G文字クリックで詳細見られます

写真をご覧いただければわかりますが、超豪華絢爛VIPスペシャルバージョンです。(何処がVIPなどと突っ込まないでください)
SME3010Rの金メッキ仕上げモデルです。
じつはこのトーンアーム見栄えだけではないのですよ。
全体に施された金メッキのお陰で、トーンアームの共振周波数も変化するからなのでしょうけど、そこから再生される音色もスタンダードもモデルとは音色もわずかに違います。
収納ケースも見事で、まるで高級腕時計箱や宝石箱みたいですね。
質素なデザインのプレーヤーでも、このアームを取り付けますと、
「あれま!」
という感じで、あっという間に超高級なプレーヤーに早代わりです。
似たようなところではオルトフォン社のRMG309のシリーズも金メッキ出した事ありました。
見た目だけではなく音色まで変化してしまう微妙な繊細さはアナログならではの世界です。
ウーン いいですねーこのトーンアーム
見ているだけでもいいものですね。
前回に予告いたしましたエムパイヤ社のガラスのカバー付きプレーヤーが偶然来ましたので、その素敵な姿の写真をアップいたします。

エムパイヤ698で、パイオニアのP3の様にダストカバーがガラス製ですので、アクリル製などと違い静電気が出ないのが特徴です。
ターンテーブルの駆動方式はベルトドライブで、フローティングタイプです。
さてさて3大スピーカーの最終章ですよ。
そこで今回はタンノイ社のご紹介です。
(イギリスのメーカーブランドですが、一時期アメリカタンノイという時代ありました)
タンノイのスピーカーはもちろん全部ではないのですが、デュアルコンセントリックの同軸タイプが特徴です。
大まかに分けると10インチ(25cm)12インチ(30cm)15インチ(38cm)の3サイズで、それぞれが同軸2ウエイ構成をかたくなに守って作られてきた歴史のあるブランドです。
よく色で名称がいわれますが、それはマグネットカバーの色の事でそれで年式が分かります。
1ブラック(アルニコ、フィックスドエッジ、試作レベルの個数しかないそうです)
2シルバー(アルニコ、フィックスドエッジ、これも試作レベルの個数しかないそうです)
3レッド(アルニコ、フィックスドエッジ、この辺りからちらちらと見ることあります)
4ゴールド前期(アルニコ、フィックスドエッジ)
5ゴールド後期(アルニコ、ゴムエッジ、次のHPDとそっくりです)
6HPD(アルニコ、ウレタンエッジ、コーン裏のリブ付き)
7HPDがフェライトになったモデル
・・・・・・・・・・
大型のGRFやオートグラフも紹介したいのですが、あいにく写真見つかりませんでしたので、15インチのレキュタンギュラー ヨークから

このほかにもコーナータイプがありました。(下記ランカスターも)
タンノイランカスター15のHPDタイプ
名機タンノイの3LZ(ゴールド10)です。
新エンブレムとなった
タンノイアーデンmk2文字クリックで詳細見られます
一般的にタンノイ社のスピーカーは、音色が比較的しっとりしたウエット系という事もあり、そのような意味ではクラシック音楽ファンが圧倒的に多数です。
あるオーディオマニアの方は、タンノイの低音は、<コンサートホールの後部席の音そのものである>と言っておりました。
そういわれれば確かにそっくりです。
旧マーク時代のタンノイは、国産ボックスが沢山販売されていて、進公舎やユートピア社のボックスが沢山出回っておりますが、超マニアの方は、これこそがタンノイのミソとおっしゃいます。
解放的な環境にあるアメリカ製のスピーカーとはその音色が大きく違うのは、もしかしたら住宅の環境などの違いの影響もありそうですね。
もちろん国民性や歴史でも違うわけですから、そこに求める音の違いも大きく異なるのかもしれません。
たかだかスピーカーですが、こうしてみると音楽の表情も、また聴いて感じ取れる感情も、ずいぶんと違うものですね。
現在タンノイの上位機種であるウエストミンスターなど、フロントロードホーンとバックロードホーンという独特のキャビネットの構造で、また外観のその見た目の凄さやデザインのよさなど、英国トラディショナル家具といった感じですね。
これなどリビングに置いてあるだけで、一般人を卒倒させてしまうかもしれません。
スピーカーと一言で括ってしまえばそれまでですが、その表情もニュアンスも様々で、それだからオーディオが面白くて辞められない、というより抜け出せない方が多いのかも?
前回のブログではJBLのスピーカーシステムをご紹介したので、今回はそんな高級スピーカーブランドの3大トリオの一つ、アルテック社のスピーカーシステムをご紹介します。
ちなみにアルテックの熱狂的なコレクターたちは、別名<アルちゅう>というそうですよ。
元々アルテックはJBLと同じ会社で、ウエスタンエレクトリック社から発生したメーカーです。
JBLのモニター系の重い振動版と違い、振動系の軽いコーン紙をほとんどのモデルが採用されているため、非常に歯切れのよいスピード感溢れる明るい音色が特徴です。
また音の飛びがよいので、劇場や映画館などシアター用モデルが沢山でてました。
アルテックのスピーカーもあまりに機種が多いので写真+簡略説明とさせてください。
(ご質問ございましたらメールにてお願いします)
アルテックA5です/アルテックA5はあまりにもバリエーションが豊富で、ホーンなどのユニットを組み方かえると2-300種くらいあるのではないでしょうか?
アルテックA5は基本的に38センチウーハー+1.5インチドライバー+ホーンの構成です。
そのためボイスオブシアターという名称が付いてます。
やはりアルテックのA5やA7などのこのシステムの特徴は、フロントロードホーンとバスレフを組み合わせたスピーカーBOXでしょうか。
中低域に張りが出るので明るめの音に聞こえるのですが、意外とローエンドの空気感というか、低域の表情が意外と良いのです。
量よりも質感にこだわる、この辺はJBLのスタジオモニター系の音色とは正反対のキャラクタ-ですね。
このボイスオブシアターシステムは私知る限りでは、A8.A7.A5(A6ってあるのでしょうか?)A4.A3.A2.A1があります。
A4からしたの番数は、もはやスピーカーシステムと呼べるのかどうか、もうプレハブ住宅並みにでっかいです。
アルテックバレンシア初期型アルテック社のスピーカーシステムはスペインの名称が多いのです。
この形をそのまま大きいサイズにしたのが アルテックマグニフィセントです。
基本的にはアルテックのA7のユニット(416と1インチドライバー)を家庭用にデザインし直した物です。

アルテックモデル19(上) これもA7と同じユニットです。
アルテックモデル14(下) モデル19の小型タイプ。
文字クリックで詳細見られます
外観上箱の上下で分離して見えるのですが、じつは中では繋がっているなんちゃって別体箱です。

アルテック620A(上)
アルテック6041(下)
文字クリックで詳細見られます
こちらはアルテック人気の同軸型2ウエイで、604シリーズが搭載しております。
6041は620にスーパーツイーターと38cmウーファーを追加したモデルで、トータル4ウエイ構成です。
ほかに希少ですが小型モデルも数機あります。
アルテックディグmk2 409同軸20cm
アルテック755メディナ 有名な20cmパンケーキユニットです。
文字クリックで詳細見られます

これは珍品で
アルテックボレロです25cm+ドロンコーン+ホーントゥイーターの組み合わせ。
通常アルテックはドロンコーン(パッシブラジエーター)はまず採用しないので・・・
JBLと同じアメリカのメーカーのスピーカーですが、その音色は対照的とさえ思える部分もあります。
もちろんJBLにはD130のようなフィックスドエッジの、振動版にコルゲーションの無い、比較的軽くてスピード感のあるユニットもありますが、これらはどちらかといえばPA向けのユニットです。
そのような意味ではシアターなどのPA用のアルテックと似ている部分でもあるのですが、でもだいぶ違いが感じられますね。
アルテックのユニットはスピード感や切れのよさを感じ、音色も明るめで、アコーステック楽器の音色の質感をよく伝えてくれる音色です。
と延々と続きそうなので、アルテックについてはいったんこの辺までで。。。。。
今回はスピーカーシステムについてご紹介したいと思います。
高級スピーカーといえばJBLと思いつく方も多いのではないでしょうか?
JBLといえば小型音楽再生プレーヤーのヘッドフォンなどの小物をはじめ、カーオーディオや家庭用ホームシアター、一般的なスピーカーシステムから超高級スピーカまで、一般向けから業務用まで様々な製品を出しています。
という事でJBLのイメージとして、やこれは説明不要なのかって言うほどの名機JBLのスタジオモニターシリーズです。
JBL4343JBL4343WX文字クリックで詳細見られます

おそらく日本で一番沢山売れたと言われるJBLスタジオモニタースピーカーの超ヒット作です。
聞いた話ではありますが、とある地方のオーディオショップさんが、年間100台(50人分)売ったと聞いた事がございます。
つまり1週間で1セット納品した計算であります。<すごいですねー>
JBL4343は4ウエイ構成で、
・38cm(2231A)
・25cm(2121)
・1インチドライバー(2420)
・ホーントゥイーター(2405)
と、各ユニットが全部名機で組み合わされているスピーカーシステムです。
内蔵のLCRネットワークによる各ユニットのクロス周波数は300+1.25k+9.5kとなります。
このシステムの一番感心した所としては、38cmユニットは分割振動が400Hz位なので、その難しい帯域を避けるようにクロスしているため、ウーファーの再生負担が少ない仕様が特徴です。
JBLの38cm(2231A)のユニットは、外観上からもわかるようにウーハーの振動版にコルゲーション(リング状の模様)を設けたタイプで、これは比較的振動板の等価質量が重めに設計されており、ウーハーのサイズに対して小型のキャビネット似いれてもかなり重い低音を響かせます。
そのためかなり繊細さや緻密さとは方向性が異なりますが、重低音を響かせた、そのパンチのあるごつい音にインパクトのあるスピーカーですね。
グレータイプと
木目タイプ<WX>タイプがあり、磁気回路がオールアルニコのAタイプと、ウーハー、ミッドウーハーの2点がフェライトのBタイプありました。
その後ユニットの配置を変更した4344となり、皆さん憧れのブルーバッフルと木目のみとなり、25cmにミッドウーハーが出べそタイプののセンターキャップになりました。
このJBLのスタジオモニターシリーズのブルーバッフルとキャビネットの木目の組み合わせは、見た目的にもカッコが良いですね。

これは2ウエイタイプで
JBL4331です。
文字クリックで詳細見られます
JBLの4343のようなミッドバス無くなり、その代わりにロングタイプのホーン使用して、クロスも少し高めの800Hzになります。
もっと古いモデルは、4320の品番でちょっとユニット位置が違うだけのようです。
またこれにメクラ板取って、ツイーターにJBLの2405を搭載させたのがJBL4333となります。
当時はスタジオモニターシリーズのキャビネットも売られていて、バッフル版のメクラ板を変えて、様々なユニットでシステムを組む事も可能でした。
JBL4311WX-A文字クリックで詳細見られます
こちらはブックシェルフサイズですが、30センチウーハ-を使用したモニタースピーカーです。
外観はオールコーンタイプのユニットと、白いコーンウーファーが特徴です。
このスピーカーもやっぱり38cmモニターの系統と同じ音色で、小粒ながらごつい音を響かせ、小さいからといってもあなどれない重低音です。
これは聞いた話ですが、なんでツイーターが下なのかは、スタジオスピーカーはミキサー類の上にセットさせる場合あるため、耳の高さに高音近くするためらしいです。
その後超人気モデルの4312とモデルチェンジして、丁度4311の上下反対配置のモデルになりました。
セッティングなどは意外と融通の利くスピーカーですが、意外とそれに便乗してもっさりと鳴らしてしまう方も多いのも事実です。
でもこれチューニングすると結構面白い音が出るのです。
JBL社のスピーカーは大きく分けると2タイプあって、家庭用と業務用がラインナップとしてあり、ユニットは似てますが、外観の箱のルックスが全然違いました。
業務用といってもコンサートなどで使用するPAタイプ、スタジオでモニターするモニタースピーカーなどがあり、それぞれに使い易いデザインが施されています。
JBLといえば忘れてならないのがパラゴンですが、その外観はとてもスピーカーとは思えない観賞用の家具といえる美しい外観を持つのですが、残念ながら当店には在庫は無いのでご紹介できません。
と話が終わらなくなってしまいますので、JBLのスピーカーシステムについては今日はこの辺で・・・
今回は
スキャンダイナ(SCAN DYNA)A25の2ウエイスピーカーが入荷いたしましたので、それを題材にて、スピーカーシステムの美しい外観を飾るキャビネットの、オイルフィニッシュのスピーカーの美顔エステをご紹介いたします。
元々は

お店に持ち込まれた時はこんな状態です。
ご覧のようにスピーカーキャビネットの木目の外観は、日焼けやシミやオイル切れてカサカサの感想肌状態です。
これではご老人の肌のようです。

まずはじめに思い切り絞った水雑巾でごしごし拭きあげます。
日焼けの段差の色部の境界線は特に入念に。

かけて白くなった部分や日焼けシミは100円ショップの木目傷消しペンで色入れて、指で伸ばします。

さて次は全体の着色です。
オイルステインという名称でホームセンターで800円くらいで売ってますが、ポイントは1段薄めの色使います。
オイルステインは本来白木の木目を着色するためのものですので、そのまま同色を使用してしまうとかなり濃くなりますので、場合によっては少し勧めてティッシュペーパーなどに染ませて塗りこみます。
ただこの液は肌に付くと数日落ちませんので、薄手のゴム手袋やビニール袋でティッシュ掴んで作業すると手も汚れません。
もちろん刷毛塗りでもかまいません。

オイルステインの着色終わったら少し乾かして(すぐ乾きます)からぶきです。
色むらなどが出ているようならら、もう一度オイルステインを塗ります。
次がポイントでキンチョーサッサなどの黄色でやわらかい面を使い、またゴシゴシとすりつけます。
こうしておくとカビの防止になりますよ。
ただしこの方法はキャビネットの表面がつき板仕上げの木目のある製品にのみ有効なため、カラーシート仕上げのキャビネットの場合はこの手法は使えません。
最後にユニットの固定ネジの頭が茶色くさびてますと、常に目にする部分のためいかにも古いイメージに見えてしまいますね。

こんな時は簡単に黒の油性マジックで染めます。
ご覧のように綺麗になりました。

もちろんキャビネットからユニットを取り外し、フルレストアすれば古びたスピーカーも新品同然に。
外へ出て歩き回るにはちょっと厳しい季節になってきましたので、そんな時愛用のスピーカーの外観乗リフレッシュをしてみてはいかがでしょうか?
聞こえてくる音もなぜか生き生きと聞こえてくるものです。
そろそろジャンルも広げて今回はCDプレーヤーの話題を一つ挙げてみます。
今まではアナログプレーヤーのこと沢山アップしてましたが、私個人としては実はCDの方がすきなのです。
アナログプレーヤーに比較して、セッティングもチューニングも容易だし、季節や気温などの環境にも影響されにくく、横着者には手軽で便利?というのもあるのですけどね。
ただ現実にはその自然な高音質を求めて、アナログレコードの方が好きな方がかなり多いのも事実です。
そこでアナログプレーヤー派の方でも結構
いけるというCDプレーヤーをご紹介してみます。

これはCDプレーヤーではありません。
MUSICAL FIDELITY(ミュージカルフィデリティ)社の TUBALOG というDAコンバーターです。文字クリックで詳細見られます
なにが特徴かといいますと、実はこのDACは真空管増幅なのです。
思った通りであったかい音色かもしだしますので、CDプレーヤに感じられる冷たい音質感がかなり緩和しますよ。
ただそこは真空管特有の癖があり、球が暖まってこないとショボショボな音です。
ケリー社のCD308T文字クリックで詳細見られます
こちらは1体型CDプレーヤーですが、やはりコンバーター部は真空管式を採用しています。
ほかにもアナログPLに引けをとらない音色のCDプレーヤーメーカーは、スチューダー社やルボックス社、国産ではCECのベルトドライブCDプレーヤー等は、CDのゴツゴツ感もなくてとても人肌ぽい音色の様ですね。
ところがスチューダーA730等は結構高額で手に入らない方へ、CDプレーヤーチューニングのGOODアイテムもございます。

これは何でしょうか?ご存知ですか?
WE-GA50766<ライントランス>文字クリックで詳細見られます
CDプレーヤーとプリアンプの中継にMCカートリッジの昇圧トランスみたいに入れるライントランスです。
写真は1つの例ですがウエスタンエレクトリック社のライントランスWE-GA50766を、CDライントランスに作りなおした物です。
ライントランスは、音楽信号の中継パーツが増えてしまい、また信号が直接道通することがなく遮断される部分でもあるため、忠実再生という方向性で見れば決して音が良くなる事は期待できそうにないのですが、これはこれで意外といい感じになるのです。
このあたりの発想はアナログラインの考え方と正反対ですね。
結果としてアナログプレーヤーまたはオープンテープデッキの独自の、幹太であったり、加えて枝分かれした軽い余韻の様なバランスに仕上がります。
CDプレーや独特のドライな音色が消されますので、アナログにチューニングされたスピーカーに相性が良い感じです。
またこのライントランスは非常に面白い品で、普通のマランツ社等のCDライントランスの様に1:1ではなく、
巻き線比がインとアウトが違ってます。
そのためゲインの変動があるので音が少し大きくなったり、逆につなぐと小さくなったりします。
つまり音の音色変化を
1ストレート接続(トランス入れない)
2音量上がる方接続
3音量下がる方接続
とそれぞれの音色を3種楽しめますので、CDプレーヤー2台増やしたのと同じ価値はありますね。
このトランス最近ではの当店人気No1のアイテムですよ。
他にもフィデリックス社でも、20kHz以上の超高域にのみあえてノイズを付加するという装置もあります。
これもデジタル特有の高域の伸びの詰まり間が解消し、アナログのように超高域が伸びやかに感じられ、全体の音の質感も大きく変わりますね。
アナログ派からはあまり歓迎されにくいCDプレーヤーですが、現実問題としてソースの入手が困難な場合、どうしてもCDプレーヤーで再生という事になります。
しかし工夫次第ではCDプレーヤーもまた、オーディオの楽しみを増やせる重要なアイテムですね。
このあたりは信号としてはデジタルでも、再生される音はアナログという所にまだまだ可能性があるのでしょう。
| ホーム |
»