本日は当店デモ機の唯一の
ノーマルで使っておりました
チャンデバ
ベリンガー スーパーXプロの部分をチューンアップしました。
元々ミカゲ石のサンドはしてましたが、
本体はドノーマルです。
このチャンデバは業務用でステレオにて3ウエイ
モノラルで4ウエイ対応です。
当店は4ウエイなので2台使ってます。
不便なのは、キャノンの入出力なので、変換プラグが、LRで10本必要です。
特徴は、周波数の選択が、無段階なのと、
各音量調整があること、
位相反転が、各ポジション簡単にスイッチで出来る、
使用しているダイヤル類が一目でわかるようにランプ表示します。
極めつけが-24dBの減衰特性です。
-24dBですとネットワークで作成するととてつもなく大変ですが
チャンデバなら、いとも簡単にできます。
長所は、各ユニットの使わない周波数の漏れが少なくなりますので、
生き生きと(特に高いほう側のユニット)切れ込む音色となります。
短所は、上下のクロスされたユニットのつながりが良く選択されていないと、
バラバラの音像となりがちです。
今回は恒例の銅箔テープシールドと
小さいICなので、その頭部にも銅ブロック使わずに銅箔テープ採用しました。
ガーンと音色に変化おきました。
SNもよくなりましたが、
上記の-24dBの減衰の効果が発揮され、
各ユニットがもろに元気に生き返りました。
特に低音の切れは抜群です。
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しばらく当店でのゴトウユニットホーンシステム採用のデジタルパワーアンプですが、
訳ございまして、中々御紹介しておりませんでした。
今まで色々とデジタルパワーアンプをテストして参りましたが、
現在見つかったアンプの中では、最高のハイレスポンスのアンプです。
ただプロユースのアンプの為、ホームユースに使用の場合、
少々使い勝手の違う部分ございますので、
その解決がやっと出来ましたので、遅ればせながら御紹介いたします。
クラシックプロDCPシリーズ
CLASSIC PRO(クラシックプロ)/DCP400 <文字クリックで詳細ご覧になれます>
デジタルパワーアンプ
ステレオ出力(4ohms):180W+180W
ステレオ出力(8ohms):100W+100W
ブリッジ出力(8ohms):360W
周波数特性:20Hz?20kHz
ダンピングファクター:200
寸法:48.2W×21.0D×4.4Hcm
重量:3kg
上記アンプ2台を当店のデモ用システムの
ゴトウユニットSG16BLと
ゴトウユニットSG370BLの部分
をステレオアンプ2台にてドライブ
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / DCP1400
デジタルパワーアンプ
ステレオ出力・450Wx2 / 8ohms・750Wx2 / 4ohms
ブリッジ出力・1500W / 8ohms
周波数特性:20Hz?20kHz
入力インピーダンス:20kΩ(バランス)、10kΩ(アンバランス)
ダンピングファクター:200
寸法:48.2W×30.1D×4.4h cm
重量:5.6kg
をステレオ2台
ゴトウユニットSG505TT
アルテック515Cに
をステレオアンプ2台にてドライブして使われております。
もちろんホーンシステム以外の普通のJBL等のスピーカーでも試聴してみました。
とてつもない制動力で、ブーミーがちなスピーカーセッティングものともせず
駆動できました。
薄型で軽量ですが、当店過去のオリジナルアンプと同様のスイッチング電源ですので、
大音量の立ち上がりも、とてつもなく早い感じです。
これは格安で恐ろしいアンプが発見されたと思いましたが
本来PAに作られたアンプですので、
ノーマルでは少し問題有です、
入力がキャノン端子はまだ良いとして、
スピーカー端子はスピコン端子のみ、
さらに冷却の強制空冷ファンの音が相当うるさく、約5m離れても聞こえます。
何とか端子は変換で対応できたのですが、
ファンノイズを抑える為
当店にてホームユースに適応出来ますように、そのスピードコントローラーを
用意いたしました。
又音質チューンアップを同時に行なって販売しております。
・チューンアップ内容
銅箔テープをシャーシと内部パーツに貼り付け
銅ブロックをトランジスタに貼り付け
冷却ファンのノイズ低減用スピードコントローラー取付
・その他に必要な物
入力はXLRなのでRCA変換プラグ(キャノンオス-RCAメス)×2ヶ(400×2)
出力はスピコン端子なので専用コネクター×2ヶ(300×2)
・さらなるチューンアップに10mm厚のミカゲ石の天板+底板の貼り付けもございますのでご利用下さい。
CLASSIC PRO(クラシックプロ)/DCP400
19800円+チューンアップ20000円
(チューンアップ無しでご注文頂く場合は代理店より送料も加算させて頂きます)
その他にも同デザインでw数が大きいバージョンございます。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / DCP1400
デジタルパワーアンプ
ステレオ出力・450Wx2 / 8ohms・750Wx2 / 4ohms
ブリッジ出力・1500W / 8ohms
周波数特性:20Hz?20kHz
入力インピーダンス:20kΩ(バランス)、10kΩ(アンバランス)
ダンピングファクター:200
寸法:48.2W×30.1D×4.4h cm
重量:5.6kg
39800円+チューンアップ27000円(チューンアップ無しでご注文頂く場合は代理店より送料も加算させて頂きます)
その他のW数もご用意出来ます。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / DCP800
ステレオ出力(8ohms):200W+200W/ 8ohms
24,800円++チューンアップ20000円(チューンアップ無しでご注文頂く場合は代理店より送料も加算させて頂きます)
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / DCP1100
ステレオ出力(8ohms):300Wx2/ 8ohms
29,800円+チューンアップ20000円(チューンアップ無しでご注文頂く場合は代理店より送料も加算させて頂きます)
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / DCP2000
ステレオ出力650Wx2 / 8ohms
49,800円++チューンアップ27000円(チューンアップ無しでご注文頂く場合は代理店より送料も加算させて頂きます)
本日は、やりかけのCDプレーヤーの
最終チューンアップです。
SONY CDP-X3000のデモ機の振動対策です。
4面ミカゲ石を両面テープ貼り付けです。
CDトレイ蓋は天板なので、そこだけ空白状態です。
底面は純正足を取り除きましたが、
各部パーツのビスの頭が出ていてフラットになってません。
石の表面にくぼみをつけようか考えましたが、
それでもサイドパネルはコの字型で両端しかぶつかりません。
ということでアルミ5mm厚の板をネジよけて、4枚両面テープにて貼り付けた後
ミカゲ貼り付けしました。
これでメカ部のパーツに直にシンクロさせる事できました。
サイドと一部天板はL状にて接着後に両面テープ貼り付けです。
持ち上げて見ました。
!!!!!!!
マッキンのアンプより重たいかもです。
ついでにトンガリのインシュレーターが硬い面同士は効き目ありそうなので、
クリスタルスパイク投入です。
さて試聴・・・・・・・・・
これはもう、ソニーの音色ではございません。
どちらかと言えばですが、デノン系統の音で
かなり重心がさがりました。
チャンデバレベルも少々変更してあげました。
それでもさすがゴトウユニットのオールホーンシステムです。
ここまでやっても、空中伝って、CDの天板の中央部は
ブルブルしてます。
まあこれで打ち止めでしょう。
この変り様を是非試聴いらっしゃってください。
ステレオサウンド183号の
当店広告予定です。
是非ご覧ください
せっかくですので前記事の追加で
低音コニカルホーンの寸法です。
内寸なので+板厚となります。
この寸法ですと3×6板の無駄が少なくて済みます。
約2枚で片方のバッフル以外のパーツ取れます。
お客様より当店低音ホーンについてご質問メール頂戴しましたので、
少々荒削りですが、ご説明いたします。
ホーンの設計で、まず必要となる数値が、
<<カットオフ>>周波数です。
各社でてますホーンのスペックにカットオフまたは、遮断特性となる数値記載あります。
このカットオフ周波数というのは、その寸法のホーンの特性上で
どこの周波数まで使用可能かを表示してます。
カットオフ500Hzとしますと、
上の周波数は非常に音響特性がよく、カットオフ周波数近辺まで下がってきますと、
極端に特性悪くなり、その下の周波数はストンとおちますので、
500Hz以下の音を入れても音圧は出なくなります。
ですので約2倍周波数の1000Hzから使用するわけです。
結果高音ユニットにのみホーンを採用しているわけです。
よい資料なかったので手書きのスケッチとなりますが、お許しください。
そこで低音ホーンに裏技ございます。
当店の低音ホーンもこれに該当しますが、
ホーンカットオフ周波数を低音ホーンの場合0Hzが理想ですが
これですと無限の開口面積と長さが必要ですので
作れません。
またカットオフ40Hz等に持っていっても
38cmウーファーの開口スタートでも
数メートルの超特大となります。
そこでスケッチの下のコニカル型のホーンにしてあげると
カットオフ以上の周波数は特性よくないですが、
高音はカットするので問題ありません。
また、カットオフ手前から早めに音圧減衰してしまうのですが
カットオフ近辺で乱れが少なく、かつその下もだら下がりとなります。
つまり小型低音ホーンの設計しやすいのです。
また板材をカーブ取ることも不要なので、
お部屋の広さや板材の寸法取りが簡単なのです、
後々に補強も付けやすいです。
この形はそこから決定してます。
詳しいご質問等ございましたらメール入れていただければと思います。
先日のブログでは、L. Cao 6.5" inch Alnico Fullrange Speakerに関してご紹介しましたので、今回はそれの8インチモデル、20センチフルレンジユニットに関してご照会します。
L. Cao 8" inch Alnico Fullrange Speaker
先日ご紹介した16センチモデルと基本的にデザインも共通ですが、口径が大きい分F特や能率などがわずかに違います。
Specification:
Power : 30W
Frequency : 40~20k (see fig. 5)
Impedance : 8 Ohm
Xmax : 1.8mm
Sensitivity : 94DB
Fs : 55HZ
Res : 5.3
Qes : 0.78
Qms : 6.45
Qts : 0.69
Vas : 70L
Weight : 2.7Kg each (7kg/pair after packaging)
見ての通りとてもシンプルな顔つきの振動版は、ダイヤトーンのP610を思い起こさせるような作りで、とても自然な音を奏でそうです。
エッジもフィックスドタイプですので、振動版のストロークは稼げませんから、重々しいローエンドや激しい低音感は苦手かもしれないのですが、エンクロージャー次第では、低域の空気感を上手く表現しそうな感じがします。
バランス的にもいい感じですので、このままフルレンジ1発でもいいでしょうし、上質で繊細な高音域を表現するために、良質なスーパートゥイーターを付加して2ウエイにしてもいいかもしれません。
やはり軽量振動系に強力アルニコマグネットの組み合わせですので、20センチといえどもコンパクトなシステムには向かないユニットでしょう。
しか同クラスの多くのユニットがコンパクト化と引き換えに、能率を落としてしまった事を考えれば、小出力でも元気のいいサウンドが聞けそうですね。
しかも音の質感も非常に高そうな予感さえします。
メーカー指定エンクロージャーはやはり大型になりますが、スリムな形状のため意外と場所はとらないでしょう。
エンクロージャーのシステムは共鳴間タイプになりますので、バックロードホーンや後面開放型、あるいは平面バッフルとも相性もよさそうです。
この感じなら、ダクトの開口面積を大きめにしたバスレフBOXなどもいいかもしれません。
ローエンドの音圧を稼ぎ、ショートフロントホーンなどで中音域を豊かにし、良質なスーパートゥイーターで高音域を延ばし・・・
なんか見ているとまた妄想が止まらなくなってしまいます。
ダイヤトーンの2S-208みたいなシステムにするのも面白そうです。
やばいです。
妄想全開になりそうです。
既存の有名ブランドなどではないのですが、名機になる予感がします。
20センチフルレンジなんて、今は数千円も出せばいくらでも簡単に手に入る時代です。
一方音の良し悪しはともかく、名機と言われるだけでとんでもない高額ユニットも存在します。
でもこのユニットの顔つき、そして何気ないスペックが、なぜか無視できない可能性を感じるのですね。
もともとフルレンジはダイヤトーンのP610の前期型が好きでしたので、なぜかそれに通じるものを感じます。
期待に胸を躍らせ、いざ視聴・・・
はたしてどんな音楽が聞こえてくるのでしょう。
何度かに渡りご紹介してきたP610の復刻版?ユニットですが、取り扱いを始めることにしました。
もともと生産中止になったダイヤトーンP610のサウンドを忠実に再現するために、出来るだけオリジナルに忠実に再現しようとしたのですから、ご覧のように外観形状はダイヤトーンのP610と瓜二つです。
ただオリジナルでは耐久性に難があるエッジ部分は革エッジに変更されて、耐久性はかなり向上していそうです。
しかしオリジナルとは関係性の無いメーカー製ですので、その再現しようとする情熱がどれほどなのか・・・
この製品はVintage Audio LobからValab P-610V 6.5 inch Alnico という正式名称で発売されたものです。
Valabブランドといえば、各種チューブソケットや、ケーブルやピンプラグ、またホスピタルコネクターなど、さまざまなオーディオ関連部品を持つブランドです。
そしてVintage Audio Lobではほかのブランド製品も取り扱いをしていて、その中に興味のあるフルレンジユニットを見つけました。
L. Cao 6.5" inch Alnico Fullrange Speaker
なんとも頼りなさそうな面構えで、どことなくレトロなイメージの外観です。
しかしフレームなどは最新モデルと遜色ない作りで、マグネットはかなり強力なアルニコマグネットで駆動します。
スペック的にもかなり優秀で、エッジもフィックスドタイプで反応もよさそうです。
Specification:
Power : 30W
Frequency : 58~20k (see fig. 7)
Impedance : 8 Ohm
Sensitivity : 91DB
Fs : 58HZ
Qes : 0.71
Qms : 5.71
Qts : 0.63
Cms : 1.1122mm/N
Re : 6.1 Ohm
BL : 4.37T.m
Mmd : 5.31g
Mms : 6.08g
Sd : 0.0129m2
Vas : 25.7L
Weight : 1.83 each (5.5kg/pair after packaging)
メーカー側の指定箱の図面も紹介されていますが、やはり卓上オーディオのようにコンパクトにこそまとめられませんが、反応のいい音楽が楽しめそうですね。
コーン紙がイエローなのでちょっと目立つ色といえばそうですが、ホワイトカラーのコーン紙が黄ばんだ色よりははるかに綺麗ですね。
有名ブランド製品でもなく、オーディオ雑誌で評判になる製品でもないのですが、このユニットもかなりいい線いくのではと思えます。
使用例はバスレフですが、たぶん密閉型にするとつまらない音にもなりそうな感じもしますし、平面バッフルや後面開放型、またはマルチダクトやバックロードホーンも面白そうです。
意外と切れ味鋭い音がしそうですね。
スペック的に優秀とはいえ、意外と使いやすそうなユニットにも感じます。
フィックスドエッジですので、反応はかなりよさそうですが、ローエンドの鳴らし方をうまくすれば、結構化けるのではないでしょうか。
また妄想にうなされてしまうやばいものを見つけてしまったようです。
個人的には重い振動系の音はあまり好きではないので、このような軽量系でしかもフィックスドエッジ、そこへ強力なアルニコマグネットとなると、見てみぬふりが出来なくなるのです。
小出力の球のシングルアンプなんかでシンプルに駆動するのも面白そうだし、表現力の豊かなデジタルアンプで駆動するのも面白そうです。
というより、すでにあれやこれやの妄想の洪水に悩まされているのです。
しかもL caoのフルレンジは、この上に8インチモデル、20センチバージョンもあるので、そちらも次回ご紹介しますね。
意外とこの手のフルレンジユニット、普段大型システムを聞いている方にも受けがよさそうです。
世界の名機が迷機にしてしまいそうな予感・・・
本日材料が入荷しましたので
アンプのケースの補強行いました。
上下アンプの天板+底板に
やや小さめのミカゲ石にて貼り付けてサンドイッチ状態に
チャンデバも同様に行いました。
完全ではありませんが、CDプレーヤーも一部行ってます。
スピーカー近くなので、音量上げますと、
確かにケースが振動してます。
なんかしらの悪影響を電気パーツにかかっているものかと思います。
ついでにチャンデバにて、ミッドロー部の位相を逆位相に変更してみました。
音像定位が極度にかいぜんしてます。
多くの中古製品を置いてあるお店とはいえ、おしゃれな内装や綺麗に展示されている様子はなく、お店自慢の豪華な視聴室みたいなものもありません。
しかしそこはマニアの方が一歩足を踏み入れると、宝島にでも迷い込んでしまったように、ついつい置いてある製品を眺めてしまうのです。
一見乱雑に置いてあるように見える製品群も、粗末に扱われる事もなく、丁寧に取り扱われていました。
このあたりもやはりオーディオを愛する情熱の賜物なのでしょうね。
店長の岩田さんと技術部長の神谷さんが、忙しそうに注文商品の梱包をしていました。
先月収めたAudio Nirvanaのフルレンジは小型のホーンに取り付けられ、ダイナミックに鳴らされていましたね。
フルレンジ本来の使い方とは異なりますが、このような鳴らし方もひとつの方向性であることを感じさせるものです。
またその潜在能力の高さは、たぶんベテランのオーディオマニアの方なら直ぐにお気付きになられるでしょうね。
お近くの方は一度ご視聴にエレックス様を訪れてはいかがでしょう。
さて話は変わりますが、前回のブログに紹介したP610の復刻版ですが、その詳細がわかりました。
どうやら生産は台湾の工場で製作されているようです。
台湾といえば半導体などの生産が盛んで、最近はハイスペックなスピーカーなどの生産するメーカーも多くあり、比較的オーディオの盛んな土地柄でもあります。
最近は多くのメーカーが台湾や中国、またタイなどに生産拠点を移しており、様々なパーツの供給も含め、生産環境も整っているというのも理由のひとつだと思います。
前回のブログにユニットの詳細データーなどを記載しましたが、モデルとなっているのはおそらく後期型のユニットでしょう。
しかもオリジナルより優れている点として、経年劣化に対し強い革エッジを採用しているところです。
前期方のスポンジエッジはもちろん、後期型のウレタンロールエッジも、加水分解を起こしボロボロになってしまったユニットも多いと思います。
もちろんエッジ修理キットも出ていますので、工作が得意な方ならそれほど大きな問題はないでしょう。
しかしそうはいっても生産されてからの年月も経ち、コーン紙がヨレヨレになってしまったものや、減磁してしまって元気がなくなったものも中にはあります。
特に中古ユニットの場合、それまで鳴らされて来た環境によっても音に違いが出たりしますので、なかなかいい出物にお目にかかる機会もかなり減ってきましたね。
見た目は貧弱でしょぼい外観ですが、アンプやケーブル、そして音楽ソースの質までもストレートに表現する実力は、ある意味リファレンス用のモニターとしても優秀であるという魅力があります。
世の中には音楽はこう聴け!!的な個性の強い音を奏でるユニットも多く、そのようなユニットを使っている分にはアンプの良し悪しも、ケーブルの音の違いも、また音楽ソースの質の違いも影響を受けにくいという面があるのですけど、その音が好きであればそれでいいのですけど、そこで収まらないのがマニアの心境なのですね。
そうなるとそのような敏感な音を聞き分けの出来るユニットが欲しくなるものです。
そのような意味ではP610はすばらしい面を持っていますね。
でもダイヤトーンが生産を終了してしまい、今後再生産される可能性もほとんどなくなりました。
そんな中でその魅力を残そうと、P610の音を忠実に再現するために技術者が集い、このユニットを復活させたようです。
私も個人的にP610は大好きなユニットですので、非常に興味をそそられるというより手に入れたくなりました。
その前にAudio Nirvanaのハイスペックフルレンジを、段ボール箱ではなくきちんとしたエンクロージャーで鳴らさないといけないのですけどね。
そのようなわけで、この謎のP610の復刻版の取り扱いを始めようと考えています。
もちろんダイヤトーンのP610ではありませんので、ブランドにこだわる方にはパチモンとかコピー品だとか言われそうですけど、ヨレヨレのオリジナルよりはまともな音が出そうです。
ダイヤトーンとは何の関係もないメーカーの製品ですので、オリジナルとはまったく別物にはなりますけど、P610に対するその情熱が生み出した製品ですので、それだけでも何か楽しそうな感じもします。
もしこれでオリジナルのP610と同等の音で奏でる事が出来るのなら、それはそれで楽しいですね。
見た目はそっくりでもオリジナルとはどこかおもむきも違います。
外観形状はほぼ同じでも、その顔つきも違います。
でも最後の決め手はどんな音がするかでしょうね。
これでよかったら、また新たな選択肢が増えますね。
ん~ん。
また妄想に悩まされそうな・・・
今回は、前回に引き続き気になるユニットのご紹介をしたいと思います。
タイトルにあるように、そうです。P610が復刻されたお話なのです。
といっても、ダイヤトーンのP610が復刻生産された話ではありません。
P610といえば、ベテランのマニアの方なら知らない人がいないほど有名な、フルレンジの傑作ユニットのひとつです。
その見た目の貧弱さとは裏腹に、質感の非常に高い音を聞かせてくれる、とても優れたユニットです。
大迫力の音も出なければ、ワイドレンジに聞かせる事も出来ません。
しかしそのバランスのよさ、アンプやソースの良し悪しをストレートに表現してしまう素性のよさ、そんな優れた面を持つユニットだけに、今でも中古市場では人気のユニットです。
その人気は日本国内だけには留まらなかったようです。
実は、アメリカのとあるショップが、このP610を復刻生産しているのです。
以前何度かご紹介したALTECのユニットを復刻生産をしているGreat Plains Audio社のように、
生産設備などをすべて引き受けたところではありません。
つまりダイヤトーンとは関係のないメーカーになります。
しかしそこではP610に対し相当な想い入れがあるらしく、再生産される可能性がないのならという事で、再生音も含め出来るだけ忠実に、P610を復活させようとしたようなのです。
見てのとおり外観はp610そっくりというよりほぼ同じです。
エッジは10年から15年でぼろぼろになってしまうスポンジやウレタンではなく、皮製のロールエッジで作られています。
その点では耐久性は高そうですね。
ただ振動版も違うわけですので、はたしてどのような音がするのか興味のあるところです。
スペック的には後期型をモデルにしているようです。
Designation P-610VA
Production 2011
Diameter 16cm
Resonance frequency between 65Hz and 75Hz
Nominal power capacity 7W
Max permissible 20W
Sensitivity 90 dB/m/W
Magnet Alnico
Magnetic flux density in the gap 12000 Gauss
Impedance P610VA 8 ohms
Magnet diameter 30 mm
Magnet height 25 mm
Magnet weight 0.92 Kg
P610はとても好きなユニットですので、生産されなくなって寂しく思ったものです。
このユニットを企画したところもそれは同じだったようで、どうにかP610を現代でも入手出来るようにしたいという情熱が生み出したユニットのようです。
今コンディションの良いP610を見かけるのは非常に稀になり、その多くがエッジがやられているものがほとんどです。
もちろんエッジの張替えなどを行えば使えるのですが、中には振動版がヨレヨレになってしまったものもあります。
そのような意味では、このような復刻版ユニットもひとつの選択肢にもなるのです。
ただダイヤトーンブランドでもなければ、直接関係するメーカーというわけではなく、熱狂的なP610の支持者の技術者達が作り上げたものですので、別物といえば別物です。
でもこのような意図で作られたユニットですので、このユニットなりの魅力がありそうな気がしますね。
さてこのユニットの実力はいかに?
P610の二番煎じでへっぽこなのか、それともP610の良さを引き継いで、さらに素晴らしくなっているのか?
現在このユニットを取り扱うかどうか検討中ですが、反響が多いようなら取り扱いを始めようと思います。
その前に自分用に試してみたいのですけどね。
そして段ボールスペシャルで鳴らす・・・
今回は又も珍しい大型ホーンのオーディオルーム写真入手できました
・ツイーター:ヤマハ0506
・ハイ:自作アルミ角型ホーン+1インチドライバー
・ミッド:スーパーミッドFホーン+55のドームスコーカー
・ミッドロー:スーパーミッドLホーン+16cm
・ロー:自作46cmのw用フロントホーン
・スーパーロー:フォステクスFW800(80cm)
とてつもなく大型で天井すれすれです。
・ウーレイチャンデバ×3
・クラシックプロのデジタルパワーアンプ改×6
・デノンDCD-SX
全部アルミとミカゲでボディをブロック済み
小休止のパワーアンプとホーンドライバー
この部分のみですらかなり大型です。
80cmが小さく見えます。
低音ホーンはウッドです。
当店のゴトウシステムの低音ホーンは、これをお手本にしました。
多少の妥協ありますが、
原則的にユニットは全部1直線配置で
超高音部以外は、位相もあってます。
アルミ材のホーン、とても自作とは思えません。
低音ホーン部も46cmは干渉少ないように入り口の音道は振り分けてます。
こういった装置は、たいていは、大味で大編成のみ可となるケースが多いですが、
点音源に近いです。
至近距離で全く問題ありません。
低音の部分もトロトロになってなくて、風圧のみ感じるレベルで、
全く上ユニットに音が汚されてませんでした。
すばらしいチューニングです。
昨日は、お客様より試聴をお誘いいただけました。
記事書くねたとして本当にありがたいことです。
マッキントッシュのアンプがオンパレードの
名機勢ぞろいのリスニングルームです。
この部屋は半地下室となっており、壁面と床はとても頑丈です。
縦長の部屋の間取りは、
低音が再生した場合に波長の関係でとても有利な環境です。
ではかくかくの写真御紹介します。
アナログレコードの収集に得意なオーナー様
度級のプレーヤー3連で設置
・ガラード301白+トーレンスTD124-mk2+ノッティンガムです。
・オルトフォンのSPUのコレクション
CD再生もぬかりなく
・DCSのDAC
マッキントッシュアンプの羅列
・MC1000モノ2台
・C22
・MC30モノ2台
・MC275オリジナル
・MC2300(珍品)
といっせいに並んで壮観です。
スピーカーも名機です。
・タンノイオートグラフ+モニターレッド15
中々の抜けがよい音色です。
現在気合入れてチューニング中の
・マッキントッシュXRT-26
レコードソフトの一部ですが、全てと言っていいくらいの数のプレミヤ物ばかり。
ラック中のアンプやCDも超度級
・マランツ#7
・ゴールドムンドCD
・デノンDCD-SX
・マッキントッシュC33
各ケーブル類も高級品だらけです。
定価換算しますと、とんでもない価格です。
何年もかけて集めたシステム郡ですが、
オーナー様は個々の音色を熟知していて、おいしいところ取りがとても上手です。
たんまりと試聴させていただけました。
比較的のご近所なので
時々遊びに行かせていだけそうです。
本日デモ機の
SONYのCDP-X3000を改造を施しました。
恒例の銅箔テープテープの内面貼り付けです、
各基板に挿してある、コネクター類に
接点強化液の塗布<シルバーコンタクト>
ICとトランジスタに銅ブロック貼り付け、
鉄板のCDのメカフレームにアルミブロック貼り付け
賞味4時間以上かかりました。
さてさて音色ですが、
第1発目の音から全然違います。
高音は透明感抜群で、
低音もカッチリとなりました。
ある意味では
ソニーCDP-X5000をチューニングかけるよりも
やりがいが、あったのではないでしょうか?
昨日定休日でしたので
ちょっとしたチューニングをしてみました。
低音ホーンのユニット
アルテック515Cですが、
マグネット固定板を木から
ミカゲ石に変更しました。
これでもこの板は結構振動してますので、
やはりそれなりに丈夫な固定方法が要求されます。
天板は既に砂利の石でデッドニング済みでしたが
側面はまだでした。
補強材木の厚みで囲い作り、
その上に3mmの合板ネジで打ちつけてます。
その空間部分に天板よりやや小さい小石をガラガラと充填してみました。
最悪のケースで元に戻せるようにと思い
板は接着せずで止めてあります。
約35mmの隙間ですが、以外と石は入ります。
4面分で15kgの石袋7袋入りました。
内側よりたたいて見ると、コンコンとはいいません。
まるでコンクリートホーンごとくバクと音でるだけでなきません。
小石利用したのは、砂ですと、暗い音色になるとまずい事と
解体したら部屋が砂だらけになりそうでしたので、
選びましたが、なんせ1袋ホームセンターで約300円です。
結果として、中々の良い音色です。
音圧も低音が上がり、音像もかなり下に下がってきました。
成功です。
当店デモ機にて
唯一未チューニングの部分が
CDプレーヤーでした。
コンバーターはチューンアップ済みでしたが、
商品でしたので、CDプレーヤーは、ノーマルのままで使ってました。
やっと念願の
ソニーCDP-X3000が入手できました。
本日入荷したばかりですので、ノーマルですが、
想像していた通りの音色に満足です。
理想はソニーCDP-X5000ですが
超人気機種なので中々中古も出ませんし、プレミヤ価格となってますので、
3000にて探しておりましたが、やっとです。
ご存知かとおもいますが、
ソニーの独自のメカニズム、ピックアップ固定メカで、
レンズ部は上下のみ可動し、
CDディスクが回転しながらスライドしていく、非常にユニークな構造です。
その中でもCDP-X5000とCDP-X3000は、特徴が、
トレイスライド式でなく天板からディスクを入れる方式で
メカ部分はシャーシにシンクロしているので、
ピックアップメカがフラツキ少ないです。
DAコンバーターは使用しませんので、
コンバーターのクオリティは、あまり気にしませんが、
メカのロックが非常に重要ポイントになります。
ケースの側面はコの字型のフレームなので、小型ながら馬鹿に出来ないです。
後々チューンアップ施してお知らせしたいと思いますが、
とりあえずは、銅箔テープとIC部分に銅ブロック追加と
各コネクターに接点強化材を入れて見たいところです。
またケースの補強がもう少し出来そうです。
昨日とても大きい口径のユニットが入荷いたしました。
ハートレイ(HARTLEY)コンサートマスターVa<3ウエイ> <文字クリックで詳細見れます>
これはスピーカーシステムですが、搭載の60cmはとても希少品です。
前に掲載しました<シャコンヌ>様のシステムのウーファー部でもあります。
他にさらに大口径の
エレクトロボイス(ELECTRO VOICE)30W<76cm/1本>(グレー) <文字クリックで詳細見れます>
エレクトロボイス(ELECTRO VOICE)30W<76cm/1本>(白) <文字クリックで詳細見れます>
2つも入荷しました。
これは30インチ約76cmのウーファーで
フォステクスの80cmの次に特大となります。
エレクトロボイス社のパトリシアン800の後部や
同社のパトリシアン2についていたものです。
このような超特大のユニットとはいかなる物かといいますと、
当然ながらコーン(振動板)質量は相当の事となり、
レスポンスの良い音色はあまり期待できそうにないのですが、
実は違っていまして、
38cmユニットの様に
100-1000hzの中にクロスオーバーを設定されないケースが多く、
中音域(人の耳のよく聴く帯域)を外れて使われる為、
意外と上のユニットとつながりがいいのです。
なんせ、38cmより総面積多きため、
振幅は25%位なので、空振りの信号を出さなくてすむために、
意外とキレは良い音色します。
今まで取り扱っているスピーカーユニットの話ばかりでしたので、今回はちょっとオーディオの話から逸れて、輸出入に関して少しお話をしたいと思います。
以前とは違い今は低価格の製品がとても身近になりました。
テレビやビデオDVDなど、一般的な家電製品の価格が大幅に安くなり、手に入れる私たち消費者側にとってはとてはとても歓迎される話です。
これらの原因の多くは、日本国内で生産されていた時より海外で低コストで生産できるだけでなく、より多くの製品が市場に出せるようになったというのもあるでしょう。
基本的に需要と供給が市場の価格を決めますので、供給が少ない需要の高いものほど高額になるという理屈はみなさんよく理解されていると思います。
たとえば鉱石や穀物や石油などのように世界規模で需要が大きいものは、商品先物取引という市場で価格が決められます。
これは各国の為替の変動や世界情勢、また需給バランスによって世界的規模の価格が決まります。
そのため国内生産の野菜などのように、急激な価格変動が大きくありません。
つまり商品先物市場が価格を安定させるために機能しているのです。
しかし先ほど話したように、家電製品などはこのようなシステムで価格が決められているのではありませんので、メーカーは市場拡大と称して大量に製品を作り、多く作れば作るほど、需給バランスから価格は一方的にどんどん下落するのです。
オーディオ製品の中でもデジタル関連機器などは、一部家電製品と共通の部分がありますので、ここの世界も大きく価格の下落が起きています。
たとえばデジタルアンプなどそのコンパクトな見た目とは裏腹に、性能的にハイスペックでありながら低価格で手に入れられるというのもそのような理由からです。
さて話は変わりますが、海外から製品を輸入すると、輸入する製品によって決められた関税がかかります。
この関税の一番の目的は、国内生産業者の保護というものです。
つまり関税をかけることによって、海外からの不当に安い製品の流入を防ぎ、国内生産者を守るためです。
当事者である生産者にとってはとてもありがたい保護政策でもありますが、部外者である消費者の立場からすれば以外と厄介なものです。
たとえば海外から革靴を輸入したとしましょう。
詳しい話は省きますが、革靴の場合1足あたり最低でも4.800円の関税がかけられるシステムです。
しかし、靴の量販店やスーパーの店頭に並べられている革靴の中には、4.800円より安く売られているものもありますね。
実はここにカラクリがあって、その業界の関係者が輸入する場合はこの関税が大幅に免除されます。
しかも業界には殆ど新規参入が困難であるため、個人が海外で安くて素敵な革靴を見かけて購入しても、国内に入ってきたとたん容赦なくこの関税がかかります。
しかし海外からの製品の輸入で大きなものといえば、やはり輸送コストというものがあります。
国内の宅配便の利用ですら1.000円や2.000円なんて直ぐにかかりますので、当然遠く離れた海外からの輸送コストは高くつきます。
これは国際宅配便の場合ですが、主な国際間の輸送に航空機が使われるため、サイズよりも重量によってそのコストが嵩みます。
そのため重量の重いものほど送料が大幅に高くなってしまうのです。
このような場合船便での発送であればサイズでその送料が決められますので、コンテナに詰め込めるだけ詰め込んでも、一つのコンテナの送料は紙一枚だけ入れたとしても同じです。
それなら船で送ればいいかと考えるのですが、ただし船での運搬になるため日数もかかりますし、実は国内に入ってから別に面倒な通関業務や国内輸送などの費用も発生しますので、船賃よりも遥かに高い国内諸費用が発生してしまいます。
そのような意味では、船による輸入は大量に製品を輸入するような時は有効で、小さなものを個人で手に入れる場合は、よほどの重量物で無い限り割に合わないのです。
私もコンテナ混載便で海外から何度も製品を輸入しましたが、私のような小規模の輸入の場合、その大半は全数検査をされます。
その時梱包のためねじが外され別の袋に入れられたりしていると、それに関して記述が無いなどといわれ、新しい書類を提出するまで保税倉庫で足止めなんてこともあります。
これが大手商社やメーカーさんのコンテナの場合、荷揚げされても中の確認作業をする事はまれで、基本的に待っているトラックにそのまま載せられて運ばれていきます。
本来なら全数検査が基本の話なのですが、税関職員の数も限られているし、それに大手相手に何らかのトラブルを避けたいという本音もあるのかどうかは分かりませんが、個人での輸入は意外と余計な事が発生し易いものです。
さてつまらない話ばかりしてしまいましたが、私が紹介しているスピーカーなどは、今市場に多く出回っている数千円で買える安価な物が殆どありません。
実はいままでの話の内容のため、安価なものを単品で輸入する場合、現地での商品価格よりも送料や関税などの諸費用が大きく上回ることも珍しくないため、お客さんにこれ良いですよと安易に勧められないという事情もあります。
低価格製品などは大手さんが大量にコンテナで輸入しているのでしょうし、とにかく安いものを探したいというのであれば、そのような製品を売っている国内業者さんはたくさんいます。
だからあえてそのような製品の場合、国内で流通している物を手に入れられる方がお勧めです。
私のところもまだまだご紹介している製品は少ないのですが、海外にはとても魅力的な製品も多くあり、為替の変動や送料や関税などに気を使わないで済む様に、これからも様々なオーディオ製品などをご紹介していきたいと思います。
皆様にご紹介する以上に、自分がほしい物がたくさんありすぎてしまうのですけどね。
本日とても珍しいアンプ入荷しました。
テクニクス(TECHNICS)30A+40A<球プリ+メイン> <文字クリックで詳細見れます>
プリとパワーアンプでテクニクス<松下>社です。
この時代ですと、ほとんどの大手メーカーさんは、
ラックス社やサンスイ社は球アンプはございましたが、
テクニクスやソニーなどの大手さんは、全部トランジスタ<ソリッドステイト>に
切り替わってましたので、
非常に珍しい一品です。
このほかにもデノン<デンオン>社から、セパレートの球アンプで
PRA1000B+POA1000Bなる機種ございました。
その内こちらも、いつかは入荷するかもしれないですので、
そのときは御紹介いたします。
毎回似た内容となってますが、
当店オリジナルの銅ブロックの使い方を御紹介いたします。
これがノーマル時のオーディオトラックのDAC2の基板です。
既にコンデンサーとケース内側に銅箔テープ貼り付け済みですが、
銅ブロックをICの頭に
エポキシの混合タイプで貼っていきます。
このようになります。
もちろんですが、DAコンバーターでなく
一体型のCDプレーヤーでも、意義ございます(むしろ必要性は高いかも知れません)
当店では最初はこの素材にアルミを利用してました。
・放熱速度の早さ
・振動放出の早さ
でアルミ採用していたのですが、
とあるお客様のテストで銅とアルミを比較して見ました。
断然に情報量は銅に軍配あります。
振動放出速度はアルミなのですが、
比重で銅は重たく、多分振動を閉めこむ効果は高いのかも知れません。
ICはノイズ発生器でもあるので、隣接した部分に銅があるので
強力なシールドをかけたのかも知れません。
これはICに限らず、パワーアンプのトランジスタに貼り付けても
同様の効果出します。
(たしかNECのアンプやサンスイのアンプは、トランジスタを銅棒でサンドした製品ありました)
今回のコンバーターはヘッドフォンアンプなどのICもあるため
DACとして使う方にこれは無用のような気がしますが、
実際はそうではありません。
その信号使って無くても、その部品に電気が通る以上は、
高速振動を発生してますので、
その振動は別のICや電気パーツに乗り移るので、
安価なので、かったぱしに貼り付けたほうが良いかと思います。
銅カットブロック/オーダーサイズ <文字クリックで広告に行きます>
是非お試しください。
(とても人気あり再オーダーのNo1商品です)
ここしばらくALTECの復刻版ユニットである、Great Plains Audio社の生産するユニットについてお話して来ましたが、私自身もALTECやマクソニックなど、比較的同系列のユニットが好きで長年愛用してたのです。
さてなぜ私がこれらのユニットがなぜ好きなのかといえば、同径サイズのユニットに比較すると、振動版が比較的軽量で、それに引き換え駆動する磁気回路が強力という事があります。
そのため能率も高めのユニットとなるのです。
これを車に例えれば、比較的軽量な車体に高出力エンジンを載せたスポーツカーみたいなものといえますね。
これとは逆にJBLのモニターシリーズなどに使われるユニットは、ローエンドの拡大と質量を感じさせる低音を再現するため、比較的重い振動版を用いています。
ユニットの能率は落ちますが、重い質量の振動版は最低共振周波数もぐっと下がり、低音域のレンジを拡大し易く、また質量感を伴う重い振動を感じさせる低音を響かせます。
軽量振動板のユニットの場合、どうしても共振周波数も高めになるので、この低音域の量感などの表現が苦手になることもあり、大き目のエンクロージャーやバックロードホーンやマルチダクトのように、ある程度それを補うなう鳴らし方も必要になってきます。
それに引き換え重い振動系のユニットは、小さなエンクロージャーに入れてもローエンドの確保が容易になるのです。
最近の流行とすれば、どちらかといえばレンジ拡大のため、振動形が重めのユニットが多くなりました。
それに伴いエンクロージャーも小型になり、コンパクトでズンズンと響くような豊かな低音を響かせるシステムが多くなりました。
能率が悪くても高出力のアンプがそれをカバーできるため、それに関する弊害もあまり無いというのも理由なのかもしれません。
昔と違い今はパソコンオーディオのように、卓上でコンパクトに楽しめるオーディオが密かなブームのようです。
たとえば8センチや10センチなどの小さなユニットでも、比較的広帯域をカバーできるユニットが多いため、それらを用いた自作も人気のようです。
エンクロージャーの製作も模型工作のように気軽に出来るし、サイズもコンパクトなためそれに掛かる費用もぐっと少なく済みます。
確かにそれはそれで楽しい世界なのですけど、実際そこそこ楽しめてもなぜか感動できる音楽が聞こえてこないのです。
もちろんこれは全てではないのですが、どうも何か欠落しているように感じてしまうのです。
さて私はかつてJBLのD130という、JBLの中では比較的軽量な振動系のユニットを、バックロードホーンの箱で鳴らしていたことがあります。
それまでブックシェルフのスピーカーしか知らない小僧みたいなものでしたから、なんだか夢中でJBLは最高だなんて自信満々に鳴らしていたのです。
そんな時、近所のリサイクルショップに、ダイヤトーンのP610のアルニコが置いてありました。
当時名前だけは知っていましたのですが、その見てくれのしょぼいユニットがなぜそんなに有名なのかなんて知りません。
どうみても古臭いオンボロユニットにしか見えません。
でも有名なフルレンジなのだから、話の種にと買ってみたのです。
家に戻り調べてみた所、どうも私が手に入れたのはP610の初期型のモデルで、当時売られていたのはレンジを拡大して耐入力も上がった後期型モデルです。
それを知ってさらに凹んだのですが、このオンボロユニットをとりあえず聞いてみようと思いました。
さしあたり段ボール箱があり、発泡スチロールの小さな板もあったので、発泡スチロールに穴を開けバッフル板とし、ダンボール箱をエンクロージャーにして鳴らしてみました。
当然そんなしょぼい鳴らし方ですからしょぼい音が出てきたのですが、ジャズやクラッシックというジャンルに限らず、なぜか音の質感がJBLよりも圧倒的にリアルなのです。
こんなしょぼいユニットがJBLより良いはずがないと何度も聞き比べたのですが、何度聞いてもアコーステックな楽器の音になればなるほど、ソースの質が高くなればなるほど質感の違いが出てしまうのです。
当時の私はマルチシステムこそ素晴らしい。
そして大型システムこそ偉いなんて勘違いしていましたから、この事実は受け入れ難いほど大きな出来事だったのです。
その後あっさり見切りをつけ、JBLのD130バックロードホーンは友人の元へと売られてしまいました。
そして初期型モデルのP610を、平面バッフルというシンプルな鳴らし方をはじめたのです。
その姿を見て周囲の友人や後輩たちもP610を購入して平面バッフルを始めたのですが、その当時手に入るユニットは前にも話したように後期型です。
性能スペック的には前期方を凌駕しているはずでした。
でも、実際音を聴いてみると、圧倒的に初期型のモデルの方が音の質感も高く、後輩の何人かはわざわざ初期型を探して買うほどだったのです。
さて昔話はこれくらいにして、今私のところにあるAudio Nirvanaのフルレンジは、先のP610の時と同じようにダンボールスペシャルで鳴らされています。
エンクロージャーが決まるまでは、近日中に平面バッフルぐらいに付けて鳴らそうと思っていますけどね。
さてこのAudioNirvanaのフルレンジですが、初期型のP610と比較しても引けをとらないどころか、圧倒的に次元の違う緻密で繊細な音を出します。
レンジもかなり広く、しかも力強さも相当出そうな予感がします。
実はこのフルレンジの音の出方ですが、ALTEC系の音に意外と似ているかもしれません。
だからALTECユーザーだった私も、違和感無く楽しく聞ける音です。
ブンブンズンズンといった重い低音感は出ないでしょうけど、切れのあるハイスピードな低音を聞かせてくれそうです。
しかも高音域も意外と綺麗な音で、レンジもかなり上まで伸びているようですので、フルレンジとしての醍醐味も十分楽しめそうです。
前のブログでも話したように、エレックス様も大径のAudioNirvanaのフルレンジ導入を悩んでいるようですが、実は私も12インチほどのユニットを浪々と鳴らしてみたいという思いがあるのです。
このサイズになると15インチクラスを鳴らすのと同じように大きなエンクロージャーが必要になりますが、結構気持ちのいい音の予感がします。
それにAudioNirvanaのデビットさんも、大径はかなり良いと自信満々の様子ですので、私も興味がそそられてしまいます。
最近海外の様々なユニットを紹介しているのはいいのですが、ミイラ取りがミイラになるように、自分自身が欲しくて仕方が無いというより、様々な妄想を抱いてしまうのです。
ここ最近紹介しているユニットはどれも軽量振動板の高能率ユニットが多いので、システムとすれば大型になるものばかりですから、簡単お手軽とはいきません。
でも逆にそんな軽薄な付き合い方ではなく、情熱を燃やして真剣に向き合えるのではないでしょうか。
コンパクトでそこそこ良くなるシステムに何か物足りなさを感じるのであれば、このような大型システムを構築できるユニットも楽しいと思います。
そこそこ聞ければ十分。
なぜかそのような妥協が出来なくて私も毎日困っているのですけどね。
昨日は当店デモ機のホーンに補強足しました。
どうしても板材が薄いので、特に開口部付近は平行四辺形の方向に
グラグラいたします。
又もの地震が来たら解体してしまうと大変です。
そこでホーン天板を取り付けて横ゆれ防止の加工しました。
またこの部分はコンクリ板を使ってましたので、
どうやらその、鳴き音も悪さしていると思われます。
ゴトウの370と16のテーブルも欲しかった所で、
台形の24mm厚の針葉樹合板にて接着しました。
無理やり重ねていたような気配なく、手作り感も減って
見栄えもよく出来ました。
当店の技術部長はこの辺りは抜かりなく工作してもらえますので、
助かります。
ついでに
ホーンの空洞部分に石を撒いてみました。
もし良くなかったら撤去できるように、
大粒の丸石にいたしました。
一見は金魚の水槽の底みたいです。
結果は中々良いようです。
低音がホーン鳴き止めてしまうと、暗い音色になりがちですが、
それはなく、ストンとした低音となりました。
当店発売開始いたしました
銅箔テープ+銅ブロック 大変に好評で、追加のご注文いただいてます。
<文字クリックで詳細見れます>
昨日当店にて、銅箔テープお買い上げの方が
そのまま店内でチューンアップしていくとの事で
せっかくなので、写真撮らせていただきました。
デジタルアンプの内部です。
コンデンサーやトランスに銅箔テープ慎重に貼り付けております。
天板の内側に全面に貼っております。
下面は基板はがさないと貼れませんので、
少々見栄えに影響ありますが、底面の下側に足だけ外して
やはり全面に貼り付けてます。
電源ケーブルの両端部も少々貼り付けました。
初めて行ったにしては大変綺麗に仕上がってます。
もちろんですが、音質も効果出てます。
仮にあまり効果なくて、元に戻したいなら、両面テープをそっとはがせば、OKです。
AudioNirvanaは、微妙で繊細な音の表現に優れているので、店内のアンプなどの比較試聴用として勧めていたもので、メインシステム用ではありませんでした。
そこのローエンドはALTEC 515-16Cが受け持っていたので、その代替用として515-8Cや414-8Bなどのアルニコマグネットモデルお勧めしていたのです。
しかしご存知の方も多いように現在ALTEC社では、従来の大型ユニットの生産は終了し、現在ではもちろん新品では手に入らないのです。
ましてやいち早く生産を終了してしまったアルニコマグネットモデルならなおさらです。
国内の中古市場ではALTECのユニットをちらほら見かける機会も多いのですが、ベストコンディションのユニットをそろえるとなると意外と見つけ難いものです。
そこでエレックス様にALTECの復刻版をお勧めしたというわけです。
じつは私も20年ほどALTEC 515Cを使っていました。
本当は励磁型磁気回路を持つ旧マクソニックのL403EXというユニットが欲しかったのですが、ご存知の方も多いように、かつての日航機事故以降、旧マクソニックが消滅してしまい入手できませんでした。
今は磁気回路の設計製造を行っていたメーカーが、新マクソニックとして再スタートさせましたけど、そのハイスペックに比例するように、価格的にもハイスペックということで、手軽の購入というわけにもいきません。
そのようなこともあり515を使っていたわけですが、その性能とは裏腹に意外と使いこなしは難しいユニットですけど、初期初動もよく、ハイスピードで切れのある低音を聞かせてくれました。
そんなアルテックのユニットが現在でも生産されているのです。
といっても、ブランド名はALTECではなくGreat Plains Audio(GPA)なのですけどね。
そういうと、気の早い人なら「なんだ偽物か!」「レプリカか!」「どうせパチものだろ!」なんて言い出してしまうでしょうね。
じつはALTEC社が生産工場を閉鎖するに時、ALTECの顧客フォローや修理メンテナンス、そしてユニットの生産をするために、歴代の資料や図面から生産設備までを全てGreat Plains Audio社が引き継いだのです。
だから変わったのは会社名だけのようなものです。
もちろん生産されるモデルもALTEC時代のままです。
ただしブランド名からはALTECのロゴが消えたので、ブランド名で音を判断する方には受け入れがたいことかもしれませんね。
でも少なくともコンディションの悪いユニットよりは遥かにハイパフォーマンスだと思いますよ。
もちろん中にはヒストリーが好きな方も多くいますので、何が何でもブランド名にこだわるという方もいます。
それに多少コンディションが悪かろうが、音が少しアンバランスだろうが、ブランドに拘る方もいるはずです。
かつてアメリカ製ユニットとしてJBLと人気を二分するブランドでしたから、そのブランド名に拘る気持ちも分からなくはありません。
でも実際にはブランドロゴが音を出すわけではないし、スピーカーの表面にブランド名が付けられているわけではありません。
でも既に生産が終了して長い年月が過ぎたユニットが、新品の状態で同じものが手に入るというのは、非常に喜ばしいことではないでしょうか。
しかも手ごろで使い易い416や802などのアルニコマグネットモデルも最近生産されるようになり、288シリーズのアルニコマグネットモデルも受注ができるようになりました。
また再スタート当初から生産していた、ALTEC晩年のフェライトマグネットモデルの復刻版もラインナップしており、人気の604シリーズの2ウエイ同軸ユニットも手に入れることが出来ます。
それに古いユニットなどの修理メンテナンスなども行っており、着磁作業まで行っているそうです。
特に古いユニットで問題になるのが振動版などのリペアパーツですが、それらも全て用意できるとのことで、ALTEC愛用者にとってもありがたい会社なのです。
ただどうしてもALTECのロゴこそ命だという方にはお勧めできませんが、当時のユニットとほぼ同じ物で、唯一の違いはブランドロゴのラベルだけというのなら、新品であのサウンドが手に入れられるというのなら、素晴らしいことではないでしょうか。
コンディションが悪かろうが、音がちぐはぐだろうが、絶対的にALTECのロゴの付いたユニットでなければ認めないという人にはお勧めできない話ですが、当時のあの感動できるサウンドを、しかも新品で手に入れたい人には最高のユニットだと思います。
ALTECのサウンドが好きで、しかもできるだけ新品が欲しい、ブランドロゴなんて見えないから関係ない、あの感動できる音が出ればそれだけでいい。
そんな情熱的な方にこそぜひとも活用してもらいたいユニットですね。
ただ使い古された中古ユニットばかりの世界なので、エージングの終了しない音をちょっとだけ聞いて、やっぱりALTECじゃないなんて簡単に片付けてしまう情熱のない方には、できれば使って欲しくないユニットかもしれません。
私も新たなシステムを組みたくなる誘惑に悩まされる日々が続いています。
これだからオーディオは楽しくて仕方が無いのですが。
前回のブログでAudioNirvanaのデビットさんからのご連絡と、AudioNirvanaのエンクロージャーの適合サイズにてご紹介しました。
実際フルレンジユニットを手に入れてもそれだけでは役を成さず、適当な大きさのエンクロージャーが必要になります。
しかしそこが悩みの多く生まれるポイントで、実際どのようなサイズにしたらいいのか、どのような形式のエンクロージャーがいいのか、その後の音を大きく左右する部分だけに悩んでしまう方も多いはずです。
もちろん自作経験豊富なハイエンドマニアの方なら、ユニットの特性などからユニットに適したエンクロージャー製作は難しくなく、自ら図面を引いて設計するのはお手の物です。
しかしそのような経験が少ない場合、簡単にとは進まないのではないでしょうか。
ユニットは手に入れたものの、うちにもAudioNirvanaをどのような箱に入れたらいいかとご相談される方多くいます。
それに昨今流行の重い振動板を抱えた小口径低能率ユニットのように、ミニチュアBOXに詰め込んでというわけにもいきません。
そのため前回のような適合サイズの参考データーを載せたのですが、やはりそのような情報がほしい人も多いのでうちのホームページにも専用のページを設ける事になりました。
AudioNirvanaの口径別適合表はこちらからご覧ください。 表示寸法はミリに変換していますが、もともとはアメリカのインチサイズのため、板取や製作の都合上多少寸法の変更は出来ると思います。
ただどの程度の大きさを基準としていいのか迷うこともあるので、こちらの表をご参考に製作されてみたらいかがでしょう。
AudioNirvanaのフルレンジ以外にも、P.Audioの2ウエイ同軸ユニットや、ALTECのユニット、またはラウザーなどのエンクロージャーとしても使用可能なサイズです。
さて話は変わりますが、先日デビットさんからの返事で、エレックス様のホーンに取り付けられたAudioNirvanaを大変褒められた返答がきてましたけど、ほんとうは腹切り神風の国の奴はなんと馬鹿なことをしているのだと思われると思っていたのですが、海外にはエレックス様に負けず劣らずの兵たちがたくさんいるのです。
そんな個性的なシステムもホームページ上に紹介してありますのでご参考になさってみてください。
そんな個性的なシステムの一部をこちらではご紹介しておきます。
とても綺麗なエンクロージャーです。
別に何の変哲もなさそうなのですが・・・
裏を見ると後面開放型でしかもホーン型に音を開放するタイプです。
AudioNirvanaのユニットはかなりの強力タイプですので、このような使い方もいいアイディアだと思います。
意外と自然な鳴り方をしそうなタイプですので、こんなタイプも一つ製作してみたいですね。
さて次はなんかとても変わった形をしています。
これはバックロードホーンのタイプです。
長岡鉄男さんの個性的な設計のバックロードホーンにも引けを取らないユニークなデザインですね。
これはホーン製作をメインにしている海外のガレージメーカーが製作した物です。
さて次はミッドレンジ用のホーンに取り付けた例です。
これなんてホーン好きのエレックス様の店長が喜びそうなシステムですね。
他にもいろいろ個性的なシステム画像を掲載してありますので、新たなアイディアのヒントとして、ぜひご参考にされてはいかがでしょう。
私もまだどのようなタイプにするか悩んでいるのですけどね。
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