前期と重複内容ですが
本日で当店の旧ホームページの中古リストは
全品物が新ホームページの中古リストに移行が完了いたしました。
5月31日 PM19:00より
新ホームページの注文フォームが稼働しております。
是非ご参照くださいますようお願いいたします。
新ホームページの中古品ご注文は
今までの注文フォームと異なりますが、
一般的な操作は他のインターネットショップ様と
ほぼ同様ですので、ご安心ください。

この状態のページより、商品の絞り込みが可能です。
<<<<<<
ただしキーワードを記載の場合英数やカタカナが
全角と半角にて検索ヒットしない場合ございますので
両方でお試しください。
今後とも閲覧をお待ちしております。
スポンサーサイト
お客様各位へ
いつも当店ホームページ閲覧まことにありがとうございます。
明日より本格的に新ホームページに移行いたします。
ぜひ御参照頂けますようお願い申し上げます。
また、6月1日-6月30日は
1割引きセールは
アンプですが
トランジスタアンプが対象です。
先月引き続きでハイブリッドアンプも含まれます。
是非この機会によろしく御検討お願い申し上げます。
本日とてもすごい作品を拝見しました。
自作のDAコンバーター+ボリュームボックスです。


前パネルもつまみも角の作りも中々のデザイン


プリントまで自作です。
表面仕上げも美!



背面も抜かりなく良い出来栄え
どこが自作なのでしょうか?
一般メーカーさんよりきれいです。

中身!

しっかり銅箔と銅ブロックついてます。

トランス電源ですが、外部のスイッチング電源に切り替えもできます。
パーツもいい加減な物なく、東京光音のアッテネーター
これで音悪いはずありません。
なんと中身はオーディオトラックのDAC2なのです。
素晴らしい物に、出会えました。
お知らせの記事ばかりでしたので
たまには普通の内容の記事を入れてみたいと思います。
ゴトウユニット社はS150ホーンまでが最大ドライバー用ホーンなので
その下はウーファーにバトンタッチいたします。
すると最低クロスオーバーは200Hzとなります。
この周波数ですと、中音域成分が20-30%の受け持ちです。
せっかくのストレートホーンですが、曲げないので、奥行上でいたしかたないのですが、
するとウーファーのクオリティは非常に大切です。
いかにも、ホーンドライバーと似ている音色が必要となるわけです。
当店のデモ機はウーファーのみ現在アルテック515Cです。
純正ではないのですが、
さてゴトウユニット社のウーファーは、いかような物でしょうか。
当店のHPカタログも参照ください。
<青文字クリックで見れます>

SG-38WN
このモデルが38cmの一番スタンダードモデルです。
しかしこの一番リーズナブルモデルも強烈なマグネットです。
2段マグネットですが
この強化モデルがさらにございます。
SG-38WNS
SG-38WNSS
SG-38WNSP
SG-38WNSSP

写真は最強モデルの
SG-38WNSSP
いずれも、ややコーン質量がアルテックより重たいですが、
強度があり、エッジとダンパーも固めです。
フロントホーンに耐えもつ様にそうなってます。
も少し小型では30cmのモデルございます。

SG-30W
こんなのもあります。
ドライバーとのつながりは、こちらの方が良いかもしれません。
当店のホームページご利用いただいてますお客様の方々へ
近日当店のホームページが全面改訂いたします。
消費税の自動計算の不備や
代引き選択の不備が修正されまました。
USEDのリストも小写真リスト付きになります。
まずトップページですが

このような感じで今までとさほどかわりませんが、
各ページへのリンクボタンの位置がかわります。
中古品のページ

このようなリストで表示となります
検索機能ございますので
JBLやアルテックやマッキン・・・・等で絞り込みも可です
品物アクセスのスピードが速く出来るかと思います。
注文フォーム入れてくださいますと

の会員登録になりますが必修ではございません
さらに進みますと

このように住所やお名前の記載フォームになります。
送り先の指定も可です。
施工期日決定いたしましたら
ホームページとこちらのブログにて
お知らせ申し上げる予定でおります。
よろしく今後ともご利用お待ちしております。
ほんとに当店ブログを参照頂いて光栄です
また当店低音ホーンを作成されたお客様が
いらっしゃいました。
20cmタイプで
ユニットはパイオニアPE20ですので
約50%サイズですが確かに同じ形です

非常にきれいに接合部止まってます

ユニットも絞りがちゃんとついてますが、
個人的には上につなぐユニットにもよりますが
もう少し絞りを横詰めた方が、音圧が上がりそうです。

マグネット固定もちゃんと行ってます。
これは中々行けそうです!
聞かせていただきました。
高音は弱くなってます。
ホーンかなり小さいので限界最低周波数は200Hz位かと思いましたが、
意外とそうでもないようです。
フロントホーンのストレートなので、音の直進性がかなり良く
やはりホーンの理論通りで
コニカル型ストレートホーンは、カットオフの乱れと
最低周波数だら下がりなので、感想として
約90Hz位はカバーされていました。
今後課題でホーンが約60度開き位なので
最後のフレアーの延長で90度以上の開き角の延長と
板接合部の補強がほしいようです。
ホーン内部も塗装しますと
音のスベリ良くなりますので、それも今後の課題です。
当店にあったツイーター追加しました。
中々GOODサウンドです。
音も少しウエットですが、飛びは抜群でした
前回のブログでは、YAMAHAのGT2000に搭載されているYSA-2というピュアストレートアームの軸受けに関して、小改造のテスト直前まで話したところ、軸受けのボールベアリング球を紛失してしまい、現在専門の問屋へ発注したところまで話しました。

ベアリング球が届くまでアナログ再生はお預けという事でしたが、やはり我慢ができなくなり、どうにかアナログを再生できないかと考えたのです。
そういえば押入れの中に、生前母が使用していた古いSONNYのプレーヤーがーある事を思い出しました。
早速引っ張り出してみると、いかにも安っぽい作りのへなちょこプレーヤーが出てきました。
昔のシステムコンポに付いてきそうなその安っぽいプレーヤーですが、駆動系は当時の主流であったダイレクトドライブではなく、当時安物のイメージが強かったベルトドライブのプレーヤーです。
これは使えるかもしれないと思い、早速再生できるように準備を始めてみました。
見ればカートリッジも付属しています。
オーディオテクニカのMMタイプのカートリッジです。

しかしうちのプリアンプのフォノ回路は、音質優先のためMC専用のフォノ回路のため、MM型のカートリッジは使用できません。
GT2000についているYAS-2のアームに取り付けられたシェルターのカートリッジを外すのもちょっと面倒ですし、他に何かないかとジャンク箱を物色していたらシェルターの入っていた箱が出てきました。
中を開けてみると、以前メインに使用していたYAMAHAのMC100というカートリッジが入っていました。
当時YAMAHAのカートリッジは繊細な音のものが多かったのですが、美しい音色とレンジ感や繊細さは魅力でも、どことなくパンチ力や切れ味が弱く感じられたのですが、このMC100は他のモデルと違いメタルボディーを採用し、テーパー状のベリリウムカンチレバーの織り成す音は、その切れ味の鋭さやパンチ力も備わり、非常に分解能も高いコストパフォーマンスに優れたカートリッジでした。
発売間もない頃に手に入れたのですが、あまりにも素晴らしい音のよさにつられ、頻繁に聞いていたものです。
そのような事もあって、いい加減音質も切れ味やレンジ感、そして繊細さも新品の頃に比べれば落ちてきたので、そろそろ針交換だと思い針交換を頼んだところ在庫なしとの答えでした。
その頃YAMAHAはアナログからは撤退してしまったので、意外と短命なモデルです。
とても残念に思い次のリファレンス用にシェルターを手に入れたのです。
本来ならMC100のように空芯コイルのカートリッジが欲しかったのですが、その頃選択肢は少なくなってしまい、色付けの少ない音色のカートリッジというのもなかなか見つけ難いものでした。
今までいろいろなカートリッジを所有してきましたが、どうしても重針圧系の極太の音は好きではなく、繊細さと広い音場感やレンジ感を感じさせ、切れ味鋭くスピード感が伴い、高い分解能を有するカートリッジというのもそれほど多くありません。
オーディオテクニカのAT33系などはコストパフォーマンスは悪くはないのですが、独特の煌びやかな音色もあり、DENONの103系も安価に手に入れられるものの、安定した再生は可能ですがレンジも狭く分解能も高くないため、これらも以前所有していたので却下です。
そこで当時手に入れられるものとしてシェルターを購入したのですが、上級機ならMC100を凌駕する一面を感じるものの価格は卒倒してしまうほど高額です。
そこで下のモデルを手に入れたのですけど、音の質感やパンチ力もあり、変な癖を感じさせないカートリッジです。
さて余談はさておき、出てきたMC100を見てびっくり仰天です。

シェルターに付け替えた時、もう聞く事もないかも知れないと思いそのまま仕舞い込んでいたのでしょう。
見たら当時の汚れそのままに、まるで海底から引き上げられた沈没船のような状況です。
頻繁にスタイラスクリーナーで清掃していたつもりでしたが、とてもじゃないですがかなりひどい有様です。
とりあえず掃除をすることにしました。
といっても微小な針先の清掃ですから、慎重かつ繊細な作業になります。
そこで以前精密作業用に購入していた実体顕微鏡を使用する事にしました。

さすがに顕微鏡で見ると針先がよく見えます。
自慢のベリリウムテーパーカンチレバーは、様々な付着物で引き上げられた沈没船のよににボコボコな表面です。
周囲も汚れがびっちり付着しています。
そこでアルコールとブラシを使い、慎重に汚れを浮かしながら落としていきます。
しかしそれでも落ちにくい固着物は、クラフトナイフの先端を使い落としました。
しつこくクリーニングを繰り返してみたら、テーパー状のベリリウムカンチレバーも見事な姿を現し、針先も鋭角に尖り輝いています。
昔は実体顕微鏡など持っていませんので、単純に針先が磨耗しているものだと考えていましたが、たぶん音質劣化の要因の大半は、このように固着して積重ねられてきた付着物が、結果として音を悪くしていたのかもしれません。
でも問題はきちんと音が出るかですね。
クリーニングも終わったので、へなちょこプレーヤーに付いていたテクニカのMMカートリッジを外し、MC100をへっとシェルへ装着しました。

見事にベリリウムのテーパー状のカンチレバーも蘇り、付着物に埋もれ先端だけ顔を覗かせていた鋭角に加工されたダイアモンドの針先も輝いています。
そしてきゃしゃなS字アームにセットしてターンテーブルを回してみました。

・・・・・
ストロボライトが・・・・
どうも回転がえらく遅いようです。
昔も回転が安定するまでは少し時間がかかったと思い様子を見てみましたが、やはりめちゃくちゃ回転が遅いです。
ためしの45回転に切り替えて見ると、それでも33回転の適正よりはるかに遅いのです。
速度調整用のボリュームが付いていますのでMAXにしてみましたが、それでも33回転の適性には到達できません。
仕方なくプレーヤーの裏板を外し、プレーヤー内部を覗いてみてみても原因がわかりません。
速度調整用のボリュームの基盤を外してみたところ、そこの調整用の部品が付いていたのでいじってみたところ、どうにか45回転に設定すれば、33回転の適正に調整可能になりました。
しかしなかなか回転が安定しないですね。
でもしばらくすると、とりあえず聞けるようになったのでレコードをかけてみました。

MC100は蘇りました。
へなちょこターンテーブルにへっぽこアーム、セッティングもいい加減ですが、やはりMC100の音です。
幸いベルトドライブのため、これだけへなちょこでも安物DDプレーヤーのような音の濁りを感じさせません。
そういってもレンジ感は狭く、音の透明感も不足して、スピードも切れ味もないへなちょこプレーヤーですが、聞くに耐えないような音はしません。
なんかこのおんぼろプレーヤーを改造したくなりましたね。
回転系さえ安定すればこのターンテーブルは十分使えそうですし、アームも大幅改造を施せば面白いかもしれません。
なんて妄想描いているより、MC100はもしかしてまだまだ現役続行できそうです。
GT2000のYSA-2が復活したら、一度付け替えてもう一度あの音を聞きたくなりましたね。
る軸受けの動きの制限が音に影響する話をしました。
そうしたところ、YSA-2のユーザー様から簡単なご質問があり、軸受けベース部分付近に見られるひび割れに関してのお話でした。
はじめ表面上の塗膜についてと勘違いしてしまいましたが、そんな事ならコメントなどすることもないはずで、以前から気になっていたひび割れについてもこれから改善しなければとずーっと考えてもいたのです。
そのようなわけで、実はGT2000系の純正アームを分解した事がある方ならご存知のように、意外とコストダウンの為、音質的に悪影響を及ぼしそうな点もいくつか上げられます。
もちろんすべてがコストダウンというわけではなく、それなりに音質的な評価基準をクリアーする為のアイデアも取り入れているのでしょうし、何が何でもよくないというのではありません。
そこで今回は、以前から手を付けずにいた懸案事項についてお話したいと思います。
そんなわけでまたまたアーム部分を分解しました。

とりあえず今回はアームの方はそのまま手を付けませんが、軸受け部分を中心にベース部分まで分解します。

GT2000シリーズ共通のアームの取り付けベース部分です。
アルミ合金の鋳物製で、裏を見るとこんな感じです。
こんな姿を見れば、剛性マニアの方ならアレルギーを起こすほどの肉抜き構造になりますので、やれ砲金だ!アルミ無垢材の削りだしだ!と気が動く部分です。
確かに音質的にはベストになりにくい構造なのは確かでしょう。
さてアーム軸受け部分を分解してみます。

ここはさすがにひどいつくりですね。
本来なら取り付けガイド用にプラスチックのスペーサーもありましたが、とうの昔にそんなもの捨ててしまいました。
しかもGT2000のアームに共通する高さ調整時にアームベースがすとんと下へ落ちる事を考慮して、スプリングとプラ板のガイドも付いていましたが、どう考えても共振バリバリ出すものなので、すべて削除してあります。
実はこれだけでも音がすっきりと澄んで、不透明な濁りを感じる音質が消え、レコードに刻まれている微細な音が聞こえてくるようになります。
ただしこんなことすれば中古品としての価値はなくなりますので、転売を常に考えている方は手を付けないでください。
ただしこのアームを使い倒すという意気込みのある方は、いちど試されてみるとよくわかります。
しかし二度と同じように戻せなくなる可能性があるので、誰にでもお勧めするわけにはいかないのですけどね。
さてこの軸受け部分の裏側ですが、ご覧のように空洞です。

ここの軸受けベース部分の材質に関しては正確には不明ですが、アルミ合金の類なのは確かなようです。
しかも音質的に固有の共振を抑える為なのでしょうけど、結晶の結合もあまり強くないようで、それにより内部損失を増やして共振を逃がしているのでしょう。
どうしても万人向けの使い勝手を考えれば致し方ない選択で、本来ならここは一番力を入れたい部分です。
しかもプレーヤー本体には内部に大きな空洞を持つ構造のGT2000ですが、アームベース部の大きな開口部にじかに向き合う為、内部の空気の共振などの影響ももろに受けてしまいそうです。
そこで材質的に共振を逃がすようにしたのかもしれませんね。
でもこの軸受け部分を爪で叩いてみると、まるでプラスチックのようなカツカツとした軽い音が響きますので、ちょっと考えてしまう部分です。
もちろん高剛性にすればいいというものでもなく、材質固有の共振モードの音がもろに出てしまいますので、そこも難しいところです。
またこの音を制振しようと共振をダンプしてしまえば、ノイズリダクションのように静かにはなるけれど、おいしい音の部分まで一緒に消えてしまう事がほとんどですので、これもまた難しいところです。
重くて硬い重量物の場合、不要な振動の発生は抑える方向性にはなるのですが、固有の共振モードが低い周波数に移行するだけで、結果としてカチッとした音で静かになったと喜んでも、暗く沈んだ音色になる事も多いのです。
さてこの軸受けの空洞部分何とかいじれないかとジャンク箱を覗いていたら、バイク用に使用していたアルミの肉厚のあるスペーサーが出てきました。
これを空洞内に入れ、長いねじで軸受け部分と一緒に固定して、どれだけ音が変化するか実験です。

さてベースも取り付けて、軸受けのベアリングを取り付けて・・・・・
やぁ!!やってしまった!!!
ピンセットで摘んだボールベアリング球のひとつがどこかへ消え去りました。
YSA-2の命といえる鋼球・・・・
とりあえず速攻で問屋に発注しました。
どうせそろそろ代えようと思っていましたので、少し多めに仕入れる事にしました。
という事で、音質評価はまた次回という事で。
本日は前々からやってみたい事で
ゴトウユニットS175ホーンのスロートに手を入れてみました。

小さいホーンはスロート部とホーン部が分離してないので
内面はそこそこ綺麗ですが、
大型ホーンは分離型なので、意外とスロート内面がザラザラしてます。
ウッドホーンのメーカーさんの
タテマツ音工社はスロート部は金属製ですが、
内面が爪が引っかからない位にツルツルに研磨されてます。
過去にもホーン喉元部分を磨いて見た事ありますが、
かなりの好結果でした。
ホーンを組んだままなので、仕方なく指届く範囲まで
紙やすりと研磨剤で磨きました。
結果としてスロート入り口からせいぜい5cm位でしょうか?
最後に空気スベリ良くするために
カーワックス塗布で出来上がり。

前から見ますとほとんど解りませんが少し塗装がアルミ色になってます。
SG505TTは、200-1000Hzですので、それほど高い音は
入れませんが、ドライバーには、イコライザーがついてますので、
波長の関係で、音道の距離差は必要な部分ですので、
かなり効き目はあるはずです。
本当なら分解して全部磨くともっと良いのでしょうが、
一旦ここでストップ。
幾分ではありますが、音がするーと出てくるような気がします。
(自分でやったので、効果を大きく評価したいところありますが)
当店のスピーカーについて
前の絞りに尽きましてアップいたしましたが、
もう一つ大事な事があります。
スピーカーユニットのマグネットの固定です。
各ユーザー様は、スピーカーのボックスについては、
相当の補強や板厚等でうまくボックスの共振に努力なさっているかと思いますが、
もっと大事な点がスピーカーユニットの一番重たい箇所の
マグネットのロックが全くなさっておられないようです。

いかような方法が良いかは別として、
当店のユニットはマグネットの部分の板と、バッフル板とを
ボルトでサンドしてます。
これで音圧が約2-3dB変る事すらあります。

こちらは4本ボルトで締めてます。
ただしこの方法は、要注意でボルト締めすぎますと、
ユニットのフレーム部の変形を起こすほど締めると
ボイスタッッチしますので、ほどほどの締め圧で止めてください。
スピーカーユニットの構造をよく眺めますと、
ドライバーユニットは別としても、
コーンユニットはマグネット部持った方が安定しますし、
磁石が絶対に静止しているからコーンが動いたことになるわけです。
コーンが動いた内の1%でもマグネットがバックしていたら問題ありです。
じつはこの手法は製品でも取り扱っていたメーカーございます。

昔のジェンセンの4181や
ラウザーのpm4などは
その巨大なマグネットがフラフラではまずいので、
箱内の棚板でロックしてます。
バッフルの止めネジはあくまで、ユニットの中心がずれないだけの為の物です。
過去に他にも
ボストンアコーステック社のリンフィールドも
当店と同じように箱内に仕切り板が有り
そこに極太のボルトで磁石部を締め上げてました。
また、以外とご存知ないのが、
マグネットの固定する場合はとくにですが、
ユニットはバッフル板の前から止めるのでなく後ろから止めるのが正しいです。
(フレーム構造上不可の形状もございますが・・・)
想像ですが、前記ブログに記載の様に
後面の空気圧より、前面の空気圧が高くかけやすいからかも知れません。
現実に同板の前止めと、後止めでは、圧倒的に後止めの方が
スピーカー音色がアッサリしております。
お試しに、後から手の入るスピーカー構造の装置の方は是非
ユニットマグネットを手で後押してみてください。
音色変わりますよ!
いろいろとスピーカーについてのご相談ございますが、
当店のデモ機について
しったかぶりの、ウンチクを少々解説いたします。

シーメンスコアキシャルのユニットです。
皆様はご存知かと思いますが、
このユニットが大きなヒントになっております。
スピーカーユニットは、永久磁石の磁界にある
電磁石に電気流すことによって振動板を揺さぶる構造です。
コーンは前後に往復運動いたしますので、
コーン前とコーン後の空気抵抗は1:1が理想となります。
平面バッフルや後面開放型が、ボックス型より有利な環境と言えますが、
それだけで前後の空気圧が等倍に出来るのか?と
なりますと、現実にそうは、できません。
ユニットは後面に障害物がハダカでもあるのです。
フレームとマグネットが存在しているからです。
上記のこのユニットは、非常に的を得ております。
前の金属のカバーの穴の開放面積が、
フレームと磁石に塞がれている面積と同じになっています。
(実際はコーンのすり鉢の向き違うので100%同じで良い訳ではないのですが)
つまりこのユニットはボックスで使う物でなく、平面バッフル専用の構造なのです。
最終的に良かったか、悪かったかは別として、物理の原理でそうなるのは確かです。

そこで、もう一つの方法として、フロントホーンとしたのは、
コーン前の音に空気圧かけて、ホーンに流れ込む音の流速アップの効果は
とても大事なのですが、
前を絞る事によって、シーメンスの様に、空気圧の等倍化も兼ねているのです。
ですから後部分はボックスで囲う必要がございません。
そこから漏れた逆位相音はホーンのフレアーが一種の平面バッフル効果も兼ねてますので
周り込んでもかなりの時間差がありますので
さほどの問題は出ません。
この原理は、スピーカーの前にあった音楽再生装置の
蓄音機が、この状態になっていて、
サウンドボックスの前は当然ホーンですが
裏面はシーメンスのように穴の開いた保護カバーがついてます。
こうすることによって、スピーカーの振動板はストレスが少なく電気の信号に
素直に動きをかもしだしてくれるのです。
近い構造にアルテック社の銀箱(612ボックス)も実は
バッフル面に細工してあり、円形のコーンに対して
ほぼエッジが隠れる程度ではありますが絞ってあります。
この絞りなのですが
前に遊びで作ったミニホーンですが

ホーンのど元が縦に強く絞り込んでます。
こうしますと、音の広がりは横方向に広がります。(特に高い周波数ほど)
その隣の
JBL社の2405ツイーターのホーンも縦絞りなのも同じ理由です。
補足ですが、空気圧と同様にですが
コーンの質量とボイスコイル+ボビンの質量も同じが良いらしいです。
もし、お手持ちのユニットがハダカでございましたら、
一度後開放で前に絞りだけつけて聴いてみては如何でしょうか?
本とに助かりました
ゴトウユニット社様
当店デモ機なので大急ぎで大手術いただけました。
本日37が戻って参りました。

元に戻りました。本当にありがとうございました。

この際なので前に作成しておきました
37用のドライバースタンドをミカゲ石で作っておきましたので
乗せ替えしました。
よく見えるために、
これでユニットが間違いなく本物である実感わいてきます。
また試聴の御来店をおまちしております。
本日は少し前に御来店時にお願いしておりました
ゴトウユニットの歴史と同じ位の年期の
スーパー達人宅をお写真頂きに訪問させて頂きました。
こちらお宅はゴトウシステムの試聴をトップクラスに
させていただきたいと思っておりました装置です

ゴトウユニットのユーザーの高城氏の装置とそっくりに出来ており
煙突型の低音ホーンです。

真正面から解りにくいですが、
やや斜め下に来ますと、
こんなに大きいホーン開口部が見れます。
オール鉄筋コンクリートホーンです。

58や37や18がやや高い位置にセットされてますが、
これが聞かせて頂いた後に理由がわかりました。
低音ホーンと音像が入り乱れないように、そうなっているようです。
各ユニットが全部どこから鳴らしているか、見えません。
リスニングポイントの後の音も聞こえてます。
同軸オールホーンの様にさえ感じます。

ホーン真下はこんな風に見えます。
家の作りがかなり鋭角の瓦屋根でその頂点に向かってズーとのびてますので
38cmWウーファーがこんなに小さく見えるのです。

さらに写真で全く解らないかと思いますが、
部屋そのものがホーンフレアーの延長となっており
リスニングポイントの部屋後部分まで徐々に広がってますので
低音ホーンの中に人が居る状態に設計されてます。

天井もやや斜め上に傾斜してます。


壁はスノコ状に凸凹にしてあり定在波を取ってます。
ソフトや自作の機材が沢山あります。
アンプ類は朝顔のホーンの間の扉の後にセットされてます。
オールスイッチング電源アンプです。

片方のドライバーユニットは階段の上に突き出てます。
頭ぶつけそうです。
写真はお断りでしたがこの部屋の2階部分はオーディオ機材と自作のパーツの
宝庫状態、いったい幾つあるのやら程です
他にかなり古いMJ誌等も沢山ありプレミヤ物になっていそうな資料や
工具がたんまりです。
さらに階段上がり半3階?にウーファーがやっと登場しました。
部屋の屋根工事の写真も拝見させてくださいましたが、
驚きの工法です。
さすが名人です。煙突ホーンは下に音が落っこちる事無く
前に飛んできます。
すばらしい音色でした。
今までスピーカーの話ばかりでしたので、今回はアナログプレーヤーに関してお話を書きたいと思います。
かなり前のブログで、悪しき先輩としてAMAHA GT2000改造で一度掲載された事があります。
今回はそれに搭載されているYSA-2というピュアストレートアームにまつわるお話です。

今どきアナログプレーヤー?
時代遅れじゃないの。
懐古趣味なんですか。
そんな音が悪い前時代の化石の話などされても。。。
アナログ拒絶派の方々からはこのような言葉も聞こえてくるかもしれませんね。
といいましても、うちでは今もメインはアナログプレーヤーなのです。
もちろんCDだって聞きますけど、ここ一発の再生はやはり今でもアナログなのです。
今まで多くのマニアの方とお会いしましたが、CDのほうが絶対音がいいとアナログに見切りをつけてきた方も数多くいらっしゃいましたが、そのほとんどがアナログプレーヤーをきちんと再生する事の出来ない場合が多く見られ、結果的にアナログのよさを十分理解する手前だったという感じに見られます。
ご存知のようにアナログはターンテーブル、アーム、ケーブル、カートリッジ、セット場所、セッティング微調整、等等、とにかく手間もかかり、そのためのノウハウなど、また膨大な経験も必要であるなど、簡単お手軽と行かないのがアナログ再生の難しさです。
しかもいい音を追求するためにかかる費用だって、CDに比べべたらはるかに高くつきます。
そう考えたらコストパフォーマンスなんて悪いわけで、それならと手軽に扱えるCDプレーヤーのほうが簡単にいい音を出す事が可能なのです。
CDプレーヤーだって年々新しい優れたモデルが発売され、音のいいCDプレーヤーも数多くなりました。
さて音のいいCDプレーヤーっていっても、究極的にはアナログの音なわけです。
デジタルな音が世の中に存在しないので、そりゃそうですよね。
今は半導体の技術も高まり、それに習うようにCDプレーヤーの音もよりアナログに近づいてきました。
もともといわれていたCDのサンプリングなどに対するデーター不足も、そのような部分でかなり改善されてきたのでしょう。
とはいっても、昨今のPCや携帯電話の大幅な技術の進歩があるように、制約が多くデーターが少ないCD規格よりはるかに膨大なデーターの新たなデジタル音源も登場してきたわけで、よりいっそう緻密な音楽再生が可能な時代になってきました。
そうなればまた楽しく音楽が楽しめますね。
さて一方のアナログといえば、情報量は無限大のアナログですから、その点ではCDとは比較にならないほど優秀です。
しかし、先ほどお話したように、機械的に信号を拾い上げる構造上、どうしても難しい面が多くあります。
どんなにがんばってもSNやダイナミックレンジじゃCDにかないません。
しかも正確さという意味でも、常に危ういピックアップをしていますので、常に正確無比なCDには足元にも及びません。
でも今でも新たなカートリッジやターンテーブルが生まれ出ているように、その無限に広がる情報をいかに多く引き出せるか、いまだに探求が続いています。
そのような意味ではCDであろうとアナログであろうと、ましてや新たなデジタル音源であろうと、その求める方向は同じなのです。
と前置きばかり話しても仕方がありませんから、そろそろ本題に移ります。
私が使用しているGT2000には、当時ヤマハがオプションとして発売したYSA-2というアームが取り付けられています。

ご覧のようにカートリッジの取り付けに角度がついておらず、しかも通常のアームより短い長さの軌道を描きます。
そのためトラッキングエラーが発生しますが、それと引き換えに、アームがレコード内周へ引き寄せる力をキャンセルするインサイドフォースキャンセラーがありません。
短いアームによりアーム剛性を高め、より感度をよくする狙い、また音質に悪影響を及ぼしやすインサイドフォースキャンセラーの排除、そして絶対的な安定した軸受けとして、シンプルな3点支持など、江川三郎氏によって考案されたアームをヤマハが商品化したものです。
このアームをつける前はGT2000の純正アームを使用していましたが、このピュアストレートアームに交換したときは、まるでレコーディングスタジオのモニター室で聞く音はこんな感じなのかと思えるほど衝撃的でした。
それほど感度がいいアームでしたが、私はさらに改造を施してしまいました。
カートリッジからアンプの入り口まで完全無接点化したのです。
モガミのアーム内部向けの細い同軸ケーブルを用いましたので、直流抵抗を考えたら相当ひどいはずです。
そのためアームの外で一度太いケーブルに半田付けにより繋ぎ直してみたものの、この接点ひとつの音質劣化のほうが遥かに大きく、結局このような形となったのです。
しかも純正のYSA-2は、途中3箇所の接続変換があり、直流抵抗は少ないと自信満々にカタログへ記載されていましたが、この接点は微小な信号を扱うアナログにとっては非常に音質を低下させる要因です。
接点毎にどうしても微細な信号情報が欠落してしまうようです。
ただ純正は万人に向けた使い勝手を考えなければならず、そのような意味でこのような構造になったのでしょう。
さて私のYSA-2ですが、そのような改造もあり非常に使い難いものへとなってしまいました。
一番の大きな問題点は、最小限の接触抵抗とスムーズで安定した軸受けを採用した事で、その動きを妨げないようにアーム内部から外へケーブルを出す際、純正は極細のリッツ線の束で逃がしていました。
私のは通常の内部用配線財ですので、外へ出すとケーブルの太さによるテンションが掛、アームの動きに影響を与えやすくなります。
そこであれこれと動きの制限を受けにくくするために、ケーブルの引き回しに工夫が必要でした。

そんな事もあったのですが、ALTECを解体してからほとんど動かしていなかったGT2000ですが、最近AudioNirvanaのダンボールスペシャルを鳴らすのに再稼動中になったものの、何か今ひとつ現役時代の透明感や繊細な感じというか、微妙な空気の質感が感じ難いように思えたのです。
ケーブルの取り回しで動きをスポイルされているわけでもないのですが、よく見てみるとやはりアームの動きがわずかに重い感じです。
そこで軸受けをクリーニングしました。


やはりといいますか、グリスが汚れており、しかも粘度も硬くなっていました。
これではスムースな動きをするわけがありません。
そこで古いグリスを落とし、新しいグリスを塗布して組直しです。


実はここのオイル粘度を変えると音が変わります。
ある程度粘性の低い方がいいのですが、あまりサラサラになると今度は逆にガタツキ音が出てしまうので、適切な粘性のオイルを使用する必要があります。
こんなところのオイルの汚れで音がすぐに悪くなるんですから、面倒といえば面倒です。
もちろんここまで高感度のアームでなく、再生装置もそこまで敏感に反応しないなら気になる事のないのでしょうけど、そんな些細なオイルの汚れまで音として出てきてしまうのは良いのやら悪いのやら。
という事で、再びゴキゲンなアナログサウンドが復活いたしました。
この緻密で繊細な空気の色まで感じ取れる音は病み付きになります。
そんな音がレコードに刻まれているのを知ってしまったから、いまだにアナログやめられないのですけどね。
今更ながらではございますが、
前に作成したウッドホーンにオーディオニルバーナの20cmつけておりましたが、
そろそろ本腰入れて、このホーンを製品完成度上げまして
お客様に是非購入して頂けるように活動し始めました。
現在のセットアップです。

2ウエイでもOKですが、折り曲げホーンの関係でどうしても3000Hz近辺に谷があります。
と、言うことで速攻作成で
ミニホーン作り3ウエイ化しました。

非常に簡単に作ってしまいましたが、
功績が重視ですので音にあまり意義無いところは手抜きです。
ブリキ板を切り取りと、曲げで1辺のみ接着+バッフル部接着です。
ユニットはソニーの6cm位のコーンTW
ホーン形状はコニカルなのですが、完成してみたら
おや!
当店のゴトウオールホーンの低音ウッドホーンの超ミニタイプではないですか!

形状が出来上がったらトタン板はビシビシなきますので、
デッドニング
これがユニークな方法で、
木工ボンド+砂をシェイクしましてコンクリートみたいになった物を塗りつけしてます。
安価+安全で工具不要です。
どなたでも可能ですが、短所は表面は約1時間程で固まりますが
内部までコチコチになるには1週間位かかります
移動可能状態の生乾きに約半日かかりますので
1面づづ1日ごと行うのが理想です。
さて音出しですが
とある周波数がピークディップで少し頭痛します。
ホーンの音圧アップ不足の様です。
ホーンは、ご存知かもしれませんが、
フレアー形状はいい加減でも
絞り部がとても大事なのです。
振動板面積に対して十分な空気負荷をかける事によっての噴射力でホーンは
音圧が上がるので、オートグラフのフロントホーンの様に
エッジ部位しか絞りないと
ホーンの音色になるだけで、音圧アップ(つまり振幅量=ストローク量の低減)の
価値無いため現実にはフロントホーンとならないのです。
つまり今回は
コーン面積に対して絞りが不足していたようです。
6cmコーンに対して3,5×3,5cmにしたのですが、
さすが高音域ですので、全くたりませんでした。
本来波長短いので、上記に記載のホーン入り口につながる
空気流路の部分にズレが出来ますので
イコライザーが必要ですが
その代わりのど元に左右から板で斜め45度の傾斜ですべり込ませてます。
音はこれでほぼ、バッチリでした
その内
販売用できましたら、すぐ発表いたします。
お待ちください
本日とあるお客様より
非常に面白いお写真を頂きました。
この連休を使ってとっかん工事で作成したそうです。

どこかで見たホーンです。

色まで同じ
実は当店のブログ見て、同じもの作成されたそうです。
うれしい限りです。
当店のシステムが認めて頂けたわけです。

見事な1直線配置です。
きっと定位が良いことでしょう。
また、もっと面白いのが、ホーン間のオーディオラックまで
当店と同じです。
とても他人と思えません。
是非試聴させて頂きたく思います。
本日お客様に試聴頂いておりましたら
前々から少し気になっておりましたが
右の
ゴトウユニットSG-370BLが
ナクソスcdのピアノかけると歪んでおります
点検結果でどうやら断線のようです。
連休中もありまして、
メーカー様も納品予定が溜まってらっしゃる様子で
即修理が難しいとの事です。
大変困りました。
いずれにしてもメンテ必要なので外して送る準備いたしましたが、
はてはて、代打の1インチドライバーが在庫ありません。
悩んだあげくラムサのホーンドライバーが残っているので利用方法を
苦肉の策でたどり着きました。
以前にS175のホーンにマウントしてました仮ユニットのパーツが生かせました。


又も以前のようにニセゴトウシステムとなりましたが
なんとか音が出せる様になりました。
本日珍しいホーンが入荷致しました。
エール音響(ALE ACOUSTIC)EX-500<1インチホーン><文字クリックで詳細みれます>
元々はYL音響から出てきたエール音響ですが、
YL社とちがい巨大マグネットと金属製のホーンが特徴の
オールホーンシステムのメーカーさんです。
EX-500なのでカットオフが500Hzですので
推奨クロスオーバーは800Hz以上となってます。
ゴトウユニット社では作成されてない、
45パイのダイヤフラムのドライバーユニット搭載させます。
基本として一般のアルテック社やJBL社と同じ
45パイで1インチスロート径です。
このホーンのユニークなところは、
左右は対象開きなのですが
セッティング位置の自由度の関係なのか
上下のフレアーは対象でない、設計です。
個人的に使って見たいホーンの1アイテムです。
前回は、ALTECのエンクロージャーの一部に関してお話をしました。
ALTECといえば数多くの名機が生み出され、今でも多くの方に熱い支持を受けている人気ブランドです。
そんななかALTECらしいシステムといえば、A5やA7などのボイスオブシアターを思い浮かべる方も少なくありません。

ボイスオブシアターとして名を馳せ、日本でも人気の高いシステムです。
このシステムにはA5に代表されるALTEC 515系 またA7に代表されるALTEC 416系の二つの系統があり、どちらも鳴りっぷりのよさを感じさせる素敵なシステムです。
さてこのA5やA7に使われている515系や416系のウーハーですが、中にはコンディションを崩したり、または破損したりして、現役当時の実力を出し切れないものも多くなってきました。
今は多くの中古ユニットが国内市場にも出回り、意外と見つけるのは苦労はしません。
しかしオーディオマニアの方ならご存知の方も多い事ですが、ユニットの使われ方や鳴らされ方によって音がぜんぜん違うというのもよくある話です。
元気がいいはずのユニットが、なぜか元気がない。
繊細な音のするユニットのはずが、なぜか荒削りな音になってしまうなど、それまで鳴らされてきた音楽ソースやアンプにより、長年蓄積された固有の音色傾向に馴染んでしまうこともあります。
もちろん矯正的に鳴らしこめば馴染むことはあるのですが、左右同銘柄ユニットを別々に手に入れた場合、時には別物のように聞こえてしまう事も少なくありません。
何年も地道に探せばGoodコンディションの中古ユニットをペアで見つける事は出来ますけど、ペアで揃えることは出来ても、たとえばダブルで使用される方だと4本揃えなければならず、そうなると一気に敷居が高くなります。
それならと同じ方向性のユニットを新品で探しても意外と少なく、ちょっと使い方は特殊ですが、同傾向でALTECを凌駕するハイスペックの励磁型時期回路を持つ新生マクソニックという選択肢もあります。

これだと取り付け寸法などもほぼ同じですし、見た目もほぼ変わりませんのでALTECの代替の選択肢の一つです。
しかしユニット単体の能力は、ハイパフォーマンスなALTEC515系よりも遥かに上手で、逆にALTECの他のユニットよりも抜きん出てしまう可能性があり、そうなると全体のバランスを崩しかねません。
それならドライバーもトゥイータも同時に変えてしまえばいい事なのですが、さすがにユニット単体の価格も性能に比例して高くなるもので、ポンと買えてしまうセレブの方ばかりではありませんから、これもまた敷居の非常に高い選択です。
そんな時Great Plains Audio社のユニットがベストな選択肢ではないかと思います。

会社は別会社でブランドにもALTECが入りませんけど、ALTECの生産設備をそのまま引継ぎ、現在ALTECの古いユニットの修理やメンテナンスなどのアフターフォローも行っておりますので、そのような意味ではALTEC直系のメーカーなのです。


生産方法なども当時のままですので、ブランドロゴだけ違うALTECの復刻版ともいえます。
これだと現在でも新品で手に入れられるため、手持ちのユニットが調子を崩してしまって代替ユニットを探しているというのであれば、コンディションを気にせず手に入れられて、しかも新品ですので自分流の音に鳴らし込むことだって出来ます。
しかしALTECの515系は、そのパフォーマンスとは裏腹に、やや扱いにくい面も多少あるため、お気軽に使いこなせるユニットではありません。
特にA7など、ALTECの416系を使われてきた方にとっては、グレードアップにと手に入れても、そのキャラクターの違いに戸惑う事も少なくありません。
そんなALTECの416系代替なら、やはり同じ416系の方が使いやすいのではないでしょうか。

磁気回路もAlnicoを使っていますし、ALTEC416系のフェライト磁気回路のユニットからのグレードアップにも最適かもしれません。
515系と違い磁気回路がそれほど強くないため、低域の切れやスピード感などは515系には劣りますけど、中音域まで暴れない特性は、比較的使い易いユニットといえます。
同軸2ウエイで有名な604系は、基本的に416系と同じですので、そのような意味でもかなり定評のあるユニットなのです。
逆に515系に手を焼いてしまう場合なども、基本的に同じ音色傾向にある416系という選択肢もあります。
顔つきは瓜二つのユニットですが、その音の傾向はかなり違うというのものの、やはり同系の音色が出てきます。
JBLになると同じアメリカ系でも音の傾向もかなり違ってきますので、ALTECの代替というにはあまりお勧めできない組み合わせかもしれません。
コンディションを心配して手持ちのALTECを思い切り鳴らす事が出来ないのであれば、思い切って新品ユニットを鳴らすのも楽しいのではないでしょうか。
ゴールデンウイークという中で、私もそんな妄想に明け暮れる日々をすごしているのです。
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