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YAMAHA GT2000とYSA-2

、GT2000のオプションであるYSA-2というピュアストレートアームの、アームパイプを改造するお話をしてきました。

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アームパイプの変更に伴う視聴はYAMAHAのMC100というカートリッジをつけて行いました。

このカートリッジは前にもお話したように以前リファレンスとして活躍していたカートリッジです。

アームパイプの変更の後、ヘッドシェルを純正からオーディオテクニカ製に変更も行い、その圧倒的なパフォーマンスの向上に驚いたという話までしてきたと思います。



さてこれは心当たりがある方も多い事かもしれませんが、オーディオ機器のセッティングやチューニング、あるいは改造などの変更を行う度、その都度大きく音が変わる事を経験された方もいらっしゃる事でしょう。

しかしここに大きな落とし穴が隠れていて、変更の度音の変化に満足してしまい、気がつくとあらぬ方向へと変化してしまったなんていう経験をされたかたもいるのではないでしょうか?

結局元に戻したほうが一番音がよかったなんて、私も幾度となく経験した事があります。


今回YSA-2のアームパイプ回りの改造を行い、その劇的なパフォーマンスの向上を確認したわけですが、果たしてこれらは本当なのか?別な角度から確認してみなければなりません。


改造作業に夢中になり、自己満足で終わっていたという事だって考えられない事ではありませんからね。


そこで今回は現在のリファレンスカートリッジである、シェルターの501MrⅡを取り付けて視聴してみることとしました。

こちらの方が最近まで頻繁に使用していたカートリッジで、その音の傾向も耳によく馴染んでいますからね。


早速MC100からシェルターへ交換してみます。

カートリッジの交換作業も純正の時と同じ手順で交換できます。

そして取り付けが完了し、ゼロバランスをとってみたところ、明らかに軽すぎます。


純正アームパイプのときもギリギリゼロバランスが取れない重さでしたが、ヘッドシェル交換に伴いアーム先端部分にアルミをかませているし、シェル自体の重さも純正よりもわずかに重いはずです。

それでも純正と比べても明らかに軽くなってしまいました。

純正のバランスウエイトにしても、はじめに付いていたサブウエイトも既に無い状態なのですが、それでも軽すぎてバランスが取れないのです。

シェルターのカートリッジだってアルミボディーをまとい、特別軽いわけではありません。


そこでヘッドシェル上部にアルミの板をバランスウエイトとして貼り付けてみたところ、ゼロバランスが十分取れるようになりました。


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でもこれじゃ見た目がよくありませんね。

それにシェル周辺は余計なものを貼り付けるのもできれば避けたいので、ステンのキャップスクリューボルトやアルミスペーサーで簡易ウエイトを付けてみればバランスは取れますけど、これもやはり見た目がよろしくありません。

そこで純正のバランスウエイトの軽量化を試みました。

バランスウエイトは砲金削り出しのムク材にメッキをかけたもので、その中身をドリルで少しくり貫き軽量化したのです。


そしてどうにかギリギリゼロバランスが取れるようになりました。


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さて、どんな作業をしたかなんてどうでもいい話で、結局音はどうなの?

本当によくなったの?

気のせいじゃないの?


そんな話も聞こえてきそうですね。


という事で、針圧調整も終わり、聞き慣れた愛聴盤をかけてみる事に・・・



あれっ???

これシェルターの501MrⅡだよね・・・


・・・・

えぇぇぇっ?

ん~~~


なに?

シェルターこんな音だったかな?

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いい加減肝心の結果はどうなの?


結果からいえば全く別なカートリッジに付け替えてしまったのかと思えるような激変ぶりです。




一発目の音が出た瞬間から音の透明度が全く違い、今まで聞こえてこなかった微小な音がよく聞こえてきます。


質実剛健で的確に音を出してくるカートリッジで、ふくよかな低域や煌びやかな輝きのような個性も無く、色付けや癖を感じにくい自然な音を感じさせるところが魅力ですが、そのような真面目さが面白みに欠けると感じる方もいるかもしれません。

それが質実剛健な面はそのままで、音の透明感や分解能が驚くほど向上し、繊細な表現力も別次元の音に変化しています。


今まで単調に聞こえてきた音の陰影や彫の深さなどが見事に表現され、一つ一つの音の微小な違いや強弱などの表現も別次元の音になっています。


今まで聞きなれてきたシェルターの音には違いないのですが、このカートリッジはこんなにも表現力豊かな面があったとは、いまさらながら気づくほどなのです。

それより今まで聞きなれていたはずのレコードの音が、まだこんな音が隠されていたのかという気づきもあります。


たとえばシェフィールドなどのダイレクトカッティング盤や50~60年代頃に収録されたレコードなど、ミキシングの関与が少ないソースの場合はまるでライブとさえ思えるほどの激変ぶりです。

もちろんミキシングや音を何度もコピーしたようなソースはそのような要素があからさまに出てしまいますが、それでもそのようなものだと思えば全く気になるどころか、逆に分解能の高さから新たな音が聞こえてくる事も多くなり、ジャンルを気にせず楽しめるようにもなりました。


今回の改造により、トーンアーム全体のウエイトは、アーム先端はもちろんバランスウエイトまで軽量化してますので、全体的には軽量化されています。

それに伴い同じ剛性バランスであれば相対的な剛性も上がるわけですが、アームパイプのカーボン化はそれだけでも剛性がアップしているはずですので、最終的には大幅な剛性アップに繋がっていると思います。

また固有共振などの減衰特性もおそらく純正時の時よりも向上しているのでしょう。


今までYSA-2のパフォーマンスの高さには十分満足していた事もあり、唯一気になっていたのはSMEのマグネシウムテーパー形状のアームぐらいで、他社のアームにはそれほど興味や関心を覚えないほど魅力的な音を出すアームだと思っていました。

1conSeries-V-gold_09201227.jpg


それほど惚れ込んでいたアームですが、心のどこかで何か引っかかるものがあったのも事実です。


今では入手が困難ですが、S字型ならSAECのアームぐらいで、基本的に接点が増える可能性のあるS字アームにもあまり興味もわきませんでした。


GT2000の場合純正S字アームもオプションのYSA-1ストレートアームも聞いてきたわけで、大きな不満を持つほどのネガな部分は少ないとはいえ、YSA-2はそれとは圧倒的に違っていたのです。


そのようなわけで、今まで最強じゃないかとさえ思っていたYSA-2ですが、でもそんなYAS-2ももはや別次元へと変化し、その変貌ぶりを実際体験してみると、アナログ再生の世界はまだまだ奥が深く、上には上があるものですね。




もちろんどんなにすばらしいターンテーブルも、どれほど感度のいいアームでも、すばらしい音のカートリッジにしても、セッティングがうまくなされなければ意味を成しませんし、ヘッポコピーなフォノイコライザーで聞いたって、その良し悪しさえ聞き取る事などできません。

どこかだけ一点豪華主義にしてもその良さが表れず、すべての要素がうまくバランスさせなければならない事もあり、そのような意味ではお金もかかるし手間もかかります。

それに様々なノウハウだって必要になります。


日々音が良くなりそれとは対照的に価格が安くなるデジタル機器とは違い、アナログ再生のコストは上がる一方ですが、そんなことを打ち消してしまう魅力的な音が聞けるのもアナログ世界の魅力でもあります。


お手軽に楽しむ事こそ困難ですが、今回アーム改造をしてみて、さらにアナログ世界の奥深さを実感しました。


そうなると次を考えてしまうのは・・・



GT2000のアームベースを変えれば、様々なアームを試す事もできます。

1Clearaudiounify1.jpg


また別な方向性として、良質な回転を誇るベルトドライブなどのターンテーブルという選択肢も出てきます。

1image-td350-3.jpg


今時時代遅れの絶滅危惧種のアナログ再生ですけど、あるレベルを超えてしまう音を聞いてしまうと、その魅力から抜け出せないのも事実です。


そんな魅力に取り付かれた人達は、世界規模で見ると意外と多いのかもしれませんね。


という事で今回はここまで。


アナログの話を始めると限がなくなってしまうものですので・・・


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