本日は国産ですが、
珍しいパワーアンプ入荷いたしました。
ウエストリバー(WestRiver)社
は当店数日前にお取扱いを承諾頂けて
新品注文を承っておりますが、
買ったばかりのパワーアンプ2台入荷いたしました。
ウエストリバー(WestRiver)WRP-Δ6/mini ウエストリバー(WestRiver)WRP-Δ6/mini <文字クリックで詳細見れます 2台在庫>
コレクターフォロアー回路採用ですので
通常のエッミターフォロアーではないアンプが特徴です。
音は非常にすっきり系統で
高い音と低い音はバランスよく
あくのない、シンプルな個性的な音色ではございませんでした。
是非試聴おまちしております。
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恒例のused品の期間限定セールが決定しました。8月度セール USED品2点以上お買い上げ10%OFF となりました。 USDE品価格問わず1度に2点以上同時ご注文場合は合計金額10%引きです。 8月1日-8月31日までの期間限定です。 この機会に、是非プリとパワーセットや、 小物の同時購入をなさって下されば、お得です。 ご利用是非お待ちしております。
本日は超が4つ付けられそうな
最高グレード?のプレーヤーを、ご紹介いたします。
寺垣式プレーヤー・・・・
多分小耳には、どなたでもはさんでいるかとはおもいますが、
いったいそれは、なんなのかは、私も知りませんでした。
オーディオ雑誌のmj誌にも記事に何度か、お目にかかってますが、
本当はまずいのですが、、無関心でおりました。
いざ手元にて拝見しますと、それはそれは、恐ろしい品物でございました。
寺垣式 Σ-3000 <文字クリックで詳細見れます>
白黒写真しか見てませんでしたので、
こんな色だったのですね。
磁石で吸い付くアイドラー式
ウエイト部独立型トーンアーム
共振のない形状のターンテーブル内側構造
特殊なインシュレーションの足
**************数えきれないほど、振動に対しての対策万全の作りです。
各部はそのためにフローティングやゴムダンプ類は一切使ってないようです。
しかし、どこ叩いても、コーンやキーンの音が出ません。
リジット型のプレーヤーでは考えられません。
工作制度も究極です。
こんなプレーヤー見たことありません。
機械屋さんなら、しびれる作品でしょう!!
さてさてと、この世界最高峰のプレーヤーとはいかにの
音色なのでしょうか?
試聴してみました。
それほど質の高いLPは当店ないのですが、
目が<耳がが正しい?>点になりました。
全くレコードの音では無いではないですか?
またはcdともちがいます。
研ぎ澄まされた感じは確かにcd級なのですが、
音色の質がちがいます。
オープンテープとも違った感じ、?
どうしてもとなると、無理やりあてつけですが、DATが一番近いでしょうか?
(もちろん音色違いますが、あえてとなると)
これは
CDでもテープでもチューナーでもレコードでもない、新ジャンルの様です。
これは見学だけでも価値あります。
マッキントッシュMC3500も、目じゃない位の極希少品ですので、、
本日久々の珍品入荷です。
マークレビンソン(MarkLevinson)ML-6<モノプリ2台> <文字クリックで詳細見れます>
モノ構成のプリアンプですが、
マークレビンソン社のトレードマークのブラックフェイス+シルバーツマミではなく、
全部シルバーパネルです。
この後に同型名でML-6Lとなり、真っ黒のパネルになりましたので
上記写真のモデルは古いタイプとなります。
レビンソン社の多く採用します、モージュールアンプですので
パネルもシンプルですが、
中の方もとてもシンプルです。
端子は専用レモピンですので変換<付属>を使って接続します。
同社の中でもかなりの濃口の音色になりすぎず、
とても綺麗な音色です。
ウッドケース付けますと、GOODデザインですね。
試聴御待ちしております。
本日はオーディオ機器と無関係ですが、
当店ホームページ閲覧にとても良いグッズを
お知らせします。
当方は店舗にはパソコンありますが、
自宅にありません(もちろんネット回線も)
帰宅後にホームページのチェックできないものかと悩んだ結果
今風のスマートフォンなる物でネットが見れるようにいたしました。
もうお使いの方には、当たり前すぎて聞くまでもないでしょうが。。。
<私にとってはかっき的でしたので>
いざ使ってみますと写真や文字は拡大されるので
閲覧のみならスマートフォンのみで可なのですが、
いざ注文フォームとなりますと
名前や住所の打ち込みは
あのちっちゃいボタンで文字書くとなると
いらいらします。
するとこんなグッズ発見しました
折り畳み型スマートフォン専用のキーボード
少々高いですが
アイフォン用なら3000円位からあるようです。
アンドロイド対応は現在1万位です。
フルサイズキーボードなので
メール返送や注文フォーム書き込み簡単です。
<約5倍早く筆記可能です>
短所は非常に厄介なセッティング(約6時間解明にかかりました)
マウスないので画面タッチが併用です。
なかなか良いです。
出先でお客様に商品説明が写真で取れるし、
その場で売約を取れますので、
今後期待できます。
パソコンで当店HP見る環境ない方にも多分お役だちグッズです。
前回のブログでは、海外のP610ユーザーの、少し珍しいタイプのものなどをご紹介しました。
ご存知のようにP610は国内での生産が終了しましたが、現在も活発に中古市場では取引が盛んなど未だにその人気が衰えないのですが、これは国内だけの話ではなく、海外でも様々な有名ブランド製品と方を並べる多くの愛用者がいる人気ユニットには違いありません。
前回のブログでは、P610を用いたシステムのための様々なエンクロージャーについてご紹介をしましたが、その最後のほうに驚愕のシステムをご紹介したと思います。
ここまでくればとてもP610とは思えない驚愕のシステムとなりますね。
でもこのシステムに取り付けられているP610なのですが、当然ダイヤトーンのオリジナル純正品ではありません。
では復刻版のValab P-610V 6.5 Alnicoなのかといえば、よく見るとエッジ部分の色の違いに気がついた人がいるかもしれません。
じつはこちらもP610復刻版ユニットなのですが、これはうちで現在扱っているP610の復刻版ユニットとは別のモデルなのです。
エッジの形状処理はそっくりですが、スペックがまるで違うものです。
うちで扱っているユニットといえば、P610の音を忠実に再現する事を目的に作られたものですが、オリジナルに比べればエッジ部分の耐久性も向上し、しかも磁気回路のマグネットもオリジナルよりも強化されているため、オリジナルの音を再現しながらも、音楽に対する対応性も広がっています。
さてこの謎のP610の正体ですが、これも同じくP610の優れた音質、優れた表現力など、世界の名だたるフルレンジの名機達に引けを取らないという、その優れた能力を再現するために立ち上げたブランドから発売されているものです。
そのブランドのトップの方はオーストリア人らしく、自身も数多くのP610のオリジナルを所有するというマニアであり、ダイヤトーンが生産終了後、その歴史に幕を閉じる事を危惧し、自ら先導して再生産の道を模索してきたそうです。
音質を決定付ける振動版の材質、エッジの材質、またアルニコマグネットの材質など、P610の音質的基本を十分抑えた素材探しからはじめてきたそうです。
その経緯で出来上がったのがこのユニットなのですが、外観こそP610そのものといえるのですが、実はスペック的にはオリジナルのP610の比ではなく、とてつもないハイスペックフルレンジユニットなのです。
上の画像のような驚愕のシステムもありますが、現地での価格も驚愕の価格になり、フルレンジ=自作マニア=低コストという図式が成り立ちません。
もしどうしても上の驚愕のシステムがどうしても欲しいという方がいればご相談に乗ることは可能ですけどね。
さてこのP610のハイスペックバージョンですが、何も驚愕のシステムばかりではありません。
フルレンジのよさを最大限に生かしたシンプルなシステムもあります。
能率/インピーダンス:98B/8
再生帯域:38~20K Hz
入力:12W/RWS MAX 25W/RWS
サイズ:300×330×500 (W×D×H)
重量:14.5KG
こんなタイプもあります。
上の2モデルと比較すれば遥かに安いとはいえ、現地でもヨーロッパ製の小型ブランド製品並のお値段ですから、ローコスト商品ではなく、十分高級品といえますね。
ところで上のスペックご覧になっていただければわかりますが、なんかオリジナルのP610とは違うのを感じていただけると思います。
まず能率がオリジナルに比べて非常に高くなっています。
エンクロージャーに入れて98dbですが、ユニット単体での音圧も96dbと公表されています。
対入力もオリジナルよりも高いだけではなく、ボイスコイルは6Nの銅線で巻かれたものになり、マグネットも非常に強力な磁力を発揮するものへと改められているのです。
もう完全にオリジナルのスペックを遥かに超えたユニットといえますね。
ある意味究極のP610を目指した結果という事のようです。
さて気になるのはそのお値段ですが、やはりというかかなり高いです。
十分高級ユニットの仲間になれます。
気軽に遊びで使えるというより、本気で鳴らしこむという意気込みが必要になってくる価格といえます。
もちろん卒倒してしまうような高額ではありませんので、P610という基準で見ればの話ですけどね。
ただ究極のP610を目指しているだけに、隅々まで妥協のないところはさすがでしょう。
こちらは入手先が限られているので、今後取り扱うかは検討中です。
でも個人的には非常に興味があるのですけどね。
ということで、ここまでくるともはや遊びで手軽に使えるP610とはいかなくなりますので、音質的に反応や表現力が多少落ちる面がありますが、同じ振動版とフレームを用いた、P610のフェライトマグネットの復刻版の取り扱いを予定しております。
こちらはできるだけ手軽に遊べるような価格を考えてみたいと思います。
できるだけ早くホームーぺージにも公開していきますので、今しばらくお待ちください。
という事で今回はここまで。
また次回楽しい話をしていきたいと思います。
おかげ様で色々店頭展示品が入れ替わって来てます。
大型品が入れ替えましたので少々ではございますが
配置も少し変えました。
メインデモ機も快調に音だし出来ます。
スピーカーも並びが1列半となりました。
試聴しやすいです。
入口近辺も新顔来てます。
そのほかに珍アイテムもございますので、
ご紹介します
デンオン/デノン(DENON)DA-401<ショート>(委託) <文字クリックで詳細見れます>
珍しいアームでS型アームなのに、一般のユニバーサルコネクターではなく、
ストレートアームの様なシェルのジョイントとなっております。
細みの計量パイプ設計なので、かなり高い感度が出そうです。
カンチレバーの細いきめ細かい音色の針を乗せて見たいところです。
グレース(GRACE)G-1040<ショート>(委託) <文字クリックで詳細見れます>
545等は割と入荷しますがG-1040は今回初めて入荷です。
ましてこちらも未使用で元箱まで残ってます。
かなりレアアイテムです。
シンプルな軸受構造でありますが、これも感度は高いアームと思われます。
セッティングも簡単です。
サテン(SATIN)AR-1M<ショート/ストレート>(委託) <文字クリックで詳細見れます>
今回入荷の一番面白いアイテムです。
サテンはカートリッジ有名ですが、
トーンアームにつきましては、私初の拝見です。
形状がまず、ユニークです。
一瞬は、オーディオクラフトのオイルダンプ・ワンポイントサポートの様な
軸受部の形状ですが、
オイルダンプでなく、ヤジロベーの様な軸受は使ってません。
もっともユニークなのが、
アームパイプ付け根と
ウエイトの付け根に段差をつけられております。
多分軸受の負担低減と、振動の遮断に貢献しているのでは、ないでしょうか?
この一品も未使用の状態です。
***************
さて3品とも、超珍品アイテムです。
どれに御興味ございますでしょうか?
前回のブログでは、海外のエンクロージャーメーカーが製作した、少し珍しいタイプのものなどをご紹介しました。
まずはユニットの能力が優れている事が最低条件となりますが、そのユニットを生かすも殺すもエンクロージャーしだいです。
でもそれを達成するためにあれこれやってみると、意外と木製のエンクロージャーの使いこなし、あるいは作りこみのあまい点などに気付くことも多いのです。
硬くて比重があって内部損失もあり・・・etc
物理学の観点から考えても、材料力学や構造力学など工学的観点から考えても、おのずと理想とする方向性が常識として浮かび上がるのは当然の事です。
でもよくよく考えてみれば、音を出す楽器的な視点で見ると、工学的視点や物理学の視点では、芸術的な音の感性とは必ずしも合致しないものです。
曲げ剛性やねじれ剛性が何%向上すれば、出てくる音が何%向上するなんて話聞いたことがありませんからね。
皆様がお使いのエンクロージャー、あるいは製作しているエンクロージャーも、世間一般で言われる常識に踊らされて、本当に聴きたい音の方向性とは異なってしまうという事も実際には多い話なのです。
どのような音が好みかは、人それぞれが持つ感性に左右される部分ですが、どこをどうすればどのように音が変わるのかなど、そのようなノウハウを試してみる事ができるのは、既製品のセッティングだけでは得られない話ですので、様々なものを使いながらそれらを探るのもなかなか楽しいものですよ。
少し前置きが長くなってしまいましたが、今回は前のブログでも何度かご紹介したP610関連の話について、海外のP610ユーザーがどのような鳴らし方をしているのか、日本国内の標準的な使い方に縛られない使いこなしをご紹介します。
まずはうちにあるダイヤトーンP610Aですが、ただの梱包用の箱に入れられています。
ただ内部には秘密が・・・
と、こんなものはどうでもいいので、早速海外のユーザーさんのご紹介をしていきます。
まずは一般的なバスレフエンクロージャーです。
これらはダイヤトーンの限定販売された復刻版のエンクロージャーをモデルとしたものです。
コンパクトでありながら非常にバランスのいい鳴らし方のひとつで、とりあえず箱で鳴らしてみようというにはいいのではないでしょうか。
さて次ですが、少し大きめのバスレフBOXです。
伸びやかな再生を望むのであれば、少し大きめのほうがより開放的な鳴りかたになりますね。
さて次ですが、パッと見た感じは上の物と同じように少し大きめのバスレフBOXです。
確かにバスレフボックスには間違いありませんが、内部に仕切りがあり、またそこにもバスレフポートが設けられたダブルバスレフBOXになります。
ユニットはダイヤトーンP610限定復刻版のユニットが使われていますね。
さて次もバスレフBOXですが、右側には復刻版ユニットであるValab P-610V 6.5 Alnicoが入れられた、コンパクトなキャビネット仕様がありますね。
次は最近流行のスリムなトールボーイ型で、リアにバスレフポートが付けられたタイプです。
コンパクトなマルチダクト仕様というのもあります。
これもユニットはValab P-610V 6.5 Alnicoが入れられていますね。
次はこちらも最近流行のスリムな形状が特徴的なバスレフのエンクロージャーです。
自作といえば、最も簡単でしかもユニットの音の素質が非常に聞き取りやすい方法として、平面バッフルがあります。
でもただの板では見た目がという方もいる事でしょう。
そんなときは板材を工夫すれば、見た目も素敵なだけではなく、インテリアアイテムとしても素晴らしいものを作る事だってできるものです。
さて次は、自作派には支持率が高いバックロードホーンです。
P610のバックロードホーン率は高くありませんが、P610用に設計やチューニングをすればゴキゲンな低音で鳴らす事が可能です。
さて次ですが、フルレンジ1発というのとは多少違うのですが、トゥイーターをプラスした2ウエイで、大型でしかも豪華なキャビネット仕様です。
この堂々とした姿は、チープ感が見え隠れするP610のイメージを払拭しますね。
これなら知らない人が見たら、きっと高価で凄いものだろうと思うでしょうから、十分人に見せて自慢の対象にもなる事でしょう。
さて次もどうだ凄いだろう!!といえるものです。
完全にP610という16センチ口径のフルレンジという世界とはかけ離れた驚愕の世界です。
これもフルレンジ1発とは違い、ミッドレンジにP-610を使用した3ウエイ構成で、もうP610というフルレンジのイメージとはまったくかけ離れた世界になっていますね。
もちろんP610の素晴らしい再生能力を知っているからこその選択なのでしょうけど、確かにこのような鳴らし方もけして間違いではありません。
とP610関係の様々な鳴らし方を見てきましたが、昔ならダイヤトーンのP610は気軽に遊べて、しかも素晴らしい表現力を持つユニットでしたので、いろいろな鳴らし方をされた方もいるでしょう。
しかし生産が終了した今となっては、コレクターアイテムとして保存されてしまう事も多くなってしまい、気軽に様々な鳴らし方を試してみる事も困難になりました。
でも上のある驚愕のシステムのような使い方も、復刻版であるValab P-610V 6.5 Alnicoなどができたからこそなのかもしれません。
確かに当時のものよりも価格は上がり、ましてや価格破壊が進む今となっては、数千円も出せば見た目も立派なユニットも手に入るわけですし、わざわざP610なんてと思うのも当然の話かもしれません。
しかしP610でしか知る事のできない音の世界を聴き取れる方にとっては、これは非常に魅力のある世界かもしれません。
誰しもが同じ感性を持つわけではなく、またどれほど素晴らしいものでも、その片鱗さえ理解できない方がいるかと思えば、そこに広がる奥深い世界を瞬時に感じ取れる方もいます。
オーディオも一種の芸術世界になりますので、今回ご紹介したようにP610ひとつとっても、様々な世界が生まれてくるのでしょうね。
という事で今回はここまで。
また次回楽しい話をしたいと思います。
前回はL. Cao 6.5&8" inch Alnico Fullrange Speakerユニットについてお話をしました。
外観的に高級感をかもし出しているわけでもなければ、オーディオ仲間に自慢できるブランド力もありません。
それでも欧米製品であるのなら憧れの的にもなるのでしょうが、どこの馬の骨とも知らないアジア製品。
世間で評判なわけでもなければ、評論家の先生の絶賛するようなコメントなんて当然ありません。
とてもじゃないですが所有感を満たす要素はまったくなし。
でも開発コンセプトはP610を超える表現力。
私はそんなところに魅力を感じずに入られません。
さてそんな話の中で、うちの惨たらしいダンボールスペシャルのような、フロントロードホーン付のエンクロージャーの話も少ししました。
もちろん綺麗に仕上げられていますので、うちの段ボール箱とは大違いなのは当然です。
という事で、スピーカーを自作される方にとって一番の悩みどころといえば、どのようなエンクロージャーに入れて鳴らすかという事です。
もちろんお馬鹿な私のようにダンボール箱だって立派?なエンクロージャーにはなりますが、ある程度の音で鳴らそうと思えば少しコツもいりますし、そんなことするよりも手っ取り早く木製のエンクロージャーを作るほうがよほどマシなのは確かです。
ただ木製だからいいという話ではなく、使用する木材の材質や構造によっても大きく音が左右されますし、ただ組めばいいかといえば、使用する接着剤の種類や加工方法でも音も変わってきますし、最終的な音の調整など、ただ箱を作ればよしというわけにはいかない事は、自作をされている方なら嫌というほどお解かりなことです。
しかもそこにはそれぞれ隠れたノウハウや技術も隠されているわけで、同じ外観に見える箱を作ったとしても、作る人によって音が違ってきてしまうなど、どうしても自作の難しさが隠れているのも事実です。
でも、コストなど様々な制約の中で作られる、妥協の産物のメーカー製を越える音作りを越えるのは難しい話ではないので、自作だから安いという理由で自作をされる方は意外と少ないのではないでしょうか。
そのようなわけで、今回はユニットを手に入れたら必ず必要になるエンクロージャーについてお話をしようと思います。
今回ご紹介する画像は海外のエンクロージャー製作会社が作ったものになり、個人が自作したものではありませんので、ものによっては個人製作が非常に困難なものもあります。
もちろん加工が難しい場合でも、お近くの木工所などで設備が整っているところに依頼すれば、そのような加工を引き受けてくれる場合もあります。
海外には国内のエンクロージャー専用メーカー製よりも、非常にリーズナブルに製作されているところが多いのですが、購入価格そのものは比較的安いとはいえ、大きさや重さの関係から国際輸送費が非常に高額になってしまい、混載コンテナーなどの海運でまとめての輸入なら輸送コストは抑えられるとはいうものの、単品での輸入コストは製品購入価格を上回る事も多いのです。
そのような意味で、国内で良心的な価格手加工を引き受けてくれる業者に、切断や加工などを依頼するほうが割安になる場合も多くあります。
もちろん懐具合に余裕があるのなら、専用業者に製作までオーダーで依頼すれば、それこそすばらしいエンクロージャーを手に入れられます。
ただそんな方ばかりではないので、時にはジャンクスピーカーの箱をベースに加工してみたり、ホームセンターで購入した板を切り出して完全自作してみたり、予算に合わせてお考えになれればいいかと思います。
と前置きばかり長くなってしまいましたが、今回は見た目にも素敵な、あるいは少し珍しそうなものを集め、皆様の製作や企画のご参考にしていただければと思います。
まずはTADのユニットで有名な、パイオニアのエクスクルーシブブランドで出ていた、2ウエイモニターを模した形状です。
ウーハーにドライバーを組み合わせたシンプルな2ウエイシステム、あるいはスーパートゥイーターを追加した3ウエイシステムに使える形状です。
ドライバーはバックプレッシャー型の広帯域ユニットを使えば、シンプルな構成で組み上げることができます。
ホーンとドライバーの組み合わせにもよりますが、かまぼこ型になりやすい周波数特性は、LCRの共振回路である程度フラットに収める事もできますので、そうなればトゥイター不要のシンプルな2ウエイ方式も可能です。
ただしクロスオーバーネットワーク、あるいはマルチアンプ駆動の必要性がありますので、自作といっても上級者向きのシステムとなります。
この手の形式であれば、ALTECの復刻版ユニットであるGreat Plains Audioのユニットで組み上げるのも楽しそうですね。
さて次は、見た目はただのバスレフBOXに見えますが、実は中身はバックロードホーンというものです。
この形式はまだ試した事がないのですが、どのような音が出るのかちょっと試してみたい形式ですね。
実はP610の復刻版であるValab P-610V 6.5 Alnicoをこの形式のエンクロージャーに入れたものもあるようです。
見た目はバスレフBOXに見えるのですが、ユニット上のポートから例の低音が出てくるような構造です。
個人的に非常に興味のある形式ですね。
さて次は、マルチダクトのように見えるのですが、これもバックロードホーンの一種になります。
比較的ローエンドの量感が不足気味になりやすい軽量振動板のユニットなどを入れれば、気持ちのいい切れのある低音を聞けそうですね。
ALTEC604系の同軸ユニットやP.AUDIOの同軸ユニットなど、気持ちいい鳴り方をしそうですね。
さて次ですが、ただのバックロードホーンの外観ですけど、中身が少し違いますね。
広めのバックキャビティーの下にはバスレフポートも付いています。
基本構成はバックロードホーンですけど、バスレフの要因を加味した形状ですね。
これもどんな低音が聞こえてくるのか、試した事がないので一度チャレンジしてみたい形状です。
30センチクラス以上の大型フルレンジユニットなどを、タンノイ風の綺麗な仕上げのエンクロージャーに入れて鳴らすというのも、見た目の美しさもあるので、リビングに置いていても素敵な家具のようでいいですね。
他にもまだまだたくさんご紹介したいのですが、うちのホームページにエンクロージャーのページがありますので、こちらにも少しずつ掲載していくようにします。
という事で今回はここまで。
また次回楽しい話をしていきたいと思います。
前回私がフルレンジのよさを理解した原点に、ダイヤトーンのP610があるという話をしました。
もちろん世の中にはフルレンジユニットなど数多くあるわけで、P610じゃなければいけないというわけではありません。
現在の私といえば、P610は非常に好きなユニットには違いありませんし、それはあくまでも指標のひとつとして捕らえていますが、正直総合的なパフォーマンスで言えば、ダンボールに入れられて鳴らしているAudioNirvanaのAlnicoとは大きな開きがあります。
AudioNirvanaの場合、ちょっとクラスを遥かに超えた別次元の話になってしまい、同じ16センチだからというだけで比較するわけにもいきません。
しかし現在でもその人気が衰えないように、それだけ世界中に根強いファンがいるのは間違いなく、フルレンジユニットのひとつの指標、あるいは目標といっても過言ではありません。
それが証拠に、台湾のメーカーがP610の音を忠実に再現するために、その復刻版ともいえるユニットを熱い情熱の元作り上げたのですからね。
スペック的には物凄いフルレンジなどたくさんありますけど、実際にP610の優れた表現力などを本質的に超えられているユニットは意外と少ないものです。
また16センチという口径サイズからして、入門用や初心者用というイメージを持つ方も多く、意外とそのような方に喜ばれる音作りをされたユニットが大半だからなのかもしれませんね。
さて話は変わりますが、以前ブログでL Cao 6.5&8 inch Alnico といフルレンジユニットをご紹介したと思います。
Specification:
Power : 30W
Frequency : 58~20k (see fig. 7)
Impedance : 8 Ohm
Sensitivity : 91DB
Fs : 58HZ
Qes : 0.71
Qms : 5.71
Qts : 0.63
Cms : 1.1122mm/N
Re : 6.1 Ohm
BL : 4.37T.m
Mmd : 5.31g
Mms : 6.08g
Sd : 0.0129m2
Vas : 25.7L
Weight : 1.83 each
Specification:
Power : 30W
Frequency : 40~20k (see fig. 5)
Impedance : 8 Ohm
Xmax : 1.8mm
Sensitivity : 94DB
Fs : 55HZ
Res : 5.3
Qes : 0.78
Qms : 6.45
Qts : 0.69
Vas : 70L
Weight : 2.7Kg each
見てのとおりイエローの振動板が印象的なフルレンジユニットですが、今流行の新素材の振動板でもなければ、高級感漂うような雰囲気もありません。
しかもどこの馬の骨だかさえわからないようなブランド名。
さらにみんなの憧れ欧米製品ではなくアジア製。
これでニューヨーク育ちなんていうキャッチコピーがあれば違うのでしょうが、そんなものありませんからもうこれだけで脱亜入欧のごとく、音が悪いと一蹴されてしまうものです。
当然有名な評論家先生のご推奨もなければ、オーディオ雑誌で取り上げられる事もありませんから、一般ユーザーの方々に評判になる事はありません。
音の傾向はP610のように自己主張が控えめなところがあるため、目立つような音で鳴るわけではありませんから、P610のようにブランド力があるのなら話題にもなるのでしょうけど、なおさら地味な存在になりますね。
たとえば白い振動板のユニットといえば、メーカー製品ではJBL4312などのように一部見受けられるものの、その比率は非常に少ないものですね。
でもフォステクスやローザーのように、特殊なフルレンジユニットとして、自作派の世界になると一気にその比率が高まるものです。
同じイエローの振動板でもケブラーなどの新素材ならインパクトがあるかもしれませんけど、これはただの紙の振動板ですから、これじゃオーディオ仲間に見せても、自慢ひとつ言えないばかりか、逆に笑われてしまいかねません。
私が始めてこのユニットを見たときの印象は、和紙で振動板でも作ったのかな?なんて思うほどでしたから。
と見た目的に論評を語っても仕方がないので、今回はこのユニットの開発コンセプトについて少しお話をしようと思います。
ご覧のようにどこか懐かしさを感じる面構えですが、この振動板のコルゲーションですが、よく見るとP610と同じように円状に付いています。
実はこのユニットの開発者にとって、指標となる理想的なフルレンジユニットがP610でした。
そしてP610の音の良さ、表現力の高さなどを生み出す秘密のひとつとして、この独特な形状の振動板に秘密があることを突き止めたそうです。
そのため16センチも20センチもP610の振動板が持つ、緩やかなRを描く独特の形状までそっくりコピーしたそうです。
しかし基本的なコンセプトはValab P-610V 6.5 AlnicoのようなダイヤトーンのP610の再現ではなく、その良さをさらに追求してP610を超えるパフォーマンスの獲得でした。
P610のアキレス腱であるエッジは、スピード感や切れ味を感じさせ、極めて反応のよいフィックスドエッジに改められ、磁気回路もさらに強力なアルニコマグネットとし、フレームは強固なアルミ製へと変更する事で、P610の持つ音の良さを引き継ぎながら、さらにその先のパフォーマンス向上を目指したのです。
P610が持つ非常ににバランスのよう表現力は大変魅力的であり、それだからこそいまだにファンが絶えないのも頷けます。
しかしだからといって、P610一本ではどうしても超えられない限界もあります。
たとえワイドレンジを狙って大型システムに移行しても、このパフォーマンスバランスを超えるシステムを探すのは非常に困難ですし、他のどのクラスのフルレンジを探してみてもP610を超えるのはそれほど多いわけではなく、そのキャラクターが大きく異なるものばかりなのが目立つだけです。
もちろん自分好みの音色さえ出ればOKという方が多い話ですので、それに不満がなければまったく問題はない事ですが、もし熱狂的P610ファンであって、違和感を感じずにさらにハイレベルな音楽世界を再現できるユニットを求めているのであれば、Valab P-610V 6.5 Alnicoと共にL. Cao 6.5" inch Alnico またはL. Cao 8" inch Alnico のユニットは、とても魅力的だと思います。
メーカー側で指定箱のひとつとして、バスレフBOXやTQWT方式の図面も公開されており、またSEASのユニットのように、アップライトな傾向を抑えるLCR共振回路も紹介されているため、自作派の方にとっても使いやすいユニットといえるかもしれませんね。
ちなみにLCR共振回路に関しては、いずれネットワークの裏技でご紹介していきたいと思います。
という事で、実はP610の実力を超えるために生まれたユニットですが、P610ユーザーが聴いても安心できる、その見た目以上に非常に魅力的なユニットです。
では海外ではどのようなエンクロージャーで鳴らしているのか、今回はその一部をご紹介します。
うちのダンボールスペシャルのような、ショートホーン付きのバスレフBOXです。
本来ホーンの目的を考えれば、ユニット開口部を絞り込んでいけば音圧は上がりますが、実はここが非常に難しいところで、ホーンのカーブ形状にもよりますけど、どうしても効率的にいい特定の周波数だけホーンロードがかかりやすい現象もおきることがあります。
私のところのダンボールスペシャルも開口率~50%までテストしましたが、開口部を狭く絞り込んでいくと能率もそれにあわせて音圧も上がりましたが、ホーンカーブなど様々な要素があるというものの、どうしてもロードがかかって能率が上がるのが中音域中心になってしまい、中音域は大きく聞こえてくるものの、聴感上どんどんハイ落ちに聞こえてきてしまいました。
もちろん低音域も基本的に変化がないので、聴感上はカマボコ形状の特性に聞こえてきてしまい、やりすぎるとピークが出て、カーカーコーコーと特定の音域だけうるさく響く音になってしまいました。
これがはじめからサブウーハーやトゥイーターを追加する鳴らし方をするならいいのですが、基本的にフルレンジ1発の再生を目指したため、全体の帯域バランスを考えて、私のところのダンボールスペシャルはこんな中途半端な形状になったわけです。
同じような形状のALTECのA5やA7なら、上にホーンとドライバーという能率の高いユニットを組み合わせるため、ウーハー側の開口部が少し絞り込まれ、能率の向上を意図的に狙っています。
でもこれが同軸2ウエイなら別ですけど、フルレンジ1発では高音域だけの音圧を上げるなどは難しい話で、そのためにあれやこれといじりまわしてしまえば、手軽に扱えるせっかくのフルレンジの魅力も薄れてしまいますからね。
スピーカーを機械としてその機能を見れば、ホーンの効率を無視したこの中途半端な形状ですが、LCR共振回路で高域の特定帯域のレスポンスをなだらかにするか、あるいは中音域をわずかに持ち上げて全体的になだらかにするかの違いともいえ、スピーカーを楽器として考えれば、多少アップライトに感じるフルレンジユニットなど、バランスを整えて聴くには非常に都合がいいこともありますし、普通のエンクロージャーとは一味違う再生音も楽しめますので、一度このような形状も試してみると楽しいと思いますよ。
某メーカーのフルレンジの指定箱としてこのスタイルの参考図を出しているところもあり、意外とこのスタイルの箱の音も隠れファンが多いようです。
といったところで、ダンボールで鳴らしているやつが言うな!!なんて声が聞こえてきそうですね。(笑)
という事で今回はここまで。
また次回楽しい話をしたいと思います。
当店にチャンネルディバイダーが入荷しましたので、
早速未体験となります、
<<<<デジタルチャンデバ>>>>
なる物をテストしてみました。
3ウエイ仕様なのですが、当店は4ウエイなので
2台使用してモノにしますと最大6ウエイまで可能となる
すごい機能です。
今まで音はともかくとして、
複雑な機能が付きすぎていて、操作が難しそうなので、敬遠しておりましたので
入荷しても、自前で使用しませんでした。
しかし、よくよく考えてみますと、
CDはもちろんデジタルで、
私にとってはですが、アンプもデジタルアンプ以外は論外と考えてましたので、
アナログのチャンネルディバイダーは、ある意味では、おかしな事ではあります。
オールホーンシステム+オールデジタルは、私の理想であるのですから
やらない理由は、まったく無しですから、、、、
一旦基本動作覚えれば、ハードルも低いです。
どうみてもクロスオーバーネットワークの操作と全く違うツマミ配列です。
クロスオーバーは周波数のポイントがかなり小刻みに可変でき、
デジタルで音量可変なので、左右の音量に各チャンネルの誤差は皆無となります。
又このチャンデバはトランス電源ではなく、
スイッチング電源採用品です。
かなり期待持てそうです。
これだけでも素晴らしいのですが、
減衰特性も可変できて、
位相のコントロールや
グライコ機能も搭載です、
この複雑怪奇な機能を持っていますと、アナログでは、
とてつもなく回路のループが長くなりますが、
デジタル信号なので音劣化はほぼ、皆無ですみます。
さて接続完了+標準のクロス値のみセットして音だししました。
いやーすごいです。
音量レベルいじる前から絶倫の音色です。
スピーカーユニットさえしっかりしていれば、
デジタルパワーアンプ同様で、全くと言ってよいほど、
機材の音色が、取りつかず、スッピンの音となります。
音の活性度もとても良いです。
まだ位相特性の可変は全く行ってませんが、
現時点で不要かと思わせる感じで、
まさしくオールホーンの音色が一気に倍増した感じです。
今後の課題で内部のチューンアップと
位相合わせを、セッティングしてみましたらお知らせいたします。
前回のブログでは、こんな暑さによって影響を受けやすい、アナログプレーヤーの針圧調整についてお話をしました。
とはいいましても、暑いから必ずしも針圧調整が必要かと聞かれれば、トーンアームやカートリッジ次第では、針圧調整が必ずしも必要でないものだってあります。
一方ほんのわずかな気温差に敏感で、常に微調整が要求されるものだってあります。
だからこれは実際に必要な場合にのみ調整をされればいい事です。
でも基本的な適正針圧を中心に、極端な使い方をしないようしなければならないのは当たり前の事ですけどね。
さてそんな針圧調整ですが、お使いのシステムによっては、音としてその違いを聞き取るのが困難なシステムというのもあります。
たとえば独自の音質的なキャラクターで音楽を奏でる装置の場合、そのような入力信号の差に敏感に反応しにくいシステムもありますので、針圧による音の違いを聞き取りにくい場合もあります。
またオーディオは一種の芸術的要素を持つため、感性的にそのような違いをあまり気にならない方もいるわけですので、それが何かに気がつかないレベルであれば、特別神経質になる必要もありません。
という事で、この針圧による音の違い、あるいは新しく手に入れたケーブルの音の違いなど、そのような微細な音の違いをテストするためには、敏感かつ適切に音の違いとして表現できるユニットが必要不可欠になります。
もちろん音質的に十分満足のいく音を奏でるのであれば、どれほど個性的な音であろうと、入力信号などの外乱の影響に対し鈍感であろうと一向に構わない話です。
ただその違いがどうしてもすぐに聞こえてしまう方にとっては、やはり適切に反応し表現できる敏感なスピーカーユニットなどをお使いになると、その後の調整が非常に楽になります。
そのような時に重宝するのが、フルレンジユニット1発の再生です。
もちろんマルチシステムであっても敏感に反応するシステムなら問題ありませんが、どうしても不確定要素が多く絡みやすくなるので、時には好みの音からずれたから音が悪いと安易に誤った判断をしてしまう危険性があります。
その点フルレンジユニットなら、はじめからある程度音のバランスもまとめられているわけですので、マルチシステムのバランスをとる際などの指標としても活躍できます。
ただ問題なのは、ユニット一発で広帯域をカバーしなければならず、マルチシステムのようなワイドレンジが難しいという問題もあります。
しかしフルレンジをお使いの方なら十分ご存知のように、バランスの悪い下手なマルチシステムよりも、遥かに密度の濃い素晴らしい音楽を聴けるという話になれば、立場が逆転してきます。
良質なフルレンジユニットの音をマルチシステムで凌駕するというレベルになると、よほど吟味したユニットを用い、適切にチューニングを施しても、そのレベル以上にするのは非常に困難な話です。
そのような意味では、かなりいい加減な音作りをされたマルチシステムなんていうのも世の中にはたくさんあるものです。
さて前回のブログにも書いたように、微妙なカートリッジの適切な針圧調整ができたのも、入力信号に対して敏感に、そして適切に反応して音に表現してくれる、AudioNirvanaのユニットがあってこその話です。
そんな敏感に反応するフルレンジ1発の本当のよさを私に教えてくれたのが、上の画像にあるボロボロのダイヤトーンのP610Aです。
私がオーディオを始めるきっかけは、オートバイで瀕死の重症を負い、しばらくオートバイに乗れない間の繋ぎの趣味として始めたのが始まりです。
そんな流れですので、オーディオを始めたころといえば、好みの音が出ればそれが良い音なのだろうと思っていたわけです。
そんな中で様々なスピーカーを買い込んで鳴らしている中で、以前何度かブログにも書いたように、JBLのD130のバックロードホーンを手に入れて、天下の有名ブランドJBLサウンドだ!と、自信満々に聞いていたのを思い出します。
はじめての15インチクラスの大型システムで、基本的にフルレンジユニットのためJBLの075を繋いだ2ウエイで聴いていました。
そんな時前にも話したように、リサイクルショップで薄汚れたP610Aを購入したのです。
しかもエンクロージャーが無いので、間に合わせに段ボール箱に入れて鳴らしてみたわけですが、入力信号に対する敏感な反応や音質的な質感の表現力や解像度など、どれもD130を遥かに凌駕していたことに驚いたものです。
その後平面バッフルで鳴らすようになったわけですが、上のP610はその頃程度の良い中古を見つけて購入したものなのです。
その頃から友人たちの間では、私は十分気の狂ったオーディオマニアだったらしく、そんな友人や後輩の多くもやがてP610の後期型を購入し、平面バッフルや指定エンクロージャーを製作して鳴らしていました。
さてこのP610に関してですが、私が前期型を中古で手に入れた頃は時代は後期型に移行した頃です。
前期型よりもよりワイドレンジな再生を目指し、エッジは前期型のスポンジからウレタンに変わり、振動板も多少変更を受け、センタキャップなどの仕様変更などもありました。
そして対入力性の向上と、やや重めになった振動板を駆動するため、マグネットも少し強化されました。
また価格を抑えるために、フェライトマグネットモデルもラインナップに加わりました。
それらの変更からより幅広い音楽への対応性は向上したものの、P610前期型が本来が持つバランスの良さは少し崩れてしまい、細やかで繊細な質感の表現など応答性が鈍化してしまったようです。
もちろん下手なスピーカーよりはぜんぜんいいのですけど、スポンジエッジで初期応答性に敏感に反応する前期型を持っていた私は、どうしても触手が動くほどの魅力がありませんでした。
今手に入れやすいモデルの多くは、この後期型になります。
その後限定で発売されたP610の最終版もありますが、こちらはエッジも革製に変更され、音質的にも後期型の不満を改善する方向性になりましたが、やはり短命で生産を終了してしまい入手困難な製品です。
基本スペックは後期型をベースにしていますので、多くの音楽への対応力はあるものの、初期初動や質感の表現力に関しては、やはり前期型の方がその描写や反応は優れています。
しかし製造終了からの年月もかなり経っていますので、こちらも現在では入所困難です。
しかも限定生産の最終モデル以外は、アキレス腱であるエッジの加水分解による劣化が激しく、生産時のコンディションを維持しているのが珍しいほど、やはりその多くはエッジの張替え済みかあるいはボロボロというのがほとんどです。
そのようなわけで、ダイヤトーンのP610に関しては私個人的には前期型が最も好きなユニットで、AudioNirvanaを知るまでは、これこそ最高のフルレンジとさえ思っていたのですが、そんな前期型にも欠点がないわけではありません。
その音の表現力や反応は優れているとはいうものの、どうしてもコンパクトで線の細い表現しかできない面があります。
そのため音楽への対応力も限られてしまい、アコースティクなジャズや小編成のクラッシック、あるいはボーカルなどには抜群の相性を示すものの、その他の音楽によっては物足りない鳴り方になってしまうこともあります。
同じボーカルものでも、近代の歌謡曲などもやはり録音の質の悪さばかりを露呈するだけで、楽しく聞くというのにもなかなか難しい面がありますね。
そのようなP610ですが、以前も何度かご紹介したValab P-610V 6.5 inch Alnico というモデルが、台湾のパーツメーカーから発売されました。
メーカーこそダイヤトーンではありませんが、P610の持つ優れた音質を徹底的に再現するために、熱い情熱を持つ技術者が集い完成させたユニットです。
基本スペックは後期モデルに準じますが、P610歴代のシリーズのアキレス腱であるエッジは、革製のエッジへと改められ強化してあり、しかも磁気回路もダイヤトーン製より強化されています。
Designation P-610VA
Production 2011
Diameter 16cm
Resonance frequency between 65Hz and 75Hz
Nominal power capacity 7W
Max permissible 20W
Sensitivity 90 dB/m/W
Magnet Alnico
Magnetic flux density in the gap 12000 Gauss
Impedance P610VA 8 ohms
Magnet diameter 30 mm
Magnet height 25 mm
Magnet weight 0.92 Kg
これらの仕様変更は、P610の持つ基本性能を、現代の音楽にも順応できるようにするための改善ともいえますので、古きよき時代のP610の音を現代でも気軽に、しかも永く楽しむ事ができるという意味では、とても魅力的なユニットといえます。
ただどうしてもダイヤトーンというブランド名でなければ納得できないという、ダイヤトーンファンの方にはお勧めできませんが、バランス的に優れ、音質表現力や入力信号にも敏感に反応してくる、そんな魅力のあるフルレンジをお望みの方にはお勧めできるユニットですね。
もちろん大型システムのようなパワフルさは望めませんが、それでも十分な再生が楽しめるのではないでしょうか。
今の私のオーディオの音作りの原点を教えてくれたのがP610です。
様々なスピーカーシステムを聴いてみましたが、P610の本質的な能力を超えるシステムというのは非常に少ない気がします。
もちろん好みの音でなれば、どれほどバランスが悪かろうが、めちゃくちゃな音になろうが、それはそれでひとつのオーディオの世界ですけど、一度原点に返ってみて、良質なフルレンジを楽しんでみるのもなかなか面白いものですね。
と、今回も長くなってしまいましたが、今回はここまで。
また次回楽しい話をしていきたいと思います。
前回のブログでは、フランスにあるスピーカーユニットのメーカーである、PHY-HPというブランドについてご紹介いたしました。
クラスサイズを考えると高額ユニットとなりますが、その独創的な発想と音質にこだわるポリシーなどを考えても、非常に魅力を感じるユニットです。
JBLやTANNY ALTECなどのようなブランド力や知名度こそありませんが、往年の名機では到達できないすばらしい音の世界を再現してくれるでしょう。
ただここまでの徹底した能力を求めない方のほうが大多数ですので、そのような方向性で寛容な使い方ができるAudioNirvanaのALNICマグネットモデルは、そのパフォーマンス能力とコストを考えると非常にリーズナブルなのでしょうね。
さて7月も半ばに差し掛かり、九州など豪雨で大変な思いをされている方も多い事と思います。
日々夏らしい気温になり、エアコンをかけないと我慢できない日も出てきました。
そんな気温に大きく左右されてしまうのが、アナログオーディオの面倒なところです。
カンチレバーを支えるダンパーがあるため、このダンパーの弾性が温度に左右されやすい事もあるため、気温によっては微妙な針圧調整が必要になってきます。
この針圧ですが、基本的にカートリッジそれぞれの設計時の性能を維持するため、指定以外での加圧や減圧を避けないと、適切なレコード再生ができないばかりではなく、カートリッジ本体の寿命にも大きく影響してしまいます。
それぞれの指定針圧は、様々な形式のトーンアームに取り付けても、適切にレコード面をトレースさせるために必要な針圧です。
長年アナログ再生をされてきた方にとってはごく当たり前な儀式のようなもので、ご使用になるトーンアームやカートリッジの組み合わせによって、最適な針圧をきちんと把握されている方も多いと思いますが、時には急激な気候変動で少し再生音がびりついたり、あるいは暗く曇った音になったしまったりと、何かにつけて面倒なものです。
その点一年中イージーに扱えるCDプレーヤーは非常に便利この上ないもので、私の場合聴く音楽のジャンルも曲も住み分けができていますけど、今でもアナログを続けている理由に、アナログでしか聞く事のできない音の世界をご存知の方も多いと思います。
もちろんそんな音の世界、気にならない人にとっては何の話というような微小なレベルですので、そんなのを知らなくてもオーディオを十分楽しめるのは間違いありません。
でも私もそうなのですが、どうしても繊細で微細な空間を漂うようなあの音を知ってしまうと、やはりやめられないものですね。
さてそのようなわけで、私のところも夏向けに針圧調整をしてみました。
今まで数回に分けてブログに書き込んだように、最近トーンアームのアームパイプを大幅に改造しました。
改造前の純正のアームパイプの時もそうでしたが、比較的感度がいいアームのためか、指定針圧内の下限付近の軽針圧のほうが非常に相性がよかったのです。
今回のアームパイプ改造に関しても、指定針圧の下限を目安にに針圧をあわせて試聴を繰り返していました。
改造前までは、標準より重めにすると解像力や分解能、音の透明度などが落ちてくる傾向があったため、冬の時期でも標準針圧までがベストでした。
今回アームパイプを改造したのに伴い、トーンアームの感度が劇的に向上し、音の透明度、分解能や解像力など、まるでカートリッジを大幅にグレードアップしたと思えるほど再生音が変化しました。
それにあわせ、適正針圧も探ってみたのです。
結果からいえば、指定針圧の下限を超えた軽針圧がベスト。
指定針圧1.7グラム/+-0.3ですが、改造前は通年を通して1.4グラムで、それ以下の針圧にするとトレースがやや不安定になりやすかったものです。
しかしアームパイプを改造した現在、1.1がベスト針圧です。
1.0よりも軽くすると少し不安定になりそうなので、1.0ぐらいが現状での下限あたりでしょうか。
また上限はやはり1.3ぐらいになりそうです。
アームパイプ改造に伴い、アームパイプ内部の配線材の引き回しも、極力アームの回転に関してストレスがかからないように工夫したのもひとつの理由かもしれません。
以前はどうしても内周付近でインサイドフォースキャンセラーと同じようなテンションがかかりやすく、それで少し音を曇らせたりもしていましたので、それを改善しようと引き出し後のケーブルが自由に稼動しやすいように工夫してみたのです。
その影響もあって、外周も内周も非常にクリアーな再生ができ、トラッキングエラーの影響も無視しても問題ない状態になりました。
これだけでも再生音が大きく変化するのは、アナログの楽しさでもありまた難しい部分でもあります。
知らない人が見たら、何やってるの?
そんなことしてみても気のせいだよと笑われてしまうような話ですけど、そこから聞こえてくる音楽の世界を知れば知るほど病み付きになってしまい、もう後戻りができない大馬鹿野朗といえるかもしれません。
でも規定針圧以下にベストな針圧があったとは、やはりアナログは奥が深い世界です。
もうどのレコードをかけても思わずにやけてしまう、そんな音が聞こえるようになってしまいました。
アームパイプ改造前の音を思い起こすと、今までいかに自分が調整を含めて疎かにしていたのかとさえ思えます。
それでも他のお宅で聴くアナログプレーヤーよりも、解像力も分解能も透明感もはるかに上だと思っていたのですけどね。
でも今聞こえて来る音は、まるでおとぎの世界の魔法をかけらたような、まったく別次元の音楽が聞こえてきます。
このような繊細な音の変化は、それを再現できないスピーカーでは気がつく事もできませんからね。
もちろん自分のお気に入りの音が出ていれば、それで問題がない話ですけどね。
日々暑くなってきましたが、皆さんも一度針圧調整などからアナログプレーヤーの調整をしてみてはいかがでしょう。
意外と調整を疎かにしていたなんていうことに気がつく事もありますからね。
という事で今回はここまで。
また次回楽しい話をしたいと思います。
ブログではP.AUDIOの製品を例に、うちのホームページには掲載されていない製品の海外からのお取り寄せについてお話をしました。
海外の業者に在庫があるような製品はもちろんですが、受注生産品に関してももちろんオーダーをすることが可能です。
ただ海外からの発送という事で、たとえば発送時の重量が比較的重いにもかかわらず、価格的には非常に安いというような製品の場合、送料の方が製品の価格よりも大幅に高くなるという事も意外と多く出てしまいます。
たとえば数百円程度のパーツ類も、複数の種類などをある程度まとめてという場合ならいいのですが、コイルやコンデンサなどをひとつなんていう場合も送料が高くなってしまうのでお勧めできません。
また国内で比較的入手が容易な数千円程度で購入できるスピーカーユニットなども、やはり重さがダイレクトに送料に加算されてしまうため、こちらもあまりメリットはありません。
そのような製品ならむしろ国内で手に入れたほうが遥かにお得といえるでしょう。
さて今回は少し前にご紹介したPHY-HPのユニットについてご紹介します。
以前のブログでも紹介した事がありますし、ご存知のマニアの方も意外と多いかもしれませんね。
このブランドはフランスにあるメーカーで、主に20センチクラスと30センチクラスのユニットを中心に展開しているメーカーです。
基本構成はブロンズ(砲金)製のフレームに軽量振動板を組み合わせ、強力なアルニコマグネットで駆動する、サイズの割りに高能率なユニットを生産しています。
専用のトゥイーターを組んだ2ウエイ構成または同軸2ウエイ構成で、世界中のブランドの音作りのひとつの目標とされるように、海外では非常に知名度の高いブランドです。
といっても日本でいえば小さなガレージメーカーのようなもので、巨大なファクトリーを持つ大企業ではないため、ユニットの生産もほとんど手作りです。
VIDEO ここのユニットはご覧いただいたように、ユニット背面のフレームが非常に細身に作られていて、マグネットも極力細く作るられている様子からも、背面からの音の影響を極力避けたい意図が見て取れます。
入力信号に対し敏感に反応し、余計な音を付加して音を濁さないようにという配慮からなのでしょう。
もちろん箱に入れればその影響を大きく受けてしまうため、メーカーの推薦する鳴らし方として巨大平面バッフルを推奨しています。
それだけ微小な音の変化に対し敏感に聞き取ってもらいたいという意図があるからなのでしょう。
私個人的にはこのような思想のユニットは大好きなのですが、ソースの質やケーブル、或いはアンプのキャラクターなどに音が大きく左右される敏感な反応が出てきますので、聞くソースやジャンルによってその評価が大きく分かれてしまう可能性もあります。
しかしオーディオマニアの中には、そのように過敏に反応される音を好む方ばかりではなく、比較的どのような場合でも自分の好きな音色で鳴っていればいいという方も非常に多い事からも、けして万人向けではなく、ある意味ここまでの能力を必要としない方も意外と多いのも事実です。
ただ音楽ソースに含まれる音をすべて引き出し、良くも悪くもそのソースの音を楽しみたいという方にとっては、非常に魅力的なユニットといえるでしょう。
そのような意味では、聞き方によって大きく評価が分かれてしまうかもしれませんね。
AudioNirvanaのユニットも非常に入力信号に敏感に反応するユニットですが、鳴らし方に関していえば意外と寛容なところもあり、入力信号の質が良ければ良いほど、これもびっくりするぐらいのすばらしい表現力がありますけどね。
さてこのPHY-HPのユニットですが、海外では非常にユニークな鳴らし方が多いのも特徴です。
前に紹介した非常に薄い板を使ったエンクロージャーなど、高比重高剛性ばかりが良い音の指標ではないという事を教えてくれます。
かなり方向性が異なりますけど、うちのダンボールスペシャルだって、この発想を知らなければ試す事もなかったのですから。
そこで海外のユニークな鳴らし方を少しご紹介します。
当たり前ですが、うちのようにダンボールエンクロージャーなんていう鳴らし方はありませんけど、自作する際のひとつの参考になりますね。
入力信号の情報を良くも悪くも繊細に余すことなく聞き取りたい、或いはその細やかな表情すべてを感じ取れる方にとっては、とても魅力的な音を奏でるはずです。
まだ正式な価格を決めていませんが、さすがに安価なユニットではありませんが、この趣旨を望む方にとっては高い製品ではありません。
微小で繊細な入力信号の音の違いなどよりも、自分好みの音でいつでも音楽を楽しめれば基本的に問題がない場合がほとんどですので、そのような意味ではPHY-HPのユニットがすばらしいかどうかの評価は分かれてしまうかもしれないのですけど、私個人的にはAudioNirvanaにも匹敵する魅力を持ったユニットですね。
と考えてばかりいると、また妄想が湧いてきてしまい収拾がつかなくなりそうです。
という事で今回はここまで。
また次回楽しいお話をしたいと思います。
多分この振動や共振に関する話をすれば、ものすごく膨大な話を展開しても収まりがつきそうにないような事ですし、私もこの分野の専門的な研究者というわけではないので、あくまでも今までの実験や経験を基にしたお話しまでしかできません。
おそらく専門書などを探せば、この手に関する記述や論文も数多く出てくると思いますが、数値データーや理論などのようなもので音色の良し悪しが決められないように、やはりどうしても自らの体験や経験など、その裏付けも必要になります。
今回のお話はスピーカーを例にとりながらお話しましたが、これらはアンプでもプレーヤーでも無関係な話ではありませんので、皆様もいろいろと試してみると新たな発見があるかもしれません。
もしセッティングやチューニングを進めても変化を感じられないというケースもあるでしょうし、それらが気にならない場合なら特別熱心になる必要もない話しですので、皆様それぞれのチューニングを進めていただければと思います。
さて、話は少し飛びますが、わたしがAudioNirvanaの超強力なハイスペックフルレンジを、ダンボールというエンクロージャーとしては最低最悪の部類に該当するもので鳴らしているわけですが、本来私は高比重高剛性主義を貫いてきました。
もちろんそれらは正しいと思い、それを信念のごとく持っていたわけですが、前回のブログにも記載したように、コンクリートの床が振動を起こし、オーディオ全体の音を濁していた経験もあったため、少し自分が持つ常識を疑ってみることにしたのです。
それはいわば自分が考えてきた常識というものを、非常識な考えとしてみるとどうか、そのような視点でも考えてみようと思ったのです。
たとえばアナログプレーヤーを例に取れば、それまで一般的な常識といえば、ハウリングなどに絶対的な優位性が必要で、ターンテーブルも巨大な高質量による慣性モーメントを稼ぐなど、まるで金属の塊の見本市みたいなプレーヤーこそが素晴らしい物だと信じていた頃もあります。
でもこれとまったく正反対の対極のプレーヤーに、ロングセラーでいまだに世界中で人気の高いLINNのLP12というモデルがあります。
そのコンパクトな姿からは想像できない、伸びやかな低音域の再生や切れやスピード感など、多少使いこなしは難しいものですが、巨大で重ければいいという風潮の流れに一石を投じるものだったと思います。
そのためか、最近は比較的小型でコンパクトでありながら、優秀な再生が可能なターンテーブルも出てきましたし、一方大型の重量級のものに関しても、十分共振などの制動を考慮して、音が暗く沈んだようにならないようにするなど、やはり時代とともに研究されています。
私のところのGT2000も、ダイレクトドライブのモデルとしては巨大な部類ですが、当時はこの巨大で重量級のものこそが偉いとさえ思っていましたからね。
さてそんな常識非常識の話の中で、スピーカーに関しても気になるものがあったのです。
以前のブログでも一度ご紹介しましたけど、それはフランス製のPHY-HPというブランドのユニットをはじめて知ったときです。
ø voice coil = 25 mm
h = 8 mm 2 layers silk silver
M = 5,9 gr
dB = 98
G = 1,4T alnico Alcomax 3SC
Admissible power = 15 W rms
fs = 40 Hz
re = 12,8 Ohm
Qes = 0,65
Qms = 6,10
Qts = 0,59
Vas = 97 litre
Z = 15 Ohm
Zmin = 14,4 Ohm
Zmax = 155 Ohm
D = 176 mm
Ms = 9,4 gr
Le = 1,1 mH
このユニットですが、軽量振動版を非常に強力なアルニコマグネットで駆動するため、音圧など能率もクラスを超えたものですが、これだけ見ると非常に強固で重量級のエンクロージャーで鳴らす必要性があるのではと思えます。
ユニットのメインフレームはブロンズ製になり、振動板後面のフレームは比較的細身に出来ているため、背面への音圧は、あまり負荷がかかりにくい構造を狙ったものかもしれません。
そのためか、メーカーの推奨の鳴らし方としては、巨大な平面バッフルを指定しています。
そしてこのユニットに関して、ある海外のガレージメーカーが専用のエンクロージャーを製作しました。
そのエンクロージャーの製作風景を見た時、ここでのひとつ自分の持つ常識の一部が崩されました。
VIDEO エンクロージャーの正確な材質は不明ですが、非常に薄い板を用い、わずかな補強を添えられて作られているエンクロージャーは軽量です。
しかも構造上平行面を持ちにくいために、内部に吸音材などを詰め込む事もされていませんので、吸音材などによる音への影響も非常に少なそうです。
ユニット単体で見ればかなり強力なはずですので、強固で高比重のエンクロージャーなどにガッチリと固定するのが常識です。
でもこのエンクロージャーはそれとはまったく逆の、軽量で比較的剛性も高くないエンクロージャーに入れて鳴らしています。
もちろん後面開放型という事もあり、普通のBOXと同じ理屈で考えるわけにはいきませんし、バックロードホーンのような、エネルギーの大きな低音域を積極的に鳴らすものの場合、このような理屈には当てはまらないのも事実です。
しかしこのような鳴らし方もあるという事が、高比重高剛性主義の自分の常識を、一度見直してみようというきっかけになったのも事実です。
でもだからって段ボールは・・・・・
これも非常識極まりない話ですけど、そんな非常識な世界もすべてが非常識とは限らず、常識こそが本当の非常識という事もありえます。
皆さんの中にはダンボールエンクロージャーを経験された方もいるかもしれませんが、思ったほどひどいなり方にならないのも事実です。
どんなにがんばっても、良質な木材のようには鳴らす事はできないのも事実ですが、うちで実際に試聴された方は、予想外の出来事に皆驚かれていたのも事実です。
ただそんな非常識を非常識として片付けるのは簡単ですが、一度そのような非常識といわれる事を疑ってみると、意外と楽しい新たな発見に出会えるかもしれませんね。
という事で長くなってしまいましたが、今回はここまで。
また次回楽しい話をしたいと思います。
本日は番外編で
すでにお買い上げの方々にはご説明しておりますが、
今後の方のために
クラシックプロのデジタルパワーアンプに採用されてます、
スピコンのスピーカープラグの組み立ては
お初の方はちょっと解りにくいので写真解説いたします。
最近の業務アンプによく採用されてます<<スピコン>>プラグですが
確かにプラグ組み付けは困難ですが、
一度組み付けますと
抜き差しが簡単で、その都度+-を間違えて結線することなく
万が一ケーブルを足でひっかけても抜けませんので、安心です。
ではプラグの在中品は
このようになっております。
内部はこのようになっており、+-の表記が一応側面に記載してますが、
1+ と書かれた方が+です
見ずらいですので写真で見てください。
この銀の穴にむいた線をさしますが、
約1cmも裸であればOKですが、
コードの端末はしっかりねじっておくか、半田で固めてください。
もしコードの1本でもヒゲがショートしますと
アンプ故障させる危険性あります。
ターミナルにつける前に必ず、青ネジ部とクラゲ型部品を通しておきます。
穴にコード挿したら上面の+ネジで圧着します。
この写真でみますと、上-で下+です。
次の作業は
グレー部分を後ろに下げますと、<カチ>とロックされ前に出なくなります。
青いキャップもクラゲ部品すぼめてネジって最後まで締めます。
この状態でプラグそのものは完成です。
アンプ本体には、円形の切れ込みあるため1方向のところしか挿せません。
最後まで奥に入れます。
最後に時計方向に約30度ほど回転しますとグレー部が前進して
ロックされます。
これで終了です。
1回作れば簡単ですのでご安心ください。
取り外しは
プラググレー部を後ろにバックさせた状態で、
コネクターを反時計回転方向に約30度ほど回転しますと後ろに抜けます。
アコースティックリバイブ社の
オーディオボードをテスト試聴してみました。
電源タップ用クォーツアンダーボード[TB-38H]
■本体寸法 348W×218D×約47H(mm)
■天板寸法 298W×168D×20H(mm)
■重量 約2.5kg
■対加重 最大200kg
■価格 46,000円(税別)
税込価格¥48,300
(電源タップ・小型機器用) 天板をヒッコリー
の一番小さいタイプですが、当店デモ機のオーディオトラックDAC2に合うサイズなので
これでつかってみました。
コンバーターが小さいので、このボードでも大き目ですが・・・
天板めくりますと、中に水晶の球が入ってます。
過去経験で水晶が音速の速い素材であることと、
特にデジタル機器に水晶より発生する何かが音の歪感を取り去る効果ありますので、
多分よさそうな気配感じましたが、
やはり思った通りです。
たったこの下にひくだけで、確実に音の芯以外の雑味は抜けた効果でました。
御影石ボードより圧倒的に効果だしました。
******************************************
次はアコースティック リバイブ社の弩級の電源ケーブルです。
POWER MAX Ⅲ
PCOCC-A 高性能電源ケーブル
●寸法:全長2m ●価格 84,000円(税別) 税込価格88,200円
長さ特注あり +1mあたり14,700円(税込) 2m以下の長さの特注は標準品と同価格になります
となる機材そのものと同価格にもなるかもしれない電源ケーブルです。
シールド効果については、私は電源ケーブルに関して詳しくないのですが、
トルマリン効果は過去当店でも行ってました。
トルマリン(特に黒い石)はマイナスイオンがかなり発生します。
一時はやりましたが、携帯電話の電磁波防止シートなる物も
プラスイオンの中和となるマイナスイオン発生させるトルマリン石の粉末が混ざっていたと聞きます。
電線に通った電流が外部にノイズを出さなくなるようです。
今回はデジタルパワーアンプに挿してみました。
がっちりしたホスピタルグレードプラグが振動と接触抵抗を低減してくれます。
またケーブルそのものがかなり重量ございますので、
このくらいしっかりしてないと半刺さり状態にもなりやすいです。
これは確かに値段の功績あります。
グット音色の芯が強く出ました。
SNもよくなりました。
上記2点試聴にいらしてください。
ここ数回に分けてYAMAHAのGT2000に装備してある、YSA-2ピュアストレートアームの、アームパイプを改造するお話をしました。
最終的には純正のアームパイプである、真鍮製の肉薄パイプからアルミ、カーボンと経て、最終的にはカーボンパイプ内にアルミパイプを入れた仕様となりました。
最終的に透明感、解像力、スピード感などなど、どれも以前の純正のときとは比較にならないほどの、スーパーアナログのサウンドへと激変向上しました。
改造前に聴いていたレコードなどをかければ、まるで別なレコードを聴いているのかと感じるほど、繊細で微小な音までクッキリと聞き取れるようになったのです。
正直改造した自分自身がその激変ぶりに驚いているわけで、以前はカートリッジの限界かとさえ思えていたほど十分な再生ができていたと自負していたにもかかわらず、今の音を聞いている限り、どれだけ詰めが甘かったのかとさえ感じるのです。
もう同じカートリッジのピックアップとは思えないほど、その情報量の多さと正確さは、改造前と比較できないレベルです。
トーンアームで音が大きく変わる事は十分知っていましたけど、基本的にアームベースも軸受け部も純正のままですし、変えたのは先端のアームパイプとヘッドシェルだけです。
確かにヘッドシェルを変えると音が激変する事もありますし、リード線ひとつでもその情報量や音の変化が大きく聞き取れますので、当然と言えば当然の話なのでしょう。
さて一連の改造を経て、何が音に対して大きな影響があったのかを考えてみれば、トーンアームの剛性がもろに影響していそうです。
それと付随して、アームパイプの共振の発生を抑える事も重要な要素でしょう。
一般的にトーンアームパイプの材質を見てみれば、ステンレスパイプ、真鍮パイプ、アルミパイプ、マグネシウムパイプ、カーボンパイプ、樹脂、木製など、様々な材質のトーンアームが世の中にあります。
基本的に非磁性体の材質であれば、ある程度の強度を持たせれば使えます。
また固有の共振などの発生も少なければなおいいのでしょう。
最終的な仕様である、カーボンパイプ内へのアルミパイプ挿入は、パイプ全体の剛性アップはもちろん、アームパイプの共振の発生も抑制される効果もあったようで、それらの相乗効果が好結果をもたらしたのではないでしょうか。
もちろん途中でオーディオテクニカ製のヘッドシェルへの換装というのも大きな効果のひとつで、それらの効果がカートリッジのピックアップ能力を大きく向上させたのだと思います。
とりあえずここまでの改造で予想外に大きな効果を得られたため、アームパイプの改造は一段落というところでしょう。
その後としては、オーディオテクニカ製のヘッドシェルであれば、基本的にボルトオンで換装できるため、いずれヘッドシェルによる音質変化について実験しようと思いますのでお楽しみに。
今回の私のように、アームパイプ改造は音質に対する影響が非常に大きいのですが、どのトーンアームでもできる話ではありませんし、ましてやヘッドシェルを交換するようなチューニングレベルと言う話ではなく、ある意味ノーマルの破壊から始めるような話ですので、現在お気に入りのトーンアームをお持ちの方はけしてまねをしないでください。
それなら新しいトーンアームに乗せ代えるほうが確実で安全です。
絶滅危惧種のアナログオーディオですけど、海外メーカーは今でも積極的に活動を行っているようです。
上記した画像のように、新しいトーンアームの多くは、カーボンパイプなどの新素材を用いるケースが多いようで、実際私が試した結果から、剛性の点も制振という点でも有効な選択なのでしょう。
もちろん金属製であっても、その材質や構造などもかなり研究されているのではないでしょうか。
ただ剛性アップや加工性の関係からなのでしょうけど、その大半はストレートアームになりますので、オルトフォンのSPUファンの方や、ノスタルジックなビンテージオーディオマニアの方が使う、ユニバーサル対応のS字アームなどは残念ながら金属パイプ製しか選べません。
ただピックアップ性や解像力の高いカートリッジをお使いの方なら、その能力を最大限に高める上では、これらの最新式トーンアームは魅力的な製品かもしれませんね。
とはいっても、トーンアーム単体といってもけして安い買い物ではありません。
ある程度のレベルになると、CDでは聴けないような音を再生できるアナログの世界ですが、実際そこまでのコストを考えると、ちょっと躊躇してしまうのも事実です。
でもお金をかける前に、一度きちんと整備をし、繊細さが要求されますけど適切なセッティングを含め、お手元のプレーヤーのチューニングをきちんとしてみると、意外と手を抜いて鳴らしていたなんていうことに気がつく事も多いものです。
今回の私のアームパイプ改造も、整備がきっかけで始まったのですからね。
ということで今回はここまで。
次回また楽しい話をしたいと思います。
先日は当店より古くからの
オリジナルシステムを採用いただいてますお客様の写真を入手できました。
スーパーミッドのシリーズでは最高グレードモデルの
オールアルミホーンシステムです。
フルレンジ7cm×2+ドームトゥイーターの
オールネオジウムマグネットバージョンです。
センターに先日ご紹介いたしました、アコースティックリバイブ社の
アコースティックコンディショナー[RWL-3]
にて音像定位のチューニング済み
スピーカー台やアンプ台やcdの台は全てがアルミの
超アル中のシステムです。
今回はデジタルパワーアンプのクラシックプロ DCP1400と
オーディオトラックのDAC2を追加なさっていただけました。
特にピアノ曲は抜群に良い音色です。
部屋がとても広いので、アコースティックコンディショナー[RWL-3]の枚数ふやして
さらなるチューニングが楽しみです。
先ほどの営業マンの方は、オーディオに関する既成概念がまったくなかったため、おそらくAudioNirvanaのその実力の片鱗をストレートに感じる事ができたのかもしれません。
もちろん音を聴いた後はは酷いなんて言わず、既成概念外の体験は、相当意外な経験をしたと思っていたようですね。
これなんかも、高剛性高質量主義を主張してきた私がすること自体、自分でも驚くほど的外れだったわけで、今まで語られてきたオーディオの常識がすべて正しいとは限らない一面を表しているのでしょう。
常識のある健全なオーディオマニアならこんな非常識な鳴らし方などは絶対しないでしょうし、不健全極まりないと一蹴してしまうところですが、機械としてみればダンボールズペシャルはどうしようもない物かもしれませんけど、見た目が惨い楽器としてみれば、さっぱり役立たずというわけではない事を、先の営業マンの方に教えられたようなものです。
さて今回のお話ですが、少し前に何度かに分けてご紹介してきた、YAMAHAGT2000のYSA-2というトーンアーム改造の続編になります。
といっても見た目が変わったという話ではありません。
一連のトーンアームパイプに関しては、純正の真鍮メッキ仕上げのパイプ、純正の2倍の肉厚を持つ汎用のアルミパイプ、そしてドライカーボンのパイプ、最後にオーディオテクニカのヘッドシェル加工装着という流れでお話してきました。
パイプ単体で言えば、純正パイプはチーンと高い音で響く感じで、メッキの影響か質量の影響かはわかりませんが、低い周波数の共振も混在しているような一面がありました。
元々純正アームの場合は中にナイロンのガイドに差し込まれた、4本の内部配線用の銅線の単線が入っていましたが、私はカートリッジから端子まで無接点化するためにそれを抜いていますので、もしかしたらその単線が共振を抑えていた可能性があります。
ただ無接点化後の一皮向けた世界を聴いた限り、純正に戻す気など起きなかったものです。
しかしこのアームパイプに関してはだいぶ前から気にはなっていたところなのですが、正直不満もなかったためそのまま放置していたのです。
そこで純正アームの共振を抑制する実験を始めたのです。
結果的にその実験を繰り返すうちに、以前バイクの軽量化をするためとして、ステー製作のために購入していたパイプ類の残骸が出てきたので、寸法を測ったところアームパイプとして使用できそうだったので改造を始めたのです。
各パイプの変更の様子は以前のブログを参照してもらうとして、現在のカーボンパイプが圧倒的によかったものの、良い面を持ちながらも採用されなかったアルミパイプも、純正よりもはるかに良かったのです。
実際現在の仕様は改造前の純正時とは比較にならないほど次元の高いクオリティーですが、前回パイプ付け根のネジの増し締めを行ってさらに音が変わった様子から、もう少し剛性アップ出来ないものかと考えていたのです。
手持ちの細いパイプを見てみると、ストンとカーボンパイプ内に入れられる真鍮パイプがあったのですけど、これだと緩すぎるので、内部にエポキシを流し込んで固定しようかなどと考えていました。
もうひとつほかにアルミパイプがあったのですが、これは入らないだろうと思っていたものでしたけど、試しにねじ込んでみると入るではありませんか。
そこでアルミパイプ表面にエポキシ系のアルミパテを塗り、カーボンパイプにねじ込みました。
右側がはじめのテストで使用したカーボンパイプで、左が現在の仕様にアルミパイプを挿入したもので、見てのとおり誂え品のようにジャストサイズ。
これでパイプ単体の剛性はさらに向上するはずです。
ただ心配なのは異種材質の組み合わせによる共振の発生や、逆に制震の度が過ぎてしまい、つまらない音になってしまったり、音がぼやける心配です。
ともあれエポキシが固まるまではしばらく放置。
そして緊張の初音だしとなりました。
視聴用のレコードは例の再生困難レコードであるブラムースのアルバムです。
口があんぐり開いて、頬が弛んでにやけてしまいました。
初っ端から断然透明感が違い、不要共振が抑えられたからでしょうか、微弱な弱小音の再現性が桁違いの激変。
さらに音に対する陰影感が出てきて、とても実体感のある音になってます。
もはや音質劣悪レコードというより、ごく普通の複雑な音が混ざるレコードです。
このアルバム、以前に何度か世界の名機といわれるプレーヤーをお持ちの所で鳴らしたことがありますが、正直透明度やスピード感、解像度など、すべてにおいてうちのGT2000レベルで鳴らす事ができないほど、アナログ泣かせの曲者なのです。
それだけプレーヤー関連の素質を試すのには最適なのです。
さてさてそんな音に気を良くした私は、次々にレコードをかけてみましたが、どれも今まで聴いた事がないようなレベルで再生できています。
透明感やスピード感、微弱信号の再生など、どれもすべて繊細に表現しています。
いったいどれだけアナログレコードには情報が入っているのでしょう。
例の激烈粗悪な録音の代表格であるアラベスクのアルバムも、音は悪いものの以前と比べても生き生きと鳴るので、聴いていてまったく不快感も生まれません。
でもこの大きな変化ですが、それをものの見事に再現するAudioNirvanaの実力もひとつかもしれません。
実際音の変化に対する反応のよさではかなり優秀なP610の前期型でも聞いてみましたけど、もちろん的確に音の違いは出してくるものの、オーディオニルバーナ相手では分が悪すぎますね。
しかもダンボールスペシャルのくせにそんな繊細な音の違いを的確に表現できる実力は、やはり只者じゃないユニットですね。
これと比べると、個性的で魅力的な音は聞けるものの、どれをかけても単調な一本調子の世界の名機たちの多くは、世界の迷機に思えてきます。
あまりにも聴いていて気持ちがいいもので、ムーディーな雰囲気で音楽を楽しんでしまいました。
様々なジャンルを問わず、ほんとにこんな快音出すユニットはなかなかお目にかかれないものですね。
という事で今回はここまで。
また次回楽しいお話をしたいと思います。
本日とてもすごいパワーアンプ入荷しました。
マッキントッシュ(McINTOSH)MC2102
KT88のパラプッシュ
球アンプですがマッキン独特のグラスパネルです
かなり大きいです。
音色は同社のマッキントッシュMC275の様な感じですが、
押し出しと音の分厚さは
MC2500級の
お化けアンプです。
温かみ抜群です。
是非試聴ご来店おまちしております。
当店デモ機に採用のデジタルパワーアンプ
CLASSIC PRO(クラシックプロ)/DCPシリーズ <文字クリックで詳細見れます>
大変好評でございます。
通信販売のお客様には、申し訳ございませんが、試聴頂けないので残念ですが、
ご来店の試聴のお客様には
本当に好評で注残が溜まっております次第です。
せっかくなので、もう少しこのアンプの特徴をコメントさせて頂きたく思います。
簡易スペックデーターです。
CLASSIC PRO(クラシックプロ)/DCP400
デジタルパワーアンプ
ステレオ出力(4ohms):180W+180W
ステレオ出力(8ohms):100W+100W
ブリッジ出力(8ohms):360W
周波数特性:20Hz?20kHz
ダンピングファクター:200
寸法:48.2W×21.0D×4.4Hcm
重量:3kg
19800円+チューンアップ20000円(チューンアップ無しでご注文頂く場合は代理店より送料も加算させて頂きます)
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / DCP1400
デジタルパワーアンプ
ステレオ出力・450Wx2 / 8ohms・750Wx2 / 4ohms
ブリッジ出力・1500W / 8ohms
周波数特性:20Hz?20kHz
入力インピーダンス:20kΩ(バランス)、10kΩ(アンバランス)
ダンピングファクター:200
寸法:48.2W×30.1D×4.4h cm
重量:5.6kg
39800円+チューンアップ27000円(チューンアップ無しでご注文頂く場合は代理店より送料も加算させて頂きます)
その他のW数もご用意出来ます。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / DCP800
ステレオ出力(8ohms):200W+200W/ 8ohms
24,800円++チューンアップ20000円(チューンアップ無しでご注文頂く場合は代理店より送料も加算させて頂きます)
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / DCP1100
ステレオ出力(8ohms):300Wx2/ 8ohms
29,800円+チューンアップ20000円(チューンアップ無しでご注文頂く場合は代理店より送料も加算させて頂きます)
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / DCP2000
ステレオ出力650Wx2 / 8ohms
49,800円++チューンアップ27000円(チューンアップ無しでご注文頂く場合は代理店より送料も加算させて頂きます)
上記中でも最人気機種が
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / DCP1400 です。
デジタルアンプ-スイッチング電源のプロ用アンプ・・・・とだけ言えばそれで終わりですが、
実際の音はいかなる物かといいますと、
ノーマル状態ですと、ごく普通のデジタルアンプに、少々ドライブが良いとだけの物ですが、
当店チューンアップ加えますと、
・音のクリアーさは、どのアナログアンプにも負けない透明度
・アンプそのものには、音色がなく、そのほかの機器またはソフトの音がそのまま出ます。
・一般デジタルパワーアンプは、それなりに良かったのですが、このアンプは半端でなくドライブ力と制動力を持ってます。
小型スピーカーは当然ですが、動き悪い大口径の重量級のコーン持つウーファーでも
グイグイ出してくれます。
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過去に当店オリジナルのデジタルパワーアンプを作成販売してましたが、
相性を間違えますと、大変な事になりました。
デジタルアンプの特徴は、スピーカーの長所を一気に拡大するのですが、短所も拡大してしまいます。
ところがCLASSIC PRO(クラシックプロ)/DCPシリーズ のアンプは、
物の見事に長所拡大し、
短所(言い方変えますと、動きの悪いユニットや音圧低めユニット)も
大きいw数と協力なスイッチング電源からの大電流供給がはやいので、
欠点が倍増しにくいのです。
ミニコンポのアンプのテスト用スピーカーが当店にございますが、
このオモチャのスピーカーですら、ホーンドライバー付きシステムのごとく
音が飛んできました。
半端なく化け物級アンプです。
是非当店にゴトウユニット4ウエイシステムと
市販のスピーカーシステムでもすぐ試聴できるようにセットさせておりますので、
是非、ご来店試聴お待ち申し上げます。
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