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振動板の動きは

sitp610c0037-054bga.jpg


表向きの顔つきはP610そのものですが、強化された磁気回路や、6Nで巻かれたボイスコイルを採用するなど、オリジナルのP610から進化したバージョンとなります。

取り付け寸法などに関してはオリジナルと同一であるものの、大型化された磁気回路のヨークの関係で、ユニットの奥行き寸法は異なります。



前回のお話でもありましたが、オリジナルの最も近い復刻版であるValavP610Vは現在生産終了となってしまいましたが、同一モデルの進化改良版として、別ブランドからオリジナル寸法の復刻版が発売されています。

p610slsit0037-054bgb2.jpg


こちらはP610SLとして近日掲載予定です。


外観はほぼ同一ですが、このモデルも磁気回路の磁石の改良や6N銅のボイスコイルの採用など、目に見えない改良が施されたモデルとなります。



さて前回のブログでもお話しましたが、今でもこれだけP610に拘りを持つメーカーがいるのは、やはりその優れた基本設計のよさがあるからです。


その代表格といえるのが、絶妙なカーブと円状に振動板に付けられたコルゲーション模様が特徴的な振動板です。


歴代P610のオリジナルが持つアキレス腱といえるエッジ部分は改良されていますが、その基本はオリジナルのP610と同一です。


エッジや磁気回路には手を加えても、P610の持つ振動板の形状を継承しているのは、やはりそれが優れた音質を提供できる要素が大きいからです。



スピーカーの振動板といえば、ボイスコイルに信号が流れる事により磁界が発生するため、それによって発生する振動を音に変えているのは皆さんもご存知の事です。


そして振動板はボイスコイルの動きにあわせて前後にピストン運動をして、その振動が音となるのですが、これは単一な周波数の信号を流しているときの話です。


一般的に音楽などの信号を再生させれば、その周波数は様々で、しかも様々な音の信号が複雑に絡み合って再生されますので、単純にピストン運動のように、前後にストロークするというわけにはいきません。



中には振動板は単純に前後にストロークしているというイメージを持つ方もいるようで、振動板の剛性は高ければ高いほどいいと主張する方もいます。


しかしご存知のように音を再生させるといっても、その信号は単調な単一周波数の信号というわけにもいかず、様々な音色を含む幅広い周波数の合成となりますから、振動板が単調なストロークを行っていない事は容易に想像できます。


エネルギーが大きく振幅の大きい低域の信号であれば、見た目でブルブルと振動板がゆれるのは見えますけど、高音域の信号の動きなど、見た目ではわからないだけではなく、実際どのように振動しているのかさえわかりにくいほど複雑な状況です。


再生帯域が極端に狭い限られた周波数だけを再生させるのであれば、その周波数帯域を得意とする振動板を持つユニットで、的確にピストン運動させればいいのでしょうけど、再生帯域が非常に広いフルレンジユニットの場合そのようなわけにはいきません。


そのような複雑な音を再生させるために、すべての周波数の帯域をストロークだけで再生させる事は困難なため、振動板のいたるところで分割振動の発生などを利用し、どうにか再生させるのが現状となります。


そのような状況を踏まえた場合、振動板の上では周波数帯域によってはドップラー効果などが発生したり、位相のずれなどの発生もありますから、それらをばらばらな音にならないように考えて、振動板のコーンのカーブ形状や、振動板の剛性バランスなどが決められています。


そんな複雑怪奇な状況を再現する上で、P610のもつ振動板の形状は非常に優れているのです。


sitp610s054bgb.jpg


広帯域再生を目指し、それぞれ得意とする周波数帯域に合わせたユニットを組み合わせ、4ウエイや5ウエイといったマルチシステムを組み上げるのもオーディオの目指すひとつの方向性であるものの、各ユニットの位相のずれや音色の違いなど、一体感のある優れたまとまりを見せるシステムを構築するのは至難の業です。


もちろん2ウエイや3ウエイというシステムでも同じことで、それがゆえに音作りに迷い悩むマニアの方も少なくありません。


そのような時こそ、信頼できるまとまりの良さを誇る優れた音質を持つフルレンジユニットがあれば、音作りの参考として、または現状の問題点の洗い出しという意味でも、自分の音作りのリファレンスとして、優れた音質のフルレンジは活躍できます。



という事で今回はここまで。


また次回も楽しい話をしていきたいと思います。


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