恒例の当店の月変わりのUSED品セールですが
2012年12月以前入荷品10%引きです
4月1日-4月30日限定となります。
入荷の年月は、
中古品をリスト表示で参照頂きますと入荷日がわかります。
2012/12より前の商品が確認できます。
宜しくご利用お待ちしております。
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すでにエレックスにご来店されたお客様の中には、実際視聴され購入していただいてる方もいますが、いったいこのトゥイーターの正体は何?と思われた方も多いかもしれません。
そこで今回はこのトゥイーターの正体についいてお話ししたいと思います。
Aucharm SY002 ネオジウム磁気回路 ホーン型リボントゥイーター6MMアルミパネル仕様
サイズ:85MMX175MM
電力:50-110W
周波数応答:3K-40KHzの
インピーダンス:6オーム
感度:96デシベル
重量:1830G



一般的なリボントゥイーターと比較して、振動板の振動面積が非常に大きく、しかもただでさえ強力なネオジウムマグネットをふんだんに使った結果、リボントゥイータにありがちな低能率とは異なり、非常に高い音圧レベルを実現しています。
従来は大型の高能率システムなどでは、音質的な優位性は認められていても、能率の関係で装着を見送られていた事が多いリボン型ですが、これだけの音圧を実現していればかなり対応力もあります。
現在エレックスのゴトウユニットを用いた5ウエイのデモ機のスーパートゥイーターとして搭載している様子は、前回のエレックスブログでもご紹介しました。
しかしエレックスのリボン型の正面には、ショート型のアルミ鋳物製のホーンが付属しているのにお気付きの事でしょう。
当初エレックスでも大型の高能率リボンツイーターを探していたため、今回のモデルを紹介いたしましたが、ただAucharmというブランドは、高級ブランドでもなければ有名ブランドでもありません。
しかしP610の復刻版やそれらのノウハウを用いた優れたユニットを開発生産するメーカーですから、技術力も非常に高いメーカーなのですが、やはりブランド力が足りないとのことで、より一層ポテンシャルを上げる目的で、ショートホーンを取り付ける案が浮上しました。
そこで早速実物大模型を作って付けてみたのです。

見た目は綺麗ではありませんが、やはりホーンの効果は十分感じられ、ホーン無の味気ないさらりとした印象は薄れます。
この試作ホーンですが、はじめ何で作ったかといえば、サムライジャパンの馬鹿な私の得意材質。
段ボールスペシャルです。

おいおいまたダンボールかよ!
オーディオマニアを愚弄するのもいい加減にしろ!
こんな声も聞こえてきそうですけど、実際視聴されていた方々は、やはりダンボールとはいえホーン付の方が評判が圧倒的によかったのです。
そこで本格的なアルミ製のホーンを制作するということになりました。
ダンボールで作製した模型を基に簡単な図面を書き、まずは現物の基本となる木型の制作に取り掛かります。
板を曲げたり木の固まりから削り出すのは容易ではありませんから、サイズ違いの板を張り合わせ、段を削って滑らかにしていく手法をとりました。



そしてこの木型を基に砂型にアルミを流し込み、最終的に出来上がったのが現状の製品なのです。

砂型アルミの鋳物ですから、型から抜いた状態ではバリやザラツキが激しく、とてもではありませんがお客さんにお渡しできるような状態ではありません。
そこでゴシゴシと手作業でバリや段を取り、表面をさらりと磨き上げたのですけど、さらりと簡単にできるものではなく、かなりの重労働となってしまいました。
表面の腐食防止にクリアーを薄くかけてありますが、好みによって様々なカラーに染め上げても面白いですし、金属フェッチの方であれば、顔が写り込むほど磨き上げても面白いかもしれませんね。
と長くなってしまいましたので今回はここまで。
次回また楽しいお話をしたいとおもいます。
時々ご来店いただいてましたお客様はすでに見ていただいていると思いますが、
前々より試してみたいユニットとして考えていたスーパートゥイーターを
追加してみました。
現在ゴトウユニット SG-16のベリリウムを使っていたので、
さほど重要度は高くないはずなのですが、
あえてテストしてみました。

低音ホーンの天板はテーブルになっておりますので、
ある程度の大きさのユニットは追加可能です。

右端の銀色のホーンを搭載させたリボン型ツイーターです。
世の中にはリボン型のツイーターというのは、少量ではありますが、
いくつか販売されておりますが、
音圧(能率)が低めで、複数個使わないと、下ユニットに合いませんので、チュウチョしてました。
そこで色々捜索している内に
巨大な振動面積をもつリボン型のスーパーツイーターに出会えました。

パイオニア社のツイーターの振動板面積のざっと5倍位ございます。
音圧的に有利ですが、振動板質量が増すので
小面積リボンより最高周波数には不利かとおもいましたが、
ボイスコイルを持たない振動系質量はやはり軽量です。
あまり心配に至らなかったようです。
その他のユニットも探しあてましたが、
大型リボンユニットのマグネットは薄型の弱そうな物ばかりですが、

このように黒いトランスボックスの前のシルバー部の中にネオジウムが使われてます。
最高周波数の再生は低音よりも、ある意味では強力なマグネットが必要との説もあります。
さてユニットは決定しましたが、
本来バッフルマウント専用設計なので、自立できません。
また、平面型ユニットは超狭な指向性が短所ですので、ホーンの様なフレアーがほしいです。
そこで当店で長い時間かけて、ホーン兼スタンドの設計いたしました。
以前より当店の推奨の部材のアルミ砂型鋳物にて一体成型で完成いたしました。
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さて音の結果です。
以前当ブログにも記載しましたが、
超高音ユニットというのは、もちろん超高音域を再生させますが、
聞いた印象は、低音楽器のウッドベースやバスドラムの音の輪郭部をかもし出します。
予定通りです。
当店とうとう6ウエイ化したのですが、
一番ユニットの能力が低いと感じていた、30cmユニットの音色が
劇的に変化します。
さらに、音量下げますとどうしても、低音のエネルギー感が減少してしまい、
痩せた音色になりがちですが、それも解消です。
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ユニット単体の音を出しますと、とても綺麗な音色です。
ジャリジャリした音でなく、ツーンまたはプーンとした音色ですので
高音がきつい音色になっている方にもGOODかと思います。
他にもタンノイやJBLの完成スピーカーにも取り付けてみましたが、
中々良い結果が出てます。
是非試聴お待ちしております。
この度は遠方より
名機勢揃いのオーディオルームの写真頂戴しましたので
ご紹介させていただきます。

特大スピーカーの
エレクトロボイス/パトリシアン800です。
3人いないと動かせない位の重量級です。



最大の特徴は76cm特大ウーファー30Wです。
これが左右にあると
パイプオルガンの低音の空気圧まで再現させる事のできる弩級のウーファー
さらに


マッキントッシュアンプ類がぞろぞろと並んでおりおます。
またさらに別荘にも装置があり


こちらにも珍品エレクトロボイス/マーキスや
マッキントッシュアンプがぞろりと並んでます。
見事なオーディオコレクションです。
一度チャンスありましたら試聴にお邪魔させて頂きたい物です。