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ss191.jpg

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エレックスゴトーユニットデモ機

P1000180aaa.jpg

P1000148a.jpg


御覧のように奇抜な外見に留まらず、6ウエイのマルチシステムです。

フルレンジにトゥイーターを付加する2ウエイ化でさえ、その調整は容易ではありませんが、6ウエイともなるとこれまたとんでもなく面倒な領域へと突入してしまいます。

音質的な一体感を求めるのであれば、単一アンプで駆動するLCRネットワークで組むこともございますが、さすがにここまで細分化されたマルチユニットの場合、その調整作業だけでもかなりの時間と労力を費やすることになります。

その点エレックスのマルチシステムは、細かい細部調整が可能なデ業務用のジタルチャンネルデバイダーを用いているため、比較的短時間でかなり大がかりな調整も可能なのです。

ただマルチアンプにしなければなりませんから、当然一台のパワーアンプで安価に済ますということは困難であるものの、このような大掛かりなシステムの場合でも容易に調整ができる優れものです。



さて音を調整するうえで一番の基本柱といえる部分は低音です。

低域の骨格がしっかりと構築されたシステムの場合、その上の調整はそれに比べれば比較的容易になります。

中高域の音を改善したのであれば、低域に手を入れるのが最も効果的です。


ところでエレックスの巨大な大型システムの最低域、センターに鎮座するスーパーウーハーは、EMINENCE DELTA PRO-18Aという、46センチクラスとしては非常に安価で悲しいほどの貧弱なウーハーです。

eminence_deltapro18ad_2.jpg

eminence_deltapro18ad.jpg

images.jpg

sigma-pro-18a-2-spe1.jpg

口径:18"
インピーダンス:8Ω
許容入力(Music Program):1000W
最低共振周波数:28Hz
周波数レンジ:37Hz - 0.25kHz
感度(1W/1m):96dB
マグネット重量:約2.1kg
ユニット重量:約7.7kg

振動系はそれほど重いものではなさそうですが、画像の通り46センチクラスの標準には遠く及ばず、いやそれよりも遥かに小口径ユニット並みの磁気回路で貧弱な小さなマグネットしか付いておらず、46センチと見た目は大きいだけで貧弱極まりないユニットです。

同然駆動力も弱いため口径の割に低能率。

もちろん制動力も期待できませんから、ぼよよぉ~んとゆるゆるの音になります。


とりあえず間に合わせに現在マグネットに小さなネオジウムマグネットをくっ付けていますけど、こちらは有り無しの詳細なテストは近々やってみようと思います。


GEDC4580a.jpg

フロントには巨大な口を開けたホーンが付けられていますけど、後面はほぼ裸に近い解放状態です。


P1000099.jpg

このユニットは、本来PAなどの業務用として使用されますから、エンクロージャーへ納めて使用する事が前提で設計されているユニットです。

そのためある程度の容積を持つエンクロージャーへ納めることにより、ある程度背面の空気付加によって制動が期待できます。

しかしエレックスでは、フロントに大型のホーンが付いているため、ユニットのフロント側にはプレッシャーも掛りますが、逆に背面はフリーに近い状態で制動もあまり期待できません。

そのため裸で鳴らした状態に近く、ユニット本来の良さは出やすいものの、貧弱な磁気回路などの影響からやや緩めの音になります。


ユニットの裸特性から見ても、最低共振周波数の28Hzあたりでインピーダンスが上昇しているのがわかります。

これがエンクロージャーなどに入れられることにより、この周波数も変化もしますし、またエンクロージャー背圧による制動もある程度期待できることにより、ユニット本来の音質には影響あるものの、低い周波数の余計な動きを抑えることができます。

今までエレックスのスーパーウーハーは、低域の最低周波数には制限をかけないフリーの状態でしたが、どうも聴いているとやや制動が効かない緩めの音に感じました。

そこでハイテクチャンネルデバイダーの機能を活用し、推薦される使用帯域付近の38Hzから48dbの急激なスロープで低域をカットしてみました。


もちろんまだテストしてみた段階ですが、かなり制動が効いた低域が聴こえてきます。

ただ単純に低域のレンジ拡大を狙うよりも、余計な部分を多少犠牲にした方がより音楽が活き活きと聴こえてきます。


これからもまだまだ調整するところはございますが、また一段と音質改善がされましたので、お時間のある時にエレックスまで視聴にご来店ください。


と今回はここまで。


次回また楽しいお話をしたいと思います。

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