少々荒削りですが、ご説明いたします。
ホーンの設計で、まず必要となる数値が、
<<カットオフ>>周波数です。
各社でてますホーンのスペックにカットオフまたは、遮断特性となる数値記載あります。
このカットオフ周波数というのは、その寸法のホーンの特性上で
どこの周波数まで使用可能かを表示してます。
カットオフ500Hzとしますと、
上の周波数は非常に音響特性がよく、カットオフ周波数近辺まで下がってきますと、
極端に特性悪くなり、その下の周波数はストンとおちますので、
500Hz以下の音を入れても音圧は出なくなります。
ですので約2倍周波数の1000Hzから使用するわけです。
結果高音ユニットにのみホーンを採用しているわけです。

よい資料なかったので手書きのスケッチとなりますが、お許しください。
そこで低音ホーンに裏技ございます。
当店の低音ホーンもこれに該当しますが、
ホーンカットオフ周波数を低音ホーンの場合0Hzが理想ですが
これですと無限の開口面積と長さが必要ですので
作れません。
またカットオフ40Hz等に持っていっても
38cmウーファーの開口スタートでも
数メートルの超特大となります。
そこでスケッチの下のコニカル型のホーンにしてあげると
カットオフ以上の周波数は特性よくないですが、
高音はカットするので問題ありません。
また、カットオフ手前から早めに音圧減衰してしまうのですが
カットオフ近辺で乱れが少なく、かつその下もだら下がりとなります。
つまり小型低音ホーンの設計しやすいのです。
また板材をカーブ取ることも不要なので、
お部屋の広さや板材の寸法取りが簡単なのです、
後々に補強も付けやすいです。

この形はそこから決定してます。
詳しいご質問等ございましたらメール入れていただければと思います。
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