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YAMAHA YSA-2 メンテナンス

今までスピーカーの話ばかりでしたので、今回はアナログプレーヤーに関してお話を書きたいと思います。

かなり前のブログで、悪しき先輩としてAMAHA GT2000改造で一度掲載された事があります。

今回はそれに搭載されているYSA-2というピュアストレートアームにまつわるお話です。

YAMAHAGT2000+YSA-2



今どきアナログプレーヤー?

時代遅れじゃないの。

懐古趣味なんですか。

そんな音が悪い前時代の化石の話などされても。。。


アナログ拒絶派の方々からはこのような言葉も聞こえてくるかもしれませんね。


といいましても、うちでは今もメインはアナログプレーヤーなのです。

もちろんCDだって聞きますけど、ここ一発の再生はやはり今でもアナログなのです。


今まで多くのマニアの方とお会いしましたが、CDのほうが絶対音がいいとアナログに見切りをつけてきた方も数多くいらっしゃいましたが、そのほとんどがアナログプレーヤーをきちんと再生する事の出来ない場合が多く見られ、結果的にアナログのよさを十分理解する手前だったという感じに見られます。


ご存知のようにアナログはターンテーブル、アーム、ケーブル、カートリッジ、セット場所、セッティング微調整、等等、とにかく手間もかかり、そのためのノウハウなど、また膨大な経験も必要であるなど、簡単お手軽と行かないのがアナログ再生の難しさです。

しかもいい音を追求するためにかかる費用だって、CDに比べべたらはるかに高くつきます。

そう考えたらコストパフォーマンスなんて悪いわけで、それならと手軽に扱えるCDプレーヤーのほうが簡単にいい音を出す事が可能なのです。


CDプレーヤーだって年々新しい優れたモデルが発売され、音のいいCDプレーヤーも数多くなりました。

さて音のいいCDプレーヤーっていっても、究極的にはアナログの音なわけです。

デジタルな音が世の中に存在しないので、そりゃそうですよね。

今は半導体の技術も高まり、それに習うようにCDプレーヤーの音もよりアナログに近づいてきました。

もともといわれていたCDのサンプリングなどに対するデーター不足も、そのような部分でかなり改善されてきたのでしょう。

とはいっても、昨今のPCや携帯電話の大幅な技術の進歩があるように、制約が多くデーターが少ないCD規格よりはるかに膨大なデーターの新たなデジタル音源も登場してきたわけで、よりいっそう緻密な音楽再生が可能な時代になってきました。

そうなればまた楽しく音楽が楽しめますね。


さて一方のアナログといえば、情報量は無限大のアナログですから、その点ではCDとは比較にならないほど優秀です。

しかし、先ほどお話したように、機械的に信号を拾い上げる構造上、どうしても難しい面が多くあります。

どんなにがんばってもSNやダイナミックレンジじゃCDにかないません。

しかも正確さという意味でも、常に危ういピックアップをしていますので、常に正確無比なCDには足元にも及びません。

でも今でも新たなカートリッジやターンテーブルが生まれ出ているように、その無限に広がる情報をいかに多く引き出せるか、いまだに探求が続いています。


そのような意味ではCDであろうとアナログであろうと、ましてや新たなデジタル音源であろうと、その求める方向は同じなのです。



と前置きばかり話しても仕方がありませんから、そろそろ本題に移ります。


私が使用しているGT2000には、当時ヤマハがオプションとして発売したYSA-2というアームが取り付けられています。

YAMAHA YSA-2


ご覧のようにカートリッジの取り付けに角度がついておらず、しかも通常のアームより短い長さの軌道を描きます。

そのためトラッキングエラーが発生しますが、それと引き換えに、アームがレコード内周へ引き寄せる力をキャンセルするインサイドフォースキャンセラーがありません。

短いアームによりアーム剛性を高め、より感度をよくする狙い、また音質に悪影響を及ぼしやすインサイドフォースキャンセラーの排除、そして絶対的な安定した軸受けとして、シンプルな3点支持など、江川三郎氏によって考案されたアームをヤマハが商品化したものです。



このアームをつける前はGT2000の純正アームを使用していましたが、このピュアストレートアームに交換したときは、まるでレコーディングスタジオのモニター室で聞く音はこんな感じなのかと思えるほど衝撃的でした。

それほど感度がいいアームでしたが、私はさらに改造を施してしまいました。


カートリッジからアンプの入り口まで完全無接点化したのです。

モガミのアーム内部向けの細い同軸ケーブルを用いましたので、直流抵抗を考えたら相当ひどいはずです。

そのためアームの外で一度太いケーブルに半田付けにより繋ぎ直してみたものの、この接点ひとつの音質劣化のほうが遥かに大きく、結局このような形となったのです。

しかも純正のYSA-2は、途中3箇所の接続変換があり、直流抵抗は少ないと自信満々にカタログへ記載されていましたが、この接点は微小な信号を扱うアナログにとっては非常に音質を低下させる要因です。

接点毎にどうしても微細な信号情報が欠落してしまうようです。

ただ純正は万人に向けた使い勝手を考えなければならず、そのような意味でこのような構造になったのでしょう。



さて私のYSA-2ですが、そのような改造もあり非常に使い難いものへとなってしまいました。


一番の大きな問題点は、最小限の接触抵抗とスムーズで安定した軸受けを採用した事で、その動きを妨げないようにアーム内部から外へケーブルを出す際、純正は極細のリッツ線の束で逃がしていました。


私のは通常の内部用配線財ですので、外へ出すとケーブルの太さによるテンションが掛、アームの動きに影響を与えやすくなります。

そこであれこれと動きの制限を受けにくくするために、ケーブルの引き回しに工夫が必要でした。

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そんな事もあったのですが、ALTECを解体してからほとんど動かしていなかったGT2000ですが、最近AudioNirvanaのダンボールスペシャルを鳴らすのに再稼動中になったものの、何か今ひとつ現役時代の透明感や繊細な感じというか、微妙な空気の質感が感じ難いように思えたのです。


ケーブルの取り回しで動きをスポイルされているわけでもないのですが、よく見てみるとやはりアームの動きがわずかに重い感じです。


そこで軸受けをクリーニングしました。

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やはりといいますか、グリスが汚れており、しかも粘度も硬くなっていました。


これではスムースな動きをするわけがありません。


そこで古いグリスを落とし、新しいグリスを塗布して組直しです。

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実はここのオイル粘度を変えると音が変わります。

ある程度粘性の低い方がいいのですが、あまりサラサラになると今度は逆にガタツキ音が出てしまうので、適切な粘性のオイルを使用する必要があります。

こんなところのオイルの汚れで音がすぐに悪くなるんですから、面倒といえば面倒です。

もちろんここまで高感度のアームでなく、再生装置もそこまで敏感に反応しないなら気になる事のないのでしょうけど、そんな些細なオイルの汚れまで音として出てきてしまうのは良いのやら悪いのやら。

という事で、再びゴキゲンなアナログサウンドが復活いたしました。

この緻密で繊細な空気の色まで感じ取れる音は病み付きになります。

そんな音がレコードに刻まれているのを知ってしまったから、いまだにアナログやめられないのですけどね。

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COMMENT▼

No Subject

こんにちは、以前YSA-2の件でコメントさせて頂いたものです。
軸のクリーニングですか、私も行おうとは思っておるのですが怖さが先立ち中々出来ませんので、尊敬致します。
実は写真にもあるのですが、YSAの泣き所と思うのですがベースとアームのスライド固定する部分が私のもひび割れしております。分解してメッキしたら良いのかなとか、接着剤を入れようかとか色々考えております。サムライジャパンさんは今後どうされる予定でしょうか。お教えください。

GT-2000純正アームのIFCポストにつきまして

桝本 武史と申します。

GT-2000のアームを交換されたとのことですが、
本のアームのインサイド・フォース・キャンセラーの錘及び、
その錘を吊るすためのポストをお譲り頂くことは出来ませんでしょうか?

突然の不躾なお願いで恐縮ですが
ご返信頂けましたら幸いです。
よろしくお願い致します。

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