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今回はスピーカーのサランネットの補修+クリーニングについて
サランネットはある意味ではスピーカーシステムの見せる所90%です。
JBL4343等のモニター等もバッフル部のゴージャスなルックスでも、普段はネットしか見えません。
そのためここが汚いと、中がいかに綺麗でも、特に濃い色系ほどすごく古い物に感じてしまいやすいものです。
もちろん音響的には不利な要素のネットですので、真剣に音を楽しむ方の場合殆ど外しっぱなしという方も多いでしょう。
そうはいっても、家に小さなお子様やペットがいるお宅では、ユニット本体への攻撃を避けるためと、普段保管時のユニットの日焼け防止としては、外したままでいるのはとても不安ですね。
<写真1>

しかしいざ気が付いてみると、このようにホコリがしみついたり、小穴ができていたりしまいます。
しかも意外とこのホコリは、掃除機で吸い取ってもなかなか綺麗になりません。
<写真2>

そこでまず小穴を目立たなくしてみます。
針とネット色と同系色の糸で穴を絞る様に穴縁に沿って縫って行きます。
穴のネット縁が裏でダンゴになる方向で絞ります。
<写真3>

裏側で糸を結び余りは切り落とします。
このままですと時間と共に糸やネットの生地がちぎれてしまいますので、接着剤で固定しておきます。
接着剤が固まったら白くなるので、ネットの色に近いマジックペンで塗ります。
そうすると前から見るとチョット毛玉かな?位までにはなるかと思います。
<写真4>

次にこれはいかにも中古品ですといったイメージをかもし出すホコリの処理です。
順序としてはまず裏側からブラシをかけて行きます。
すると前から、ボアーと煙の様にホコリが舞います。
根気よく煙がなくなるまでブラッシングしたりタオルではたいたりします。
ホコリが出なくなったら今度は前側をブラシです。
問題なのは木枠の当たる場所ですが、
ここはしょうがないので指でつまんでは引いてパチッとはじいたり、表のみブラシかけをします。
<写真5>

さてごらんのように結構綺麗になりました。
サランネットが綺麗になると、スピーカーを休ませておく時にははめておきたくなりますね。
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