前の絞りに尽きましてアップいたしましたが、
もう一つ大事な事があります。
スピーカーユニットのマグネットの固定です。
各ユーザー様は、スピーカーのボックスについては、
相当の補強や板厚等でうまくボックスの共振に努力なさっているかと思いますが、
もっと大事な点がスピーカーユニットの一番重たい箇所の
マグネットのロックが全くなさっておられないようです。

いかような方法が良いかは別として、
当店のユニットはマグネットの部分の板と、バッフル板とを
ボルトでサンドしてます。
これで音圧が約2-3dB変る事すらあります。

こちらは4本ボルトで締めてます。
ただしこの方法は、要注意でボルト締めすぎますと、
ユニットのフレーム部の変形を起こすほど締めると
ボイスタッッチしますので、ほどほどの締め圧で止めてください。
スピーカーユニットの構造をよく眺めますと、
ドライバーユニットは別としても、
コーンユニットはマグネット部持った方が安定しますし、
磁石が絶対に静止しているからコーンが動いたことになるわけです。
コーンが動いた内の1%でもマグネットがバックしていたら問題ありです。
じつはこの手法は製品でも取り扱っていたメーカーございます。

昔のジェンセンの4181や
ラウザーのpm4などは
その巨大なマグネットがフラフラではまずいので、
箱内の棚板でロックしてます。
バッフルの止めネジはあくまで、ユニットの中心がずれないだけの為の物です。
過去に他にも
ボストンアコーステック社のリンフィールドも
当店と同じように箱内に仕切り板が有り
そこに極太のボルトで磁石部を締め上げてました。
また、以外とご存知ないのが、
マグネットの固定する場合はとくにですが、
ユニットはバッフル板の前から止めるのでなく後ろから止めるのが正しいです。
(フレーム構造上不可の形状もございますが・・・)
想像ですが、前記ブログに記載の様に
後面の空気圧より、前面の空気圧が高くかけやすいからかも知れません。
現実に同板の前止めと、後止めでは、圧倒的に後止めの方が
スピーカー音色がアッサリしております。
お試しに、後から手の入るスピーカー構造の装置の方は是非
ユニットマグネットを手で後押してみてください。
音色変わりますよ!
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