たぶんオーディオマニアの方なら、このブランド名はどこかで小耳にはさんではいるかと思います。
もちろんゴトウユニットと聞いてピンと来る方は、相当なオーディオマニアのベテランさんのことでしょう。
現在国産としては、多分最高級品の部類に属する、かなりスペシャルな高級スピーカーブランドです。
しかも特注タイプとなりますと、トゥイーター1本でJBL社やタンノイ社の大型システムが購入できてしまうほどです。
元々はYL音響時代からの流れで高い技術を持っており、後藤氏によって1965年に設立されたブランドです。
基本的にはオールホーンスピーカーシステムの超高度なホーン+ドライバーのユニットを作成されております。
これも幸か不幸かわかりませんが、私もこのオールホーンシステムを試聴できる機会に恵まれていて、その生々しい音を数度となく耳にし、聴き惚れた事がございます。
巨大なアルニコリングマグネットに(2個のユニットマグネットの引き込みで、よく指はさんで怪我します。)極狭のボイスギャップ、更に極軽量振動板をホーン駆動させるこのユニット郡は、とてつもないハイレスポンスをかもしだしてくれて、蚊の鳴く音すら拾ってしまうほどの超繊細な音なのです。


上記の画像は写真は過去にUSEDで販売したゴトウユニットSG-160BLとS600ホーンです。
160BLのBLはベリリウム振動板タイプの表示です。
現実的にはゴトウユニットのシステムを試聴するチャンスがほんとに希少です。
ぜひともいつか当店エレックスにデモ機を展示してみたいものですね。
下の写真はゴトウ本社の試聴システムの様子を送って頂いた物です。


このように円形ストレートホーンを壁に埋め込んだりして使用するケースが多ですね。
こちらは上から16・37・55・300mmの4ウエイ構成の様です。
世の中のゴトウユニット愛用者は、基本的に相当マニアックな方々が多く、リスリングルーム全体をオールホーンシステムの一部としてしまう方もおり、もうそこら辺にスピーカーを置いてなんていうレベルではない方もいるのです。
近々そのようなマニアのお宅の、低音までホーンを使ったオールホーンシステムを紹介したいと思います。
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