元々ゴトウユニットとエール音響は、同じYL音響から派生しましたので、若干のコンセプト違いはありますが、基本的な大型ホーンシステムのメーカーとしては共通かもしれません。
そこでまずご紹介するのは、過去に当店在庫してましたYL音響のユニットです。
一部は現在店頭にて販売中の物もございます。

そしてこちらはYL-EH250Lホーンです。
ゴトウユニットのホーンと違い、小型でもストレートを採用してないのが特徴です。

こちらはYL-CO800ホーンでストレート型です。
基本的にミッドハイの部分に使います。


こちらはYLのドライバーユニットです。
5500H(上)と551(下)になり、5500Hは外磁リングアルニコマグネットですが、551は内磁アルニコタイプです。
ホーンのマウントはスクリュータイプです。
これなどゴトウユニットも基本的に同一形状ですね。
この品番が振動板のサイズを表示していて55パイのダイヤフラムという意味です。
これらのドライバーユニットの特徴としては、JBLの375やアルテック288と違い、振動板が後ろにドーム(バックプレッシャー)となっておらず、一般的なホーントゥイーターの様に、とんがった円錐のイコライザーを使用されており、振動板のドームが前に膨らんだ構造(フロントプレッシャー)です。
こちらはミッドまたは、ミッドローに使います。

D-3500です。
こちらはミッドハイに使われ、35パイのアルニコの内磁タイプです。

こちらは181ツイーターです。
今となっては楕円ホーンはかなり古いYLですね。
18パイの振動板を使用しています。
では次にエール音響のユニットをご紹介したいと思います。
エール音響はカールホーンタイプを主軸のアイテムにしており、ゴトウユニットのストレートタイプで下げにくいミッドローのクロスオーバー周波数が100Hz近辺まで落とせるのが特徴です。
ただしカールホーンのEX70はかなり巨大なホーンとなってます。
しかし部屋に納めると綺麗な曲線でなだらかなカーブのルックスは、見ているだけでもとても美形ですね。

これはMA-100ドライバーです。
写真では実感はないかも知れませんが、実寸では小さめのバケツ位の大きさと巨大で、しかもとてつもなく重たいです。
もう磁石のお化け級でありますね。
そのようなわけで一人ではセット不可能です。
というか私にはちょっと無理・・・
100パイの振動板で、中低音ドライバーといいましてもフルレンジとさえもいえますね。
このドライバーセットアップ例です。

エール音響の4ウエイシステムですが、フォステクスの80cmウーファーがこんなに小さく見えます。
このようなセットは位相も合わせにくいのが現実です。
しかしユーザー様の方々はこれを長期に渡り、フルレンジユニットのような1個のスピーカー音源のごとく、上手に調整なさっているのは感心するばかり。
音の特徴は鋭い切れと繊細さ、そしていかにも20m先の音源のごとく、ホールの空気と混ざりこんだ様な音色を出してくれます。
またおりを見てゴトウユニットやYL音響やエール音響の資料見つかりましたらご紹介いしたいと思います。
それでは皆様今回は長文につき、最後まで御読み頂きありがとうございました。
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