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L-Cao FA6 Alnico

P610繋がりで生み出されたユニットの、L-Cao FA6についてお話をしたいと思います。


lcaofa6nw.jpg



今までもサムライジャパンで取り扱いをしていたバナナ色の振動板が特徴的なユニットですが、こちらは最近基本的な外観関係は共通ですが、振動板などを含め、目に見えない部分の更なる音質改善のための改良が施されたのです。


このマイナーチェンジに伴い、以前はL-Cao 6.5 Alnicoという名称だったものが、L-Cao FA6という名称に変更になりました。


以前は1ドル80円時代に、できるだけ多くの方に手に入れてもらおうと低価格を設定させていただきましたが、ここ最近の急激な円安で原価の大幅な高騰と、マイナーチェンジに伴い原価アップのため、販売価格を値上げしてしまいました。



さてL-Caoなんて何じゃそりゃ?と思われる方も多いと思いますので、ここで簡単にL-Caoの説明をしたいと思います。


L-Caoの開発者は、某メーカーで長年スピーカー関連の技術開発部門に身をおいた経験も豊富で、自ら開発する指標として、世界的にも多くのファンを持つP610の優れた再生音を目標にしました。


その振動板の優れた形状と絶妙な剛性バランスが奏でる音のすばらしさに気が付き、P610のそのすばらしい音を超えるために開発されたのが、中国に拠点を持つL-Caoのユニットなのです。


以前ブログの中でも紹介しましたが、世界的に有名なブランドでもなければ歴史のあるブランドでもありません。


おそらく多くのベテランオーディオマニアの方でも、L-Caoなんて名前を知る方はほとんどいない事でしょう。


当然雑誌で有名な評論家先生の賞賛の声もありませんし、ネットで話題になる事もありません。


でもその潜在能力は、中国製のLowther(ローサー)なんてヨーロッパで言われるなど、その潜在能力は非常に高いものなのです。



さ手今回マイナーチェンジが行われたといいましたが、旧モデルとどこがどのように変わったのか、そのあたりをお話していきたいと思います。


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ご覧のように外観形状も振動板の色や顔つきも、マイナーチェンジ前を見る限り、マイナーチェンジ後とほとんど代わり映えがありません。


しかしF特やユニットのパラメーターが細部で異なります。


まずは旧モデルのf特性。

lcaokyu65.jpg


新モデルのf特性。

lcaofa6f.gif



LCR共振回路補正後の旧モデルf特性

lcaokyu65a.jpg

LCR共振回路補正後の新モデル

lcaofa6f1.gif


これだけ見ても音質に変化については説得力はありませんが、ただF特にも現れているように、聴感上のワイドレンジ感の改善が施されています。


旧モデルのスペックは

Specification:
Power : 30W
Frequency : 58~20k (see fig. 7)
Impedance : 8 Ohm
Sensitivity : 91DB
Fs : 58HZ
Qes : 0.71
Qms : 5.71
Qts : 0.63
Cms : 1.1122mm/N
Re : 6.1 Ohm
BL : 4.37T.m
Mmd : 5.31g
Mms : 6.08g
Sd : 0.0129m2
Vas : 25.7L
Weight : 1.83 each (5.5kg/pair after packaging)

新モデルのスペックは

lcao65k4.gif


このように旧モデルとマイナーチェンジ版では、ユニットのパラメータも微妙に異なります。





ところで一般的に奇抜とも言えるバナナ色の派手な振動板は、実はハンドメイドで作られているとのことです。


振動板のカーブ形状やコルゲーションの入れ方など、色以外P610の振動板とほとんど同じですが、よく見るとエッジ部分はフィックスドエッジで、振動板と一体の材質でできています。


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一般的にフィックスドエッジのユニットといえば、機械で成型されてもエッジ部分も振動板部分も同一の材質で作られるため、その厚みも基本的に振動板と同じです。

そのため振動板がフラフラと動きにくいものが多く、切れやしまりを感じさせる切れのある音を聞かせるものの、どうしても伸びを感じさせる低音は苦手です。


そのためエッジ部分を別の材質で動きを制限しないように成型されるものが多いのです。


P610も初期型では薄いスポンジ、後期型ではロールエッジなど、製造の容易さや成型の簡単な物が使われて、生産コストを抑えたものでした。


一方L-Caoのエッジ部分は、振動板本体と微妙に厚みが異なるように成型されたものです。


これにより不必要に振動板の動きを抑制しすぎないようになるのです。


しかしそれをオートメーションの機械で成型ができないため、ハンドメイドで作られているとのことです。



機械でがんがん出来上がる低価格ので高性能なユニットができる時代、音のために製法にまで拘るというのは、時代錯誤ともいえるのでしょうけど、でも昔から評価の高いユニットは、必要以上の妥協をしていないものです。



と話が長くなってしまいましたので今回はここまで。


次回は20センチ8インチのお話をしたいと思います。


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