今回はスピーカー部の個別説明をささていただきます。
高音部より順に・・・・
ゴトウユニット SG-16BL

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本来は16TTであったモデルをベリリウムダイヤフラムに変更したタイプ
カタログに無いモデルです。
16mmの振動板、
メーカーでは現行では2番目に小さいリングアルニコマグネットですが、
一般量産メーカーと比較しますとかなり巨大な磁石です。
当店オリジナルのアルミスタンドに乗せております。
振動板の振動がこれによって、他の部品(または元の振動板)に出てきた振動を放出させます。
5000Hz以上の帯域を受け持ちます。
この周波数は、超高音域を受け持つのですが、
実際には高い音の楽器よりバスドラムやウッドベースの音の輪郭に影響あります。
低音楽器の存在感を受け持ちます。
ゴトウユニット SG-370BL+S-600

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本来は370TTであったモデルをベリリウムダイヤフラムに変更したタイプ
カタログに無いモデルです。
37mmの振動板、
1000Hzから5000Hzの帯域を受け持ちます。
ホーンはカットオフ600Hzの円形ストレートホーンです。
アルミ絞りのきれいなカーブを持つホーンです。
16同様にアルミスタンド使用してます。
3000Hzの上下の周波数は、音の定位の音です。
ここがステレオ感や楽器の遠近感を発します。
ユニット位置のセッティングはこのユニットが一番神経質です。
5ウエイのシステムでも雰囲気はこのユニットのみが鳴っている様に感じます。
ゴトウユニット SG-505+S-175

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ここは軍資金の関係でチタンダイヤフラムです。
555のショートスロートにしたBタイプホーン用のモデル
55mmの振動板、
200Hzから1000Hzの帯域を受け持ちます。
ホーンはカットオフ175Hzの円形ストレートホーンです。
アルミスロートに鉄板12角形のフレアーです。
このホーンからかなり巨大で長い形となります。
約80cm径で長さ約1.3m程となります。
100Hzから1000Hzの帯域周波数は、基音の密集地帯です。
この朝顔ホーンは中音基音の約70%を放射します。
この周波数が極めて音楽の音を決定づけますので、
スピーカーを組む場合には最高クオリティのユニットを使いたい部分です。
ダイヤトーン PW-125+コニカルウッドホーン

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三菱の有名なスピーカーシステムの2S-305に搭載させれてましたウーファー
30cm巨大なアルニコマグネットです。
現在ゴトウユニットの30cmウーファーの資金不足で
代打として使用してます。
裸の音圧96dBですのでまあまあのレベルです。
若干フレームが薄いのと、コーンのすり鉢が浅めな事除けばかなりの及第点。
コニカルウッドホーンは内寸約w110×h90です奥行は約90ですが
元々は38cmの為に作りましたので、30cm用に奥行25cmのスロート足しました。
コンパネは黄色塗装済の物採用し
砂利でデッドニングされてますので、たたいた感触はコンクリート1歩手前位の感じです。
60Hzから200Hzの帯域を受け持ちます。
マグネット部のロックは御影石です。
60Hzから200Hzの帯域周波数は、上記の中音基音の100から200Hzの
1オクターブ分が使われます。
ここの部分に本来はクロスオーバーを取りたくないのですが、
505と極力近い音色にするために38cmから30cmに切り替えました。
100Hz以下はここから本当の意味での低音となります。
カットオフを落とすためには巨大な開口部と長さが必要ですが、
妥協案としてカットオフ以下まで音が発生できるカーブを持たないコニカルカーブにしました。
コニカルホーンはその分高音特性があまり良くありませんが、
200Hz以上使わないのでさほど害はでません。
エミネンスデルタプロ 18A+コニカルウッドホーン

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オーディオマニアとしては聞きなれないブランドですがPA用のユニットです。
46cmウーファーです。
安価で小さいフェライトマグネットですが、
コーンは楽器用の為にオーバーストロークさせないために硬いエッジで支持されてます。
そのおかげでフロントホーンに取り付けには良好です。
ウッドホーンは1つの開口ですがユニットはステレオ結線されてます。
開口約w155cm×h約180cmですdはのど元まで約130cmです。
元々は60cmウーファーを入れてましたが、急きょプラン変更で46cm用に改造しました。
完成品を徐々に改造したのでつぎはぎだらけですが、
何とか音道とサイズを確保しました。
マグネットロックも一部御影石で無理やり絞めてます。
60Hz以下Hzの帯域周波数は、ほとんど音が発生しなくなります。
楽器としては大太鼓やパイプオルガンの音位でしょうか?
ここの音は止まっている時間の方が長いです。風圧のみ出てきます。
しかし不思議とここが音がしっかりすると、
高音の楽器まで音色が変わります、チャラチャラやザラザラ音が、
芯のある音色と変わります。
コンサートのステージから客席までの音到達時間まで表現しだします。
つまり1音には基音の後に倍音が発生しますので、
高い方に2倍4倍8倍の周波数にはねていきますが、
実際は低音倍音というのがあり
1/2や1/4や1/8と低い周波数にも微量ではありますがはねていきます。
この音を100Hz以上の高い周波数に音波の波面を混ざるため音色が変わるわけです。
ただし波長がとても長い周波数なので、
スピーカーより離れて聞いた方が効果が増してきます。
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妥協部分は多々ありますが、なんとかオールホーン化して
各ユニットが音色が似てきましたので
大きい音はもちろんですが、
これほどの大型システムでも小音量再生時もさほど問題なくなりました。
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