今まではアナログプレーヤーのこと沢山アップしてましたが、私個人としては実はCDの方がすきなのです。
アナログプレーヤーに比較して、セッティングもチューニングも容易だし、季節や気温などの環境にも影響されにくく、横着者には手軽で便利?というのもあるのですけどね。
ただ現実にはその自然な高音質を求めて、アナログレコードの方が好きな方がかなり多いのも事実です。
そこでアナログプレーヤー派の方でも結構いけるというCDプレーヤーをご紹介してみます。

これはCDプレーヤーではありません。
MUSICAL FIDELITY(ミュージカルフィデリティ)社の TUBALOG というDAコンバーターです。
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なにが特徴かといいますと、実はこのDACは真空管増幅なのです。
思った通りであったかい音色かもしだしますので、CDプレーヤに感じられる冷たい音質感がかなり緩和しますよ。
ただそこは真空管特有の癖があり、球が暖まってこないとショボショボな音です。

ケリー社のCD308T
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こちらは1体型CDプレーヤーですが、やはりコンバーター部は真空管式を採用しています。
ほかにもアナログPLに引けをとらない音色のCDプレーヤーメーカーは、スチューダー社やルボックス社、国産ではCECのベルトドライブCDプレーヤー等は、CDのゴツゴツ感もなくてとても人肌ぽい音色の様ですね。
ところがスチューダーA730等は結構高額で手に入らない方へ、CDプレーヤーチューニングのGOODアイテムもございます。

これは何でしょうか?ご存知ですか?
WE-GA50766<ライントランス>
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CDプレーヤーとプリアンプの中継にMCカートリッジの昇圧トランスみたいに入れるライントランスです。
写真は1つの例ですがウエスタンエレクトリック社のライントランスWE-GA50766を、CDライントランスに作りなおした物です。
ライントランスは、音楽信号の中継パーツが増えてしまい、また信号が直接道通することがなく遮断される部分でもあるため、忠実再生という方向性で見れば決して音が良くなる事は期待できそうにないのですが、これはこれで意外といい感じになるのです。
このあたりの発想はアナログラインの考え方と正反対ですね。
結果としてアナログプレーヤーまたはオープンテープデッキの独自の、幹太であったり、加えて枝分かれした軽い余韻の様なバランスに仕上がります。
CDプレーや独特のドライな音色が消されますので、アナログにチューニングされたスピーカーに相性が良い感じです。
またこのライントランスは非常に面白い品で、普通のマランツ社等のCDライントランスの様に1:1ではなく、
巻き線比がインとアウトが違ってます。
そのためゲインの変動があるので音が少し大きくなったり、逆につなぐと小さくなったりします。
つまり音の音色変化を
1ストレート接続(トランス入れない)
2音量上がる方接続
3音量下がる方接続
とそれぞれの音色を3種楽しめますので、CDプレーヤー2台増やしたのと同じ価値はありますね。
このトランス最近ではの当店人気No1のアイテムですよ。
他にもフィデリックス社でも、20kHz以上の超高域にのみあえてノイズを付加するという装置もあります。
これもデジタル特有の高域の伸びの詰まり間が解消し、アナログのように超高域が伸びやかに感じられ、全体の音の質感も大きく変わりますね。
アナログ派からはあまり歓迎されにくいCDプレーヤーですが、現実問題としてソースの入手が困難な場合、どうしてもCDプレーヤーで再生という事になります。
しかし工夫次第ではCDプレーヤーもまた、オーディオの楽しみを増やせる重要なアイテムですね。
このあたりは信号としてはデジタルでも、再生される音はアナログという所にまだまだ可能性があるのでしょう。
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