高級スピーカーといえばJBLと思いつく方も多いのではないでしょうか?
JBLといえば小型音楽再生プレーヤーのヘッドフォンなどの小物をはじめ、カーオーディオや家庭用ホームシアター、一般的なスピーカーシステムから超高級スピーカまで、一般向けから業務用まで様々な製品を出しています。
という事でJBLのイメージとして、やこれは説明不要なのかって言うほどの名機JBLのスタジオモニターシリーズです。
JBL4343
JBL4343WX
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おそらく日本で一番沢山売れたと言われるJBLスタジオモニタースピーカーの超ヒット作です。
聞いた話ではありますが、とある地方のオーディオショップさんが、年間100台(50人分)売ったと聞いた事がございます。
つまり1週間で1セット納品した計算であります。<すごいですねー>
JBL4343は4ウエイ構成で、
・38cm(2231A)
・25cm(2121)
・1インチドライバー(2420)
・ホーントゥイーター(2405)
と、各ユニットが全部名機で組み合わされているスピーカーシステムです。
内蔵のLCRネットワークによる各ユニットのクロス周波数は300+1.25k+9.5kとなります。
このシステムの一番感心した所としては、38cmユニットは分割振動が400Hz位なので、その難しい帯域を避けるようにクロスしているため、ウーファーの再生負担が少ない仕様が特徴です。
JBLの38cm(2231A)のユニットは、外観上からもわかるようにウーハーの振動版にコルゲーション(リング状の模様)を設けたタイプで、これは比較的振動板の等価質量が重めに設計されており、ウーハーのサイズに対して小型のキャビネット似いれてもかなり重い低音を響かせます。
そのためかなり繊細さや緻密さとは方向性が異なりますが、重低音を響かせた、そのパンチのあるごつい音にインパクトのあるスピーカーですね。
グレータイプと木目タイプ<WX>タイプがあり、磁気回路がオールアルニコのAタイプと、ウーハー、ミッドウーハーの2点がフェライトのBタイプありました。
その後ユニットの配置を変更した4344となり、皆さん憧れのブルーバッフルと木目のみとなり、25cmにミッドウーハーが出べそタイプののセンターキャップになりました。
このJBLのスタジオモニターシリーズのブルーバッフルとキャビネットの木目の組み合わせは、見た目的にもカッコが良いですね。

これは2ウエイタイプでJBL4331です。
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JBLの4343のようなミッドバス無くなり、その代わりにロングタイプのホーン使用して、クロスも少し高めの800Hzになります。
もっと古いモデルは、4320の品番でちょっとユニット位置が違うだけのようです。
またこれにメクラ板取って、ツイーターにJBLの2405を搭載させたのがJBL4333となります。
当時はスタジオモニターシリーズのキャビネットも売られていて、バッフル版のメクラ板を変えて、様々なユニットでシステムを組む事も可能でした。

JBL4311WX-A
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こちらはブックシェルフサイズですが、30センチウーハ-を使用したモニタースピーカーです。
外観はオールコーンタイプのユニットと、白いコーンウーファーが特徴です。
このスピーカーもやっぱり38cmモニターの系統と同じ音色で、小粒ながらごつい音を響かせ、小さいからといってもあなどれない重低音です。
これは聞いた話ですが、なんでツイーターが下なのかは、スタジオスピーカーはミキサー類の上にセットさせる場合あるため、耳の高さに高音近くするためらしいです。
その後超人気モデルの4312とモデルチェンジして、丁度4311の上下反対配置のモデルになりました。
セッティングなどは意外と融通の利くスピーカーですが、意外とそれに便乗してもっさりと鳴らしてしまう方も多いのも事実です。
でもこれチューニングすると結構面白い音が出るのです。
JBL社のスピーカーは大きく分けると2タイプあって、家庭用と業務用がラインナップとしてあり、ユニットは似てますが、外観の箱のルックスが全然違いました。
業務用といってもコンサートなどで使用するPAタイプ、スタジオでモニターするモニタースピーカーなどがあり、それぞれに使い易いデザインが施されています。
JBLといえば忘れてならないのがパラゴンですが、その外観はとてもスピーカーとは思えない観賞用の家具といえる美しい外観を持つのですが、残念ながら当店には在庫は無いのでご紹介できません。
と話が終わらなくなってしまいますので、JBLのスピーカーシステムについては今日はこの辺で・・・
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