ちなみにアルテックの熱狂的なコレクターたちは、別名<アルちゅう>というそうですよ。
元々アルテックはJBLと同じ会社で、ウエスタンエレクトリック社から発生したメーカーです。
JBLのモニター系の重い振動版と違い、振動系の軽いコーン紙をほとんどのモデルが採用されているため、非常に歯切れのよいスピード感溢れる明るい音色が特徴です。
また音の飛びがよいので、劇場や映画館などシアター用モデルが沢山でてました。
アルテックのスピーカーもあまりに機種が多いので写真+簡略説明とさせてください。
(ご質問ございましたらメールにてお願いします)

アルテックA5です/
アルテックA5はあまりにもバリエーションが豊富で、ホーンなどのユニットを組み方かえると2-300種くらいあるのではないでしょうか?
アルテックA5は基本的に38センチウーハー+1.5インチドライバー+ホーンの構成です。
そのためボイスオブシアターという名称が付いてます。
やはりアルテックのA5やA7などのこのシステムの特徴は、フロントロードホーンとバスレフを組み合わせたスピーカーBOXでしょうか。
中低域に張りが出るので明るめの音に聞こえるのですが、意外とローエンドの空気感というか、低域の表情が意外と良いのです。
量よりも質感にこだわる、この辺はJBLのスタジオモニター系の音色とは正反対のキャラクタ-ですね。
このボイスオブシアターシステムは私知る限りでは、A8.A7.A5(A6ってあるのでしょうか?)A4.A3.A2.A1があります。
A4からしたの番数は、もはやスピーカーシステムと呼べるのかどうか、もうプレハブ住宅並みにでっかいです。

アルテックバレンシア初期型
アルテック社のスピーカーシステムはスペインの名称が多いのです。
この形をそのまま大きいサイズにしたのが アルテックマグニフィセントです。
基本的にはアルテックのA7のユニット(416と1インチドライバー)を家庭用にデザインし直した物です。


アルテックモデル19(上) これもA7と同じユニットです。
アルテックモデル14(下) モデル19の小型タイプ。
文字クリックで詳細見られます
外観上箱の上下で分離して見えるのですが、じつは中では繋がっているなんちゃって別体箱です。


アルテック620A(上) アルテック6041(下)
文字クリックで詳細見られます
こちらはアルテック人気の同軸型2ウエイで、604シリーズが搭載しております。
6041は620にスーパーツイーターと38cmウーファーを追加したモデルで、トータル4ウエイ構成です。
ほかに希少ですが小型モデルも数機あります。

アルテックディグmk2 409同軸20cm

アルテック755メディナ 有名な20cmパンケーキユニットです。
文字クリックで詳細見られます

これは珍品で アルテックボレロです
25cm+ドロンコーン+ホーントゥイーターの組み合わせ。
通常アルテックはドロンコーン(パッシブラジエーター)はまず採用しないので・・・
JBLと同じアメリカのメーカーのスピーカーですが、その音色は対照的とさえ思える部分もあります。
もちろんJBLにはD130のようなフィックスドエッジの、振動版にコルゲーションの無い、比較的軽くてスピード感のあるユニットもありますが、これらはどちらかといえばPA向けのユニットです。
そのような意味ではシアターなどのPA用のアルテックと似ている部分でもあるのですが、でもだいぶ違いが感じられますね。
アルテックのユニットはスピード感や切れのよさを感じ、音色も明るめで、アコーステック楽器の音色の質感をよく伝えてくれる音色です。
と延々と続きそうなので、アルテックについてはいったんこの辺までで。。。。。
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