そこで今回はタンノイ社のご紹介です。
(イギリスのメーカーブランドですが、一時期アメリカタンノイという時代ありました)
タンノイのスピーカーはもちろん全部ではないのですが、デュアルコンセントリックの同軸タイプが特徴です。
大まかに分けると10インチ(25cm)12インチ(30cm)15インチ(38cm)の3サイズで、それぞれが同軸2ウエイ構成をかたくなに守って作られてきた歴史のあるブランドです。
よく色で名称がいわれますが、それはマグネットカバーの色の事でそれで年式が分かります。
1ブラック(アルニコ、フィックスドエッジ、試作レベルの個数しかないそうです)
2シルバー(アルニコ、フィックスドエッジ、これも試作レベルの個数しかないそうです)
3レッド(アルニコ、フィックスドエッジ、この辺りからちらちらと見ることあります)
4ゴールド前期(アルニコ、フィックスドエッジ)
5ゴールド後期(アルニコ、ゴムエッジ、次のHPDとそっくりです)
6HPD(アルニコ、ウレタンエッジ、コーン裏のリブ付き)
7HPDがフェライトになったモデル
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大型のGRFやオートグラフも紹介したいのですが、あいにく写真見つかりませんでしたので、15インチのレキュタンギュラー ヨークから

このほかにもコーナータイプがありました。(下記ランカスターも)

タンノイランカスター15のHPDタイプ

名機タンノイの3LZ(ゴールド10)です。
新エンブレムとなった

タンノイアーデンmk2
文字クリックで詳細見られます
一般的にタンノイ社のスピーカーは、音色が比較的しっとりしたウエット系という事もあり、そのような意味ではクラシック音楽ファンが圧倒的に多数です。
あるオーディオマニアの方は、タンノイの低音は、<コンサートホールの後部席の音そのものである>と言っておりました。
そういわれれば確かにそっくりです。
旧マーク時代のタンノイは、国産ボックスが沢山販売されていて、進公舎やユートピア社のボックスが沢山出回っておりますが、超マニアの方は、これこそがタンノイのミソとおっしゃいます。
解放的な環境にあるアメリカ製のスピーカーとはその音色が大きく違うのは、もしかしたら住宅の環境などの違いの影響もありそうですね。
もちろん国民性や歴史でも違うわけですから、そこに求める音の違いも大きく異なるのかもしれません。
たかだかスピーカーですが、こうしてみると音楽の表情も、また聴いて感じ取れる感情も、ずいぶんと違うものですね。
現在タンノイの上位機種であるウエストミンスターなど、フロントロードホーンとバックロードホーンという独特のキャビネットの構造で、また外観のその見た目の凄さやデザインのよさなど、英国トラディショナル家具といった感じですね。
これなどリビングに置いてあるだけで、一般人を卒倒させてしまうかもしれません。
スピーカーと一言で括ってしまえばそれまでですが、その表情もニュアンスも様々で、それだからオーディオが面白くて辞められない、というより抜け出せない方が多いのかも?
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