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オルトフォン カートリッジ

ちょっとアナログプレーヤーにブランクございましたが、今回はカートリッジ編をアップいたします。

カートリッジは大別しますとMC型とMM型ございます。(その他にも希少でございますが)


ご存知のようにカートリッジはレコード盤に刻まれた溝の上を針がトレースする事で、その振動を発電して電気信号に変換いたします。

その発電方法の違いとしてMC型とMM型という分別になるのですが、針のカンチレバー側にコイルを繋げてボディ側に磁石のMC型と、カンチレバー側に磁石でボディ側にコイルのMMとなります。


一般的にMM型の場合発電出力も大きく、MC型は発電出力が小さめです。


そのためアンプのフォノイコライザーに接続する場合、基本的にはMMが他の接続をメインにしたアンプが大半のため、MC型にはその出力を上げるために昇圧トランスかヘッドアンプを必要となります。

もちろんアンプ側にすでに内臓されている場合もございます。


よくレコード針の交換という話を聞いた事もあると思いますが、この針の交換の特色は、MC型の場合は本体丸ごと交換で、MM型の場合はカートリッジの先っぽだけ取り替えます。
(特例でサテンのMCは先だけ交換できます)

これはカートリッジの基本的な構造上のためで、針先がカートリッジ本体と分割できるMM型の方が経済的になりやすいのですが、本体と針先の分割という構造上、余計な振動や接点も増え易く、正確なレコード盤のトレース信号を増幅しにくい点があります。

そのためどうしても高音質のカートリッジにはMC型が多くなってしまいます。



ではMCの代表のオルトフォン社(デンマーク)の一番有名な針をご紹介いたします。

spua

SPU-A
文字クリックで詳細見られます

SPUシリーズの大きな特徴に一つに、カートリッジ本体と、通常カートリッジを取り付けるためのヘッドシェルが一体となったデザインです。

このもでるは正方形のヘッドシェルが特徴です。

若干コネクトから針先まで短いので、少し長いトーンアームに取り付けます。

またピンが下にあるために、下にもピンがかかるトーンアームのユニバーサルコネクターでないと取り付きません。


spug

SPU-G
文字クリックで詳細見られます

有名なかめのこたわし型シェルです。(カブトムシにも見えますね)

このシェル独自の共鳴が音質に影響を及ぼすからでしょうか、カートリッジ本体を別のシェルに交換しますと全然違う音色になります。

逆にオルトフォンMC20等このシェルに付けると不思議とSPUに似た音色になるといわれてます。


spuge

SPU-GE
文字クリックで詳細見られます

基本的にはSPU-Gと同じですが、Eが付くモデルは楕円の針タイプです。

少し年代違うものですが

spuge3

SPU-GE
文字クリックで詳細見られます



spuge
こんなのもございます。

このオルトフォンのSPUのシリーズは超ロングセラーでありまして、今までも輸入商社が何度もかわってます。

オーディオニックス時代
ハーマンインターナショナル時代
オルトフォンジャパン時代

これらはマニアの人は、上のマーク形状等で分かってらっしっゃるそうです。


又Gタイプの面白い機種にSPU-GTEなる物もございますが、これはヘッドシェル内に最初説明しましたMC昇圧トランスの小型の物が内臓されていて、プリアンプはMMにて接続いたします。

ほかにもモノバージョンのCG-25DやSPUモノというものありました。

超ハイグレード判でマイスターシリーズも出ておりました。

オルトフォンのSPU自体は基本設計年度も古い機種ですので、当時レコード盤の溝をきっちりとレースさせる目的で比較的高めの針圧の設計でした。

そのためヘッドシェルの構造と相まって、極太のごつい音色を奏でるのです。

その音が多くの人を魅了してきたのでしょうね。

そのためオルトフォンのSPUシリーズはいずれも高い人気で、一人のお客様で10本お持ちのかたは、ほんとにざらにいらっしゃいます。


近代のカートリッジは軽針圧で高剛性ボディーのものが多く、感度の高いトーンアームで再生させるものが多くございますが、そのような方向性とは異なる多少感度が鈍い古い時代のトーンアームなどに付けて、その独特の音楽の世界を楽しめるのもアナログオーディオの楽しみの一つですね。
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