MC昇圧トランスか、MCヘッドアンプか、
の2点の紹介いたしましたが、
アナログプレーヤー再生に、もっと究極の選択が必要なのは、ご存知でしょうか?
フォノイコライザー
というものはお分かりでしょうか?
まず、簡単に説明しますと、
プリアンプとは、一体何の仕事させているのでしょうか。
一つは、音量調整や、トーン回路、セレクター機能の、コントロール機能です。
もう一つの仕事は、
フォノイコライザーアンプの機能です。
MCカートリッジの場合・・・・
MCカートリッジ
トーンアーム
MC昇圧トランス
フォノイコライザーアンプ
コントロールアンプ(フラットアンプ)
パワーアンプ
スピーカー
と順に流れますが
青文字部がプリアンプです。
レコードの端子は、AUXやチューナーなどと違い、一度フォノイコを通過します。
もしAUXに入れてみて音出すと、音量が小さいだけでなく、高い周波数の音のみ出ます。
これがレコードの録音特徴でして、低音が音量小さく、高音は音量大きくの録音状態なのです。
RIAAカーブやコロムビアカーブとか沢山ありますが、
基本としては、再生時に低音の音量上げて、高音の音量下げますと、
フラットな周波数特性に戻します。
この機構がフォノイコライザーなのです。
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さて、このフォノイコですが、2種類ございます。
1・NF型(ネガティブフィードバック)
2・CR型(Cはコンデンサーで、Rは抵抗)
世間一般のフォノイコは99.9%はNFタイプなのです。
スーパーレコードコレクター様達も意外とCRイコライザーの事をご存知でない場合ほんとに多いです。
つまりレコード再生方法の半分しか、未体験な訳ですよ。
1・のNF型の別体タイプのイコライザー御紹介いたします。
E-03.jpg)
ラックス(LUX)E-03
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MC入力もできます。かなり大きいですが、それだけ電源が強化されているとなります。

オーディオ・アルケミー(AUDIO ALCHEMY)VITB
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割と小ぶりです。

オーディオクラフト PE-500
MCとMM対応です。

ヤマハ HA-5
安価でしたがチョット前に生産完了になりました。
こんどは、
2・のCR型の御紹介です。

EXプロ PE100SE
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EXプロ PE50
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EXプロの上記2機種はまだ、現役生産中の希少なCRフォノイコライザーです。

デンオン(デノン)PRA-2000初期
量産型では、多分これが唯一のCRプリアンプです。
ガレージメーカーさんですと、マックトン、三栄無線、ハルアンプ・・・等のブランドで出てました。
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どんなに高額の200万円のプリですらほぼ全部NF型です。
CR型は希少です。
NFタイプはフィードバックの量加減でイコライジングかける、本当のアンプ機構なので、
ノイズが出にくい、
綺麗なカーブ特性出せる事、
周波数特性がよい事
のメリットあります。
又、フィードバックにより、信号が何回もの電気素子にグルグル回って来ますので、
カートリッジや線材などの交換による影響がとても大きく感じます。
CR型はコンデンサーと抵抗でカーブ特性作りますので、
とてもシンプルな回路で作る事ができます。
メリットは、
ストレートな音色、
ケーブルや電気パーツ類に1回しか信号通らないので、主役パーツの長所が引き出し易いです。
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この2選択是非一度行ってみてくださればと思っております。
上記の写真の
EXプロ PE50
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店頭に常設してますので、聴き比べにいらしっゃって下さい。
ご近所の方でしたら、数日間だけなら、試聴貸し出しも可ですよ
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