<<間違っている>><<無知だなー>>と
つい声上げたくなるコメントも多々あるでしょうが、その辺はお許しください。
オーディオの勉強前にまず、
<<音楽信号>>
を知っておきましょう。
腕時計は外で時間を見る道具です。
同様にオーディオ機器は、音楽を家で聞くための道具です。
難しい知識は不要です。
オーディオは意外とローテクですので。
中学生の理科レベルで十分には足ります(私の頭の中は小学生なみですけど)
まず音楽を画像で表記してみます。

ちょっと小さいですが、これはユーチューブの動画になってますのでリンクしてご覧下さい。
目で見る音楽
目で見る音楽2
目で見る音楽3
目で見る音楽5
目で見る音楽6
目で見る音楽7
目で見る音楽8
目で見る音楽9
目で見る音楽10
これらはオシロスコープで映した音楽信号です。
大きい音と小さい音、高い音と低い音、大きくて高い音と小さくて低い音が同時に出るとき、これが音楽です。
ついでに各1波がゆるいカーブでなく、Vの字の様にギザギザなのです。
ですので、オーディオ機器全てにいえるグレードアップは、この急激な音量と周波数の変化に、瞬時に追従出来るのがひとつのテーマであります。
そのために
<<<大きい磁石を付けた
<<<容積の大きいボックスにした
<<<大型トランスを付けた
<<<太いコードに変えた
・・・・・・・・・・・
様々な手法でその解決を試みます。
全部の技術が音楽信号により近い動きさせる為にやりました!
といえませんと、なかなかグレードアップにならないと思ってます。
如何でしょうか?
皆さんのお宅の装置は十分追従できる再生が可能でしょうか?
もちろんこれらはオーディオの方向性の一つで、オシロの波形通りに音楽信号をを再生できたからといって、それらが必ずしも感動に結びつくとは限らないのがオーディオの難しさでもあります。
音楽信号は接点を通過するたびその質をどんどん落としていきますので、データー上では十分納得できてもなぜか感動が生まれないこともあります。
インピーダンスだけではスピーカーケーブルの音の違いを測定できないのと理屈は同じになります。
たしかにオシロ通りの波形では、音色も質感も測定は出来ません。
たとえば空気の色を感じるなんて表現にも対応しません。
ただこれもオーディオの判断基準のひとつであるのは間違いのないことです。
これだからオーディオにハマリ、抜け出せなく要因のひとつなのでしょう。
最終的にはいかに感動し感情を刺激する事が出来るのか?
現代科学の既存の技術では測定することさえ出来ない部分も多く、それゆえ誤解や偏見、既成概念や思い込みとなるのも事実です。
データーだけで見ればデジタルで表現できるオーディオの世界も、その枠には収まらない無限のアナログ領域が共存するため、難しくもありまた面白い部分でもあります。
でも視点を様々な所へ移し、データとして見える部分、感性として見える部分を十分わきまえて、ブランド名のイメージや評論家の書いたレポートばかりを鵜呑みにせず、自分流のオーディオを楽しみたいものですね。
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