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YAMAHAGT2000チューニング?

以前アナログプレーヤーのダイレクトドライブプレーヤー編で少しだけ紹介した、悪しき先輩の使用しているGT2000の画像を送っていただきました。

ということで、今回は悪しき先輩から送ってきてもらったYAMAHAGT2000の改造レポートを、悪しき先輩のコメントを基にご紹介いたします。


ところで悪しき先輩ですが、卒業後実家に戻りはしたものの、そこにオーディオ装置を構えるスペースはなく、数年間はバイクや車にうつつを抜かし誤魔化していたそうですが、やはり一度染み付いた泥は拭えず、実家に隣接するように小さなリスニングルームを設けたそうです。

ただご両親も亡くなり家の老朽化も進んでいたことから、今は実家を引き払い近所のアパートへ住んでいます。

そのため約一年前からオーディオ装置は解体されて仕舞われているそうです。


でもその情熱はまだ冷め切れない様子ですね。



と、余談が長くなりましたが、では早速悪しき先輩のGT2000を見てみましょう。


YAMAHA GT2000


たしかにYAMAHAのGT2000ですが、なんか少し雰囲気が違います。

大きなターンテーブルを覆うようなラバー製のターンテーブルシートは取り払われ、代わりに硬質アルマイト加工されたテーパーの付いたターンテーブルシートを載せています。

またスプリングが内蔵された純正の足も、金属と複合素材の積層の足に交換されているそうです。

悪しき先輩曰く「サルーンのフカフカの足なんて使えるか!」だそうです。



ヤマハGT2000ピュアストレートアーム


さてこのプレーや最大のポイントは、このピュアストレートアームではないでしょうか。

通常のS字アームはともかく、ストレートアームもお使いの方ならご存知のように、アームの付け根部分から伸びた先のカートリッジの取り付けに角度が付いています。

これはレコードの外周付近と内周付近でもレコードの溝に対してカートリッジに角度を付きにくくするためです。

しかしこのアームには角度が付いていません。

しかも通常のストレートアームよりも短くできています。

またアームの軸受け部分は最小限の接点を目指し、3点支持という構造を持つため、通常のアームのように内部リード線が軸受けの中を通すようなことができないため、アーム後半の外側へ線が飛び出しています。

また通常より短い設定の軌跡をレコード盤上で描くため、レコード盤の中心部のみで溝に対するカートリッジの角度が付かないのですが、外周側も内周側も、多少の角度のずれも生じます。

またそのようなアームの性質上、通常内周に引き込まれる力をキャンセルインサイドフォースキャンセラーもありません。

そのような意味ではこの構造上のアームはかなり特殊なのですが、この形式は元々江川三郎氏によって考案された、音質を追求する目的のアームでもあります。

ただそのような異端の形状から一般的ではなく、大手メーカーでは唯一YAMAHAだけが製品化したものなのです。


当時GT2000用には通常のストレートアームもオプションで用意されていて、ノーマルのS字アームよりも感度もよく高音質のアームでした。

しかしこのピュアストレートアームはさらに次元が違い、レコードに刻まれた情報がどれほど隠されていたのかを実感できる優れものです。

ただしその特殊形状ゆえネガが無いわけではなく、そのような意味では異端のアームと言えるでしょう。


と、通常ならばこのアームの選択だけでも異端極まりないのですが、悪しき先輩は更なる溝のピックアップを試み、掟破りの改造を施してしまったのです。



GT2000+シェルター501

ご覧のようにアームにはシェルターのMCカートリッジが取り付けられているのですが、実は純正のアームの場合、カートリッジとヘッドシェルの付け根部分はリード線が受け持ち、その後アーム内部を低抵抗の太いOFC線が受け持ち、アーム内の信号を外へ出すためにアームの動きを制限しないように細い線が使われ、プレーヤー後端で通常の同軸ケーブルへと繋ぎ代えられています。


これはカートリッジ端子からアンプの端子までのトータルインピーダンスの低減と、そのアームの使い勝手をメーカー側が考慮した結果です。

しかしレコードの溝にどのような情報が隠されているのかを追及する悪しき先輩は、アーム内部リード線を用いて、カートリッジからアンプの端子までを一本のアーム内部配線のみで行い、完全無接点無変換にしてしまったのです。

これはどう見ても内部抵抗増大でよろしくないかと思いきや、予想をはるかに超える情報量の多さを引き出せるのです。

つまり抵抗ではなく接点が、情報欠落に大きな影響を与えていたのです。


GT2000ピュアストレートアーム

ヤマハGT2000


悪しき先輩が使っていたプリアンプとパワーアンプは、フィデリックスというメーカーのアンプでしたが、このプリも極力余計な回路や接点を排除したとてもシンプルなアンプで、しかもフォノイコライザーをMCカートリッジ専用にして、ヘッドアンプやMCトランスという接点を増やす要素を無くしたものでした。

そうなるとたしかにレコードも溝に隠されていた様々な音が聞こえてくるわけで、レコーディングスタジオの音へと近づく感じになってきます。

しかしそれゆえミキシングの癖や録音状態の質まで露呈し、ダイレクトカッティングのようなアナログ版ならその恩恵は受けても、一般的なアイドル歌手の録音など、原音の面影さえ感じさせることのないミキシング音の塊となってしまいます。

もちろんカートリッジの音質もストレートに出るのですが、味わい深い個性の強いカートリッジはその個性の強さがより目立ち易く、必ずしも万能と言えるわけでもないのです。


ただレコードに刻まれた情報量というのは、考えているよりも多く潜んでいるようです。



さてこの悪しき先輩はこんな風に改造してしまい、もはや簡単に純正への復帰も出来そうにありません。

もちろんこの製品を使い倒すというのであればいいのですが、たとえば将来的にグレードアップを考えながらオーディオを楽しみたいという方には、下取りなどを考えればこのような極端な改造はお勧めできません。


悪しき先輩はどうも吊るしの製品では満足できない性分なのでしょう。


バイクや車もかなりいじっていましたね。


このような使い倒しと言う世界も、ある意味ハイエンドオーディオの世界なのかもしれません。


また近いうちに悪しき先輩のも含めて、アナログプレーヤーのセッティングなどについてもお話したいと思います。
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