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簡易ネットワークの作成

時々こんなコメント頂きます。

<スピーカーネットワーク自作は私には無理です>

どうもハードルが高い物と思われているようです。


いえいえそんなことございません。

6dBの簡易ネットワークであれば、豆電球と乾電池の配線ができれば誰でもできます。

部品調達はともかく配線はあっという間です。

たとえばウーハーなどの高域の信号のみをカットするハイカット(ローパスフィルター)は、コイルを直列に+端子に入れるだけです。

nw1.jpg

たったこれだけです。

配線はこのままアンプの+-に行くだけです。


ローカット(ハイパスフィルター)はコンデンサーをコイル同様に+に直列つなぎします。

nw3.jpg

たったこれだけです。

悩んで損しましたってレベルです。


ただしこの時注意しなければならないのが、ユニットを裸で鳴らすとき、ウーハーなどならそのまま線を繋いでも問題ありませんが、画像のような高音域用のツイーターなどは、絶対に裸で線を繋いで鳴らさないでください。


画像にあるように、ある程度の(計算早見表などをご参考に数kHzに合う値)値のコンデンサを直列に入れてください。

下手をすると高額なユニットを一発で壊してしまいかねないので、これだけは十分注意してくださいね。


それぞれのコイル値とコンデンサー値は計算して算出して近い値の物選べば可能です。

その式と換算表は当店HPに入っておりますのでご参照ください。
スピーカーネットワークの作り方

文字クリックで詳細見られます


8オームユニットの場合1KHzクロスは 1.2mHコイル 20マイクロのコンデンサーです。

それで繋いでみて実際聴いてみてください。

問題なければそのままでいいですが、たいていは高音ユニットの方が大きい音になりますので、この場合はコンデンサー値のみ小さくして上ユニットのクロス周波数ポイントを上げてしまいます。

すると減衰が早まり、音圧を下げたような効果があります。

もちろんそれでも音圧がそろわないときは、アッテネータで音量を絞ります。

nw4.jpg

こうなると少々複雑なので難しくなりますが、さほど難易度ありません。


さてパーツそのものですが、意外と手短に存在します。

ジャンクのスピーカーをリサイクルショップで見つけて来て抜き取ればよいわけです。

コンデンサーは並列で足し算の値です
<1マイクロと3マイクロ足すと4マイクロ作れます>

コイルはこれができませんので、その値が見つかるまで探してください。


おおよそ各数値決定しましたら、通販等で良質のコイルとコンデンサー購入すればよい訳です。

たとえば秋葉原のコイズミ無線さんなら簡単に手に入りますよ


もちろん計算上の値はあくまでも暫定的ですので、数種類の値のコイルやコンデンサを用意できれば、その音の傾向が掴み易くもなります。


もちろん本格的なネットワークを組もうと思えば12dbカットのように並列にもコンデンサやコイルが入り複雑になりますが、これさえアンプの回路などに比べたら非常に単純な回路なのです。


でもそこが面白い所で、こんなシンプルで単純な回路でしかないのですが、同じ値のコンデンサやコイルでも、そのパーツは様々な音の傾向を持つものがありますので、そのような中からお気に入りのパーツを探すのもまた楽しいものです。


はじめは難しく考えず、シンプルな結線のみで試してみてください。



でもほんのわずかな違いで音が変わることを知ると、これもまたオーディオの楽しさの一つですよね。


メーカー製のバランスが取れた音質は、コストと音質を加味したある意味究極の選択の賜物ですが、それがいかに妥協の賜物であるのかを認識する事も珍しくありません。


ただまとまっているシステムをチューンナップすることは、ある意味バランスを崩す危険性もあることは十分ありえます。


しかしその先に見えてくる音の世界を知る事も、オーディオを辞められなくなる原因なのかもしれません。
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